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『小さな泥棒たち』 (2009/ラトビア、オーストリア )

   ↑  2011/11/18 (金)  カテゴリー: コメディ
 
●原題:Mazie laupiītāji / Маленькие грабители / Little Robbers
●監督:アルマンズ・ズヴィルブリス
●出演:グスタフ・ヴィルソンス、ザーネ・レイマーネ、カール・マルコヴィックス,Artūrs Skrastiņš, Juris Žagars, Aija Dzērve, Imants Strads, Gunārs Placēns, Skaidrīte Putniņa 他
●5歳と7歳の幼い姉弟が、父親の失業により家族を新居から追い出してしまった銀行に仕返しをしようと「銀行強盗」を思いつく。ラトビアでテレビディレクターとしてのキャリアを積んだズヴィルブリス監督の長篇映画デビュー作。本国のみならず、世界中の児童映画祭で高い評価を得た。(シネフィルイマジカより一部抜粋)



当ブログ初登場。バルト三国の中から今日は「ラトビア映画」を。

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73分しかない何とも可愛らしいお話で、我が家のチビッコもほとんど一緒に観ていました。

牛やブタ、鶏などの家畜が緑豊かなラトビアの片田舎の美しい自然の中で行き交うシーンなど、本当にホノボノするような牧歌的雰囲気いっぱいなのですが、そこに「パパは失業。ローンが払えず銀行に家を押さえられた。意地悪した銀行に泥棒に入ってやる!」という"現実"に不敵な表情で立ち向かう五歳と七歳の姉弟が出てくるという設定が、ただのコドモ映画にしては哀しくも可笑しさいっぱいです。

悪役ボスの手下である男二人の行動もほとんど『ホーム・アローン』レベルの「マヌケな役立たずキャラ」であり、そのような部分は子供向け映画の基本でもあるので家族揃ってゆったり観られる映画でもあるのですが、今やラトビアだけでなく世界的な不況の中で、このような「オトナの視点」もちゃんと描かれているところが本当の「家族向け」映画とも言えるのかもしれません。

もともとこの映画はラトビアの【Studio F.O.R.M.A.】オーストリアの【MINI FILM】が共同制作し、他にもラトビア国立近代美術館フィルムセンター、オーストリア映画協会、ウィーン映画ファンドなどの協力のもとに出来上がった作品なのだそう(Filmas-Kino un TV / Recenzijas【Apollo】より)。どの国の人々にも共感してもらうことの出来る「ファミリー映画」として、ラトビア共和国という国境を越えて世界的映画市場に乗り出すことも狙いだったようです。確かにこの映画はラトビア国内だけでなく、ドイツ、ウクライナ、カナダ、ロシア、ポーランド、インドネシアといった世界各国の児童映画祭でノミネート、受賞、上映されていることからも・・・・・・というより、私自身がこのラトビア映画を「可愛いなぁ面白いなぁ」と日本に居ながらTVで観られたこと自体、この映画がいかにボーダーレスな成功を収めたのか一番よく分かりますよね!


また、銀行の支店長であり悪役でもあるカール・マルコヴィックスが、2007年ドイツ・オーストリア制作の『ヒトラーの贋札』に出ていたことを考えると、制作側のイタズラ心も見えるようで面白い配役だなぁと思いました。相変わらず"小賢しい感じ"が良かったです(笑)。



ラトビア語を耳にするのも初めてでしたが(↑このトレーラーは英語字幕)、初めて出会うラトビア映画という世界の新鮮さと、小学校低学年の時にワクワクして読んだような児童書を思い出す心地よさで、思いがけずホッとできる映画に出会えて幸せでした。

小さな泥棒たち@映画生活



・・・というわけで。
この映画は少し前に観たものなのですが、ここ一ヶ月くらい忙しかったことと、どうもハッキリしない体調が続くなぁと思っていたら、検査の結果、なんとマイコプラズマ肺炎に罹っていたことがわかりました。レビューもたまっていますが、体調をシッカリ整えなければ!風邪がずいぶん長引くなぁ・・・と思われる方、無理をせずにどうか検査をしてみてください。
季節柄、皆さんくれぐれもご自愛くださいね。





■この記事に関連する映画制作国、地域 : ラトビア映画 オーストリア映画 

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  2011/11/18 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit
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