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『ハクソー・リッジ』 (2016/オーストラリア、アメリカ)

   ↑  2017/08/08 (火)  カテゴリー: シリアス、社会派





Hacksaw Ridge [Blu-ray]


●原題:HACKSAW RIDGE
●監督:メル・ギブソン
●出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング、ヴィンス・ヴォーン、ルーク・ペグラー、ニコ・コルテス、ゴラン・D・クルート、リチャード・ロクスバーグ、リチャード・パイロス、ライアン・コア、ロバート・モーガン 他
●アメリカの田舎町で育ったデズモンド・ドスは、看護師のドロシーと恋に落ちるも、激化する第2次世界大戦に心を痛め、衛生兵になるべく陸軍に志願する。しかし基地での訓練で銃に触れることを拒絶し、上官や他の兵士たちから執拗ないやがらせを受けるようになる。それでも決して信念を曲げないデズモンド。とうとう軍法会議にかけられてしまうが、ついには彼の主張が認められ、晴れて衛生兵として戦場に立つことを許可される。こうして日本軍との激戦の地、沖縄の前田高地、通称ハクソー・リッジ(のこぎり崖)へと赴くデズモンドだったが・・・。





や~、一度目に観た時は、そりゃもうモヤモヤしましてねぇ!


真珠湾攻撃にショックを受けた主人公デズモンド・ドスが「僕だって男だ!戦場へ行って役に立ちたい!衛生兵として仲間を助けるんだ!」と入隊するのだけれど、配属されたところが(よりによって)ライフル部隊だったにもかかわらず「信仰があるから銃は持ちません!練習もしません!人殺しはしません!」と主張しまくるわけです。

「え、じゃお前何のために戦争に行くわけ?」と部隊の仲間や上司から非難轟々大ブーイングの中、なんとか「衛生兵」となって、激戦地沖縄の前田高地(ハクソー・リッジ)での戦闘に加わることに。目の前で肉片が飛び交う壮絶な白兵戦の中、ドスは武器を一つも携帯せずになんと75名ほどの兵士を救出(その中には日本兵も)し、「良心的兵役拒否者」としてアメリカ史上初めての名誉勲章が授与されることになる・・・・・なんて、一体どういう人なんだ??




うーん。「銃は持ちません」「戦争には参加したいけれど、人を殺したくありません」という主人公の主張は、結局自分が敵兵日本軍に銃口を向けられた時に仲間の"援護"で助けられるわけで、それって"自らの手は汚さずに他人に殺しをさせている"という点で同罪だと思うんだけどなぁ、とか、「他の人は殺しをやって、私は助けます」と葛藤や躊躇なく言えるところにビックリするんだけどなぁ、とか、宗教云々以前の問題として「集団行動の中で我儘を言って和を乱してはいけません」的な日本人の私にとって、同僚たちに迷惑かけまくりのゴーイングマイウェイの主張・行動にはビックリさせらるんだよなぁ、とか。

こういった疑問や消化できない部分がジャンジャン出てくるんですよ。
どうしてそうなる?なんでそう思う?どうやったらそんな行動ができるんだ!?と。




が、二度目にもう一度この物語を辿った時に気づいたのが、『ハクソー・リッジ』という映画は"戦争映画"などではなくて、"信仰心"というものを強烈に描いた映画だったのだなぁと気が付きました。

「皆は殺すけれど、僕は救いたい」という、普通ではとても考えられないこの狂気と純粋さ。 「こんなに人を助けたデズモンド・ドスはアメリカの英雄なんだよ!」といった単純なヒーロー物語でもなく、「沖縄での高田高地での戦いは凄惨極まりない酷いものだったんだよ、戦争はよくないよ!」という反戦映画でもないのです(それを期待してもいけない)。







聖書主義に立つキリスト教・プロテスタントの【セブンスデー・アドベンチスト教会】(Seventh-day Adventist Church)
この宗派の教区で育ったデズモント・ドスが、「汝殺すことなかれ」の教えを信じて信じて信じて信じて信念を突き通してとった行動が「武器は持たない。人殺しはしない(キッパリ!)」だったわけです。

だから、私がいくら「ドスの考え方ってモヤモヤするわー」と疑問を持ったって何の意味もないんですね。だってそれが彼の信仰心なのですから。ドスの核となる信念であり、確信を持った生き方。この辺、メル・ギブソン監督、有無を言わせません。



同じキリスト教の中でも、教えや主義・信仰形態などが異なるという理由から厳しく区別・非難され、保守系キリスト教徒からも異端扱いされてきたセブンスデー・アドベンチスト教会。軍隊の中でのドスもほとんど常軌を逸した人物として、ずっと周囲の人々に非難されていました。が、そんな彼の行動は、本来なら戦場に置き去りにされ失われていく運命だったはずの人々の命を救い、一転してそれは前代未聞の偉業として讃えられる存在となったのです。


つまり、カトリック教徒(しかも超保守的な伝統主義)というバックボーンを持ち、戦争や暴力の中に、ある種の人間が持つ"信仰心"というものを常に描いてきたメル・ギブソンにとっては、ドスの行為を宗教的な「奇蹟」として捉え、戦場における「英雄」と同じものとして描きたかったのだろうなと感じました。


ドスは繊細でピュアな人間なのだと思います。
神の御心に従い、神の教えに忠実な彼の姿を見て、そのベクトルが「人を救うこと」にあることにホッとします。赦されること、見守られていること、共に分かち合うこと。宗教や信仰を持つということは、ドスのように強い人間を時に生み出すのかもしれません。その"強さ"が逆のベクトルとなる狂気にも似た怖さも、勿論ありますが。


ムスリムやカトリックの友人らが心の底から神様という存在を信じている・・・・そんな面を垣間見た時に感じる「私にはきっと永遠に入り込めない領域」つまり、彼らの"信仰心"に触れた時と同じような気持ちに、この映画はさせるのです。複雑な思い、ではありますね。







そうそう。
宗教云々は置いておいて『ハクソー・リッジ』を観てどうしても書きたかったこと!

Hacksaw-Ridge05.jpg
「お前はいつ死んだんだ?妖怪か!」とか「お前は先住民だな!」とか、新人たちを鍛えまくる第77歩兵師団のハウエル鬼軍曹。演じたヴィンス・ヴォーン、味があってよかったですねぇ。入隊当初こそドスを罵倒しまくって追い出しにかかろうとまでするわけですが、次第にドスの理解者として彼をバックアップしてくれるように。その大きな存在感が大好きでした。

ドスと同じ隊に所属する仲間たちのキャラも立ちまくりで、あまり知らないオーストラリア出身の俳優が多かったのですが、特に"グール(妖怪)"役を演じたゴラン・D・クルート(Goran D. Kleut)なんてもう「アダムスファミリーの再来か!?」って小躍りしたくなるくらい。素敵な俳優陣の発見が嬉しい作品でもありました。







て。

※これ以降は、映画『ハクソー・リッジ』のラストに触れる部分があります。
未見の方や、今後鑑賞予定の方はご注意ください。


  ↓      ↓      ↓



では最後に、ライターでノベライザーの相田冬二さんが『ハクソ-・リッジ』のプログラムに寄稿された「歴史を見つめ、伝説を語る映画作家・メル・ギブソン」の中で心に残るものがありましたので、ここで一部分を引用させていただきたく思います。

デズモンド少年は、弟をレンガで殴ってしまい、このトラウマが武器を放棄する契機にもなるが、彼が初めて人を救う歓びを知るエピソードで、レンガは車を持ち上げる道具となる。また、弟をレンガで倒した直後、デズモンドの父トムはベルトで息子を鞭打とうとするが、そのベルトは、前述したエピソードで傷ついた者を止血する役割を果たす。誰かの生命を奪ったり、痛めつけたりするかもしれないレンガやベルトが、同時に、人間を救う可能性を秘めていること。
発行権者:(株)キノフィルムズ 2017年6月24日


そう!これを読んだ時、私の心にはあるシーンが焼き付いていることを思い出しました。
「決して武器は持たない」と主張していたドスが、ある瞬間に意を決してしてライフルを手にしたのです。人の命を奪うはずの物が、その時人の命を救うものになるとは。

そして、兵舎にいた時は安息日のトレーニングも拒否していたドスが、二度目のハクソー・リッジで「命を救いたい」という決意のもと安息日に再び戦場へと戻るシーン。

『沈黙 -サイレンス-』では、沈黙したままの神への問いかけの中で苦悩したアンドリュー・ガーフィールドが、『ハクソー・リッジ』のラスト、安息日にもかかわらず(神の御心としても捉えたのかもしれませんが)、一人の意思を持った人間として行動を起こしたことに心揺さぶられるものがありました。



日本人として、この作品に思うことも。
浦添市のホームページへのリンクもこちらに残しておきたく思います。

『ハクソー・リッジ』の公開によせて
『ハクソー・リッジ』の向こう側 〜沖縄戦の記憶〜
『ハクソー・リッジ』〜作品の舞台をご案内します〜



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  2017/08/08 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『プリデスティネーション』 (2014/オーストラリア)

   ↑  2015/11/27 (金)  カテゴリー: サスペンス、ミステリー




プリデスティネーション[Blu-ray]


●原題:PREDESTINATION
●監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ(ザ・スピエリッグ・ブラザーズ)
●出演:イーサン・ホーク、セーラ・スヌーク、ノア・テイラー、クリストファー・カービイ、クリス・ソマーズ 他
●SFの巨匠ロバート・A・ハインラインの短編『輪廻の蛇』を映画化したタイムパラドックス・サスペンス。凶悪犯罪を未然に食い止めるべく、過去に戻って犯罪者と対峙するエージェントだったが、神出鬼没の連続爆弾魔フィルズ・ボマーとの時を超えた因縁の対決にも終止符が打たれようとしていた。壮大なタイムトラベルの最中に次々と明らかになる信じがたい因果関係、そして彼が知ることになる自らの"宿命"とは・・・。





私の好きな【タイムトラベル】【タイムパラドックス】もの。

※今日はネタバレなしでいきます。
言葉で書いても、グルグルと回り続ける物語には追いつけないですからね。



"過去"に手を加えると"未来"に変化が生じて矛盾が生まれる「タイムパラドックス」を扱った映画といえば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ターミネーター』『バタフライ・エフェクト』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』、そうそう、夏に観た『シュタインズ・ゲート』などが思い浮かびますが、この『プリデスティネーション』ほど過去に手を加えまくっている物語は他に観たことがないかも!

プロデューサーのパディ・マクドナルドが説明する。
「観る人によって違う映画になるだろう。学術、哲学、神学の要素を取り入れ、それらにさらなる遊びを加えているからね。これまでにない語り口のタイムトラベル映画だ」。
※『プリデスティネーション』公式サイト







いやもう、とにかく映画の前半は、場末のバーに現われた青年がバーテンダーに自らの数奇な身の上を語って聞かせるというタイムトラベルに至るまでの助走が長いの長くないのっていやホント長いのね←でも後から考えると、この構成で合っているんだけど。。。

しかも、この作品は"映画慣れ"している人ほど、冒頭から違和感やらカラクリやらに色々と気づいてしまうかも。カメラワークや、ショット、俳優の使い方などに「あれ?」「これって・・・」「もしかしたら」「やっぱりね!」と。そういった"分かりやすさ"があからさま過ぎて、全体的にチープな雰囲気を漂わせている点は否めないんです。


、2度目に観て気が付いたんですよねー。
この『プリデスティネーション』という映画は、「タイムパラドックス」の構造そのものをクローズアップしているのではなく、そのカラクリを知った上で登場人物たちの立ち位置をもう一度再確認しつつ、彼ら/彼女らの行動が「自由意志」なのか?「運命」なのか?それを見極めていくのが一番の醍醐味なんじゃないかと。






映画の原題「Predestination」の意味は、運命予定説・宿命論
→「この世のすべての事は神の予定による」とする考えで→つまり「運命は生まれる前から既に決められていて、人間の努力では変えられない」というものです。

※因みに、これってキリスト教だけの考え方でなくて、よく考えたらイスラームの世界でも常日頃から何かと口にする「إن شاء الل」('in šā' allāh=インシャーアッラー)という言葉がそうなんだなーと思いました。「神の望みであるなら」という、個人の力ではどうにもならないことを運命に委ねている、という感じ。宗教や哲学のフィールドに入ると込み入ってくるので、ここはサラッといきましょう(笑)。




どんなに過去を改変しようと思っても、それすら既に宿命として定められていることなのか?
"それ"を決定付けているのは、本人の意思なのか?逃れられない運命なのか?


"All You Zombies―": Five Classic Stories by Robert A. Heinlein (English Edition)

輪廻の蛇 (ハヤカワ文庫SF)



ロバート・A・ハインラインの原作小説のタイトルは「All You Zombies—」。
ラスト間際に、映画の中でもこの「ゾンビ」という言葉が使われます。

"I know where I come from, but where did all you zombies come from?"

死者であるのにズルズルと地を這いずり回るゾンビ。
または運命に引き回され、生きることも死ぬこともできないでいるゾンビ。


この映画は、ぜひ2回観ることをオススメいたします。

一度目の時は"嫌悪感"もあって「まぁこんなものか」と思いましたが、二度目に観た時はなんだか切なくなってしまった。"愛する人"を想う限り、"彼"はメビウスの輪から抜け出すことはできないのかな・・・



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  2015/11/27 | Comment (0) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『キラーカーズ/パリを食べた車』 (1974/オーストラリア)

   ↑  2013/08/25 (日)  カテゴリー: サスペンス、ミステリー

キラーカーズ / パリを食べた車 [DVD]


●原題:THE CARS THAT ATE PARIS
●原案、脚本、監督:ピーター・ウィアー
●出演:テリー・カミレッリ、ジョン・メイロン、メリッサ・ジャファー、ケヴィン・マイルズ、リック・スカリー、マックス・ギリス、ダニー・アドコック、ケヴィン・グロスビー、クリス・ヘイウッド、ピーター・アームストロング、ジョー・バーロウ 他
●オーストラリアの片田舎にある小さな町“パリ”。この町を通過しようとしたアーサーと兄の車は突然事故に遭い、兄は死亡、重傷を負ったアーサーは市長の家に滞在することに。だが、この町は訪れる車を次から次へと事故に巻き込み、積んでいた品物を横取りして町民の生活が成り立っている、恐るべき閉鎖社会だった! おまけに住民と暴走族たちの関係は一触即発、ついに恐るべき抗争が町を炎に包み込む・・・!




この映画、映画欄であまりに何度も見かけるので遂に根負けして鑑賞してしまいました。ほんと聞きしに勝るヘンテコリンな映画でしたが、「オーストラリア時代のピーター・ウィアー監督ならさもありなん!!」とその辺りは妙に納得のいく作品でもありました。


えー、正直に言いますと、わたしゃこの映画を観るのに3日かかりました。だってね、途中で寝てしまうんですよ。主人公の男は終始ボソボソふにゃふにゃ喋っていて頼りないし、映画のテンポも"内容"の割にはのんびりムードで怖がらせる気もないようですし。ま、そこがかえって不気味にも思うんですが、とにかく何もかもがモタモタしていて段々気が遠くなっていくんですよ~。



「夜にも奇妙な」でよく見かけるような、閉鎖的な町に入り込んでしまった人間の恐怖を描くホラー系かな?と思っていたら、その町にはあまりにマッドマックスな暴走族が走り回り出し、ところがいきなり西部劇風に悪者がジャジャーン!と登場したかと思うと、奇妙なダンスパーティが始まって、うわーちょっともう勘弁してほしいんだけど!というところで、最後は皆さん一体何と闘っているんだ!?というナンダコリャ状態に。



でも何というか、ウィアー監督の"美学"のようなものが画面の端々からビシビシ感じられて、3日連続で眠りこけたとしても見逃せないような魅力があったんですよねぇ。先日、同監督作品の『刑事ジョン・ブック/目撃者』で見た、悪役の車が丘の向こうからずずいと登場するシーンはここで発見することができたし、『ピクニック at ハンギング・ロック』での妙に惹かれてしまう不気味さはここかしこにも。外部から隔離された閉鎖的な集団のお話、という点も共通している部分かも。

ウィアー監督のインタビューを読んでみたら、当時泥沼化していたベトナム戦争におけるアメリカで、年長者の価値観を拒否する若者たちの反抗に見る"世代間のギャップ"に触発されたと語っていました。なるほど~、市長が最後まで自分の価値観を押し通そうとする点、フラフラと人の言いなりだった主人公が自分の道へと歩み出していくラストなど、そういったところにはメッセージ性は感じられます。それに、まるで爽やかなCMのようにコークを飲む裕福そうな金髪碧眼の若いカップルが餌食になってしまうというなど、彼なりのブラックユーモアもあちこちに。強烈な登場人物たちのキャラクター像と同じくらいインパクトのある車の描写も、"アメリカの車社会"に対する皮肉なのかも。

"私は常々アメリカの真の宗教は「車」だと思ってきました。人々は自分の子供よりも車の方にお金をかけて気を配っているでしょう。(中略) 社会は人間よりも金属のモンスターたちに気をかけています。そんな気持ちが『パリを食べた車』の中にあります。"
DVD Savant Review :The Cars That Ate Paris & The Plumber  Reviewed by Glenn Erickson





2011年のものですが【シネマ・トゥデイ】のインタビュー記事が面白かったのでここにリンクさせていただきます。

  『刑事ジョン・ブック』『トゥルーマン・ショー』の名匠監督ピーター・ウィアー、名作が生まれるまでの道のり明かす【シネマトゥデイ】
『刑事ジョン・ブック』『トゥルーマン・ショー』の名匠監督ピーター・ウィアー、名作が生まれるまでの道のり明かす


ピーター・ウィアー監督作品
1970年代

キラーカーズ / パリを食べた車


ピクニック at ハンギング・ロック


ザ・ラスト・ウェーブ


ザ・プラマー / 恐怖の訪問者



1980年代

危険な年


刑事ジョン・ブック 目撃者


モスキート・コースト


いまを生きる



1990年代

グリーン・カード


フィアレス~恐怖の向こう側~


トゥルーマン・ショー



2000年代    2010年代

マスター・アンド・コマンダー [DVD]

ウェイバック -脱出6500km-



ウィアー監督のフィルモグラフィを見ていると面白いですね。ハリウッドに来てからはますます洗練されてきていますが、『マスター・アンド・コマンダー』を撮った時に、アーティストの部分よりもエンターテイナーであることに目覚めたというインタビュー記事をネットで目にしてちょっと笑いました。本当にそうだ(笑)!



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  2013/08/25 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

たった7分間の切なすぎるゾンビ映画 『CARGO』 (2013/オーストラリア) ※TROPFEST 2013 ファイナリスト作品

   ↑  2013/04/10 (水)  カテゴリー: サスペンス、ミステリー
トロップフェスト(Tropfest)】という、毎年シドニーとニューヨークで共同開催されている世界最大級のショートフィルム映画祭。2013年オーストラリアでの最終選考作品のひとつ「CARGO」が、今ネット上で話題になっています。

セリフもなく、たった7分間の映画です。

生まれて間もない可愛い我が子を残して自分がゾンビになってしまう。そんな絶望的状況の中、父親がとった思いがけないある行動とは!? ・・・もうウルウルきてしまいました。
※一応「ゾンビ映画」ですので、チラッとですが肉片などの描写が苦手な方はご注意ください。


●DIRECTOR: Ben Howling & Yolanda Ramke
●PRODUCER: Ben Howling, Yolanda Ramke, Marcus Newman & Daniel Foeldes


"ゾンビ映画"という世紀末的な世界観の中で見せる、幼い我が子を懸命に守り、未来を託そうとする命を懸けた親の愛情。なぜ父親は自分の手首を縛っているのか?それを感じた瞬間に、私は涙が止まらなくなってしまいました。

素晴らしい音楽。無駄のない短編映画ならではの表現力の充実さ。ハリウッドであればデニス・クエイドあたりが演じていても全く違和感のない、堅実で完璧な役者たちの演技。このショート・フィルムに心から引き込まれてしまいました。

莫大な製作費もセレブな俳優たちの出演もなく、長時間のSF大作でもないこのたった7分間の物語は、今多くの人々の心をとらえています。その理由を考えた時「映画とは何なのか?」という問いにもシンプルな答えが見つかるような気がするのです。






■トロップフェスト(Tropfest)とは?
もともとは、1993年に俳優で映画監督のジョン・ポルソンが友人らと楽しむ目的でシドニーにあるトロピカーナカフェで始めたのがきっかけだったのだそうです。初めはオーストラリア映画を対象にしていたそうですが、次第に映画ファンの人数も膨れ上がり、それに感動した彼はさらに大きな舞台でのフェスティバルを考えることに・・・。2006年にはニューヨークにも進出し、今では世界最大規模の短編映画祭となっています。

1、 7分以内の作品であること(エンドロール含む)
2、 公の場に初めて出す作品であること
3、 TSI(毎年Tropfestが提示するアイテム)を映像に入れること

Tropfestは現在、ニュージーランドやアラビア地域に加え、その他の地域でも開催されており、今後、中国や東南アジアの他、それ以外の地域でも開催される予定とのこと。

また国際映画界における多くの著名団体が支援を行っていることでもよく知られており、ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー、ラッセル・クロウ、ニコール・キッドマン、ジェフリー・ラッシュ、チャールズ・ランドルフやアンソニー・ラパーリアらがトロップフェスト・アメリカの公式大使を務めているそうです。

 Tropfest
公式サイトはコチラから:【トロップフェスト(Tropfest)】
※各国のTropfest映画祭へのリンクになっており、各地域でのこれまでのファイナリストや優勝者の作品も観ることができます。




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  2013/04/10 | Comment (3) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit
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