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『誓いの休暇』 (1959/ソ連)

   ↑  2015/11/03 (火)  カテゴリー: ロマンス、ドラマ



誓いの休暇【デジタル完全復元盤】 [DVD]



●原題:БАЛЛАДА О СОЛДАТЕ/ BALLADA O SOLDATE / BALLAD OF A SOLDIER
●監督:グリゴーリ・チュフライ
●出演:ウラジミール・イワショフ、ジャンナ・プロホレンコ、アントニーナ・マクシーモア ニコライ・クリュチコフ 他
●ナチスがロシアに攻めこみ、戦争がもっとも苦しかった頃。19歳のアリョーシャは戦場で2台の敵戦車を炎上させた勲功により、6日間の休暇をもらった。アリョーシャの心は故郷へとはやるが、戦火の道中は一層長い。途中、空襲にあったり、妻のもとに復員する傷病兵を助けたりしているうちに休暇はまたたく間に過ぎ去っていく。そしてやっと乗り継いだ軍用貨物列車のなかで、アリョーシャは少女シューラと出会った。




先月、シネマヴェーラ渋谷で「映画は旅である ロード・ムーヴィーの世界」特集の一作品として、この『誓いの休暇』がリバイバル上映されました。行けなかったけれど、一度でいいからこの作品をスクリーンで観たかったなぁ。

最近コメントをいただいたので、ちょうど良い機会と思い再見してみましたが、本当にまたひとりで泣いてしまった。「反戦映画」とも言われるこの作品ですが、観終わった後は悲しみというよりももっと温かなものを感じて・・・今思い出してもまた泣けてしまいます。。。

それが初恋だと気づく間もないまま別れの時が迫るアリョーシャとシューラの出会いや、戦禍の中でも優しさや思いやりを忘れない人々。古い映画で傑作!と言われる作品だとどうしても腰が引けてくるものですが、この映画がどれほど多くの人々の心を惹きつけて止まなかったか、改めて胸に残りました。本当に、いい映画です。






※この記事は、2011年のレビュー記事を再見・加筆→再投稿したものです。

昔、映画館で観たことのあった父が「もう一度だけ観たいなぁ」と言っていたのを聞いて、DVDをプレゼントしたのがこの映画を観るきっかけでした。

きっと良い作品に違いない!と思ったので。




デジタルリマスター版のDVDには、監督が当時を振り返るインタビュー映像や、ソ連時代の1941年に赤の広場で行われた軍事パレードのドキュメント・フィルムも収録されているのですが、あわせてソ連史などの資料も見てみました。

制作当時の社会的背景や国家事情、歴史などを考えると染み込むように深い印象を残す映画に出会うことがあります。この『誓いの休暇』もそういった作品のひとつだなぁと思ったのです。この映画を思い返すたび、淡く美しい映像とともに、胸が締め付けられるような哀しくて切ない思いに駆られるのです。




『誓いの休暇』が制作されたのは、イデオロギーの対立から核戦争への恐怖で東西に緊張が走っていく戦後の時代でした。

アメリカと強硬対立していたソ連では、反体制的人物には粛清を行うような強力なプロパガンダのもと最高指導者(=独裁者)としてスターリンが国内を恐怖によって支配していました。芸術家たちにとっても非常に厳しい時代でした。

しかしスターリンが死去した1953年から始まって、フルシチョフの「スターリン批判演説」があった1956年以降は、東西関係のみならず、ソ連邦内でも緩やかながらも文化的緊張緩和がもたらされた【雪解けの時代】が到来するのです(それでもその後のアメリカ/ケネディ政権期においては、ベルリンの壁建設やキューバ危機など、再び冷戦の緊張感は最高レベルにまで達してしまうのですが) 。






『誓いの休暇』のグリゴーリ・チュフライ監督は、このような激動の時代において世界各国、数々の映画祭で高い評価を受けた作品を残した【ロシア映画界の巨匠】と言われる人物です。

ですが、それだけにソ連邦内で映画を作るということの苦しみや葛藤も並々ならぬものがあったことを、雑誌におけるインタビューなどからも強烈に窺い知ることができます。

■59年、監督がかってスターリングラードの戦場で構想を得たという19才の少年兵の淡い青春を描く「誓いの体暇」を撮り、カンヌ他 海外の多数の国際映画祭で受賞、国内でも主人公に表現された若いソビエト兵士の資質こそ新しいモラルと高い評価を受け、チュフライ監督の名は内外に知れ渡った。

61年には、独軍の捕虜となったもとソビエト兵士を暖かい共感のなかで描いたセルゲイ・ボングルチュク監督の「人間の運命」(59)のテーマをさらに深めたと言われる「晴れた空」を完成、スターリン体制下、故郷に生還したもと捕虜の兵士を襲った政治的・社会的差別を暴くと同時に、ここでもそうした試練にさらされた高遇で純粋な愛を描いて、モスクフ国際映画祭グランプリ他を受賞するが、人間としての社会的モラルにかかわるテーマを追究した「おじいさんとおばあさんが住んでいました」以降は、この監督もまた、いわゆる映画官僚との軋轢に悩まされ、それがその後の創作活動に影を落とすことになる。・・・[解説より]

■・・・「"ためになる良い映画"ばかりを作ってきた人々にとって、我々の作品は危険と映ったのです。芸術作品を絶対的に評価することがいかに危険であるかを私はこの時知りました。(中略)『誓いの休暇』が原因で私が党を除名された時、群集は一斉に私を踏みつけにかかりました」・・・[インタビューより]
※(株)日本海『グリゴーリー・チュフライの世界』より一部抜粋


この映画は、脚本の段階から党の芸術委員会から批判されるなど企画は難航し、許可が下りて撮影が始まってからも監督が入院するほどの大きな事故が起こったり、撮影再開後には委員会に承認された主演キャストの変更を監督の強い要望で決行したり、はたまた照明器具による事故が起こるなど・・・とにかく驚くほどありとあらゆる"災難"が頻発していました。

しかも作品完成後においては、党中央委員会から「反ソ的、反人民的で軍を批判している」とされ、チュフライ監督は党から除名されてしまいます。

もちろん映画も公開禁止となるのですが、どういうわけか1ヶ月後には委員会から許可が下りて(ソ連・各共和国の首都、大都市での公開が禁止という条件付き)農村部などで公開され、さらに再び委員会からの命令で今度はカンヌ映画祭へ出品、1960年の「ユース賞(海外作品)」「ベスト・セレクション」を獲得するという快挙を成し遂げることになるのです。






数奇な運命を辿った映画作品とも言えますが、このチュフライ監督が全身全霊を捧げた固い決意が成し遂げた結果でもありました。

しかし、それではなぜ監督は、あのソ連時代の自身の地位すらも危うくなるような環境の中、ここまでして『誓いの休暇』を作りたかったのでしょうか?何が監督をそこまで突き動かしたのでしょうか?


「この映画は、男女の出会いと別れを描いた幼稚なテーマだと委員会から批判された」と監督は述べていましたが、その底辺に流れているのは、戦争によって引き裂かれる親子や夫婦、恋人たちといった様々な人々に起こる悲劇と、そしてそれでも決して消えることのない優しさや強さでした。


「勲章を貰うよりも母親の元に帰って屋根を修理してあげたい」というまだ幼さの残るアリョーシャに対し、親子ほど年の離れた将軍は2日、4日では無理だろうと6日間の休暇を与えてくれました。軍事物資用の輸送車にコッソリと乗り込んだアリョーシャは、偶然乗り込んできた少女のシューラを守るため哨兵から追い出されそうになるのですが上官の中尉が事情を察して見逃してくれました。

また、配給で貴重だった石鹸を「家に残る妻にプレゼントしたい」と見知らぬ兵士に頼まれたアリョーシャは、シューラと共に道中寄るのですが、その奥さんに"裏切られた"ため避難所に暮らす兵士の父親に渡しに行くことにします。そこでアリョーシャはその父親に"優しい嘘"をついて、兵士の帰りを待つ人々を安堵させてあげるのです。

戦争に翻弄される人々との出会いの中で、アリョーシャは労を惜しまず人々に手を差し伸べ、また助けられながら故郷へと向かいます。

ささやかな幸せな時間をシューラと分かち合うアリョーシャでしたが、それが初恋だと気付く幸福を噛み締める時間もないまま、彼女との別れも迫っていきます。出会った人々のために多くの時間を費やしたアリョーシャには、故郷で母親と過ごすことのできる時間は僅かしかありませんでした。それでも彼は、それが生きている証だというかのように全力で母親の元へ走り続けるのです。






チュフライ監督は、この映画への思いをこのように述べていました。
「私の人生に関わるものだから、撮らなくてはならない。戦争中に亡くなった私の友人達に纏わる本当の話なのだから。彼らについて物語る映画を 撮る義務が私にはあるのだ」

「私にとって、この映画は現代のものだと私は言った。戦場で受けた私の傷はまだ完治していない。夫や子を失った女たちの涙は、まだ乾いていないのだ」
※DVD『誓いの休暇』当時を語る 監督グリゴリー・チュフライより




この映画に出てくるのは、戦争を経験した名もなき人々の姿そのものだったのでしょう。

本来なら瑞々しい青春を謳歌したり、家族と笑いあったり、赤ん坊を抱き締めたり、老いた親の背をさすり、その手を握って生きていたであろう人々です。

反政府的立場となる危険をも恐れず、委員会からの激しい抗議にも一歩も引くことなく、この映画の存在意義を固く信じたチュフライ監督がいたからこそ、反戦をテーマにロシア映画史上最も美しくヒューマニズムに溢れた映画といわれる作品――『誓いの休暇』がここに出来上がったのです。






天地が一転する自在なカメラワークや、走る人物のスピード感を画面いっぱいに捉える躍動感など技巧を凝らした各ショットは、今見ても素晴らしいものです(撮影中に何度も怪我人が出ただけあります・・・)。

また映画の構成においても、映画をいったん観終わった後にもう一度冒頭のシーンを見直すと、年老いた母親が見つめる先にある一本道と、カットが変わり若い頃の母親が見つめる先に"何が"あるものかわかった時には不覚にも涙がこぼれそうになりました。

やはり、多くの人の心の奥深いところにずっと刻まれていると言われる、本当に素晴らしい作品だと思います。私も、父がもう一度観たかったという気持ちがよくわかりました。このレビューを書いている今でも、アリョーシャの経験を通じて描き出された戦時下の悲しみだけでなく、彼の青春の柔らかく眩しい一時が心のどこかに焼きついて離れることがありません。






■追記
この映画の制作時代を思うと、外国映画のリメイクとはいえ『ニュースメーカーズ』のような、警察批判を表立って皮肉ることができるような時代がくるなんて、当時では考えられなかったことでしょう!


■続・追記
前ブログ掲載時に、ブログ【畑ニ居リマス・田舎暮らしPHOTO日記】様より畑のカエル様からいただいたコメントで、「ソ連映画「人間の運命」(1959年)・ソロコフとワーニャ」という記事をご紹介いただきました。←当記事は[旧ブログ]からの転載のため、以前いただいたコメントが消えております。旧ソ連の時代背景など大変参考になり勉強させていただきました。私にとっても大切な記事となりましたので、ここにリンクさせていただきます。



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  2015/11/03 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『懺悔』 (1984/ソ連)

   ↑  2013/12/15 (日)  カテゴリー: シリアス、社会派



懺悔 [ アフタンディル・マハラゼ ]


●原題:Repentance、მონანიება(Monanieba)、Покаяние(Pokayaniye)
●監督、脚本:テンギズ・アブラゼ
●出演:アフタンディル・マハラゼ、ゼイナブ・ボツヴァゼ、エディシェル・ギオルゴビアニ、ケテヴァン・アブラゼ 他
●物語の舞台はソビエト連邦時代のスターリンによる恐怖政治を思わせる、架空の国の独裁政権時代。偉人として誰からも尊敬されていた市長が死んだ。人々がその死を悼む中、まるで故人を冒涜するかのごとく毎夜、その墓が暴かれる。誰が?なぜ?遂に逮捕された犯人が法廷で口を開く。それは、狂気の独裁者に翻弄されたとある家族の物語であった・・・。監督は旧ソビエト連邦時代のジョージア(日本語の旧呼称:グルジア)共和国出身で映画界の巨匠、テンギズ・アブラゼ。1987年のカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。日本では2008年12月に劇場公開が実現。



【旧ソ連時代の映画】を観るのは、私なりにけっこう"勇気"のいることです。それはかの大国が辿ってきた激動の歴史に対して、自分の持つ知識があまりにちっぽけである"不安感"から来るものだったりします。正直やはりどこか構えてしまうんですよね。

でもこの映画に関しては、そういった歴史や政治うんぬんを言っているヒマはありませんでした。強烈な異彩を放つファンタジックな映像の連続を目の当たりにすることによって、そんな不安は吹き飛ばされ、「とにかくこの映画は観たい!!観るべきだー!」と強く思わせるものを直観的に感じたのです。どこどこの国の話、と限定することなく"ある国のこんな話"として寓話的に見せてくれていること、導入部分がサスペンスフルなことなど、一度観始めてしまえばグズグズと躊躇うことはありません。


いかにも偉大だったという人が亡くなり、その遺体が何者かによって何度も何度も掘り起こされて邸宅内に置かれるという異常な事態が起こる。犯人は捕まるが「なぜそのようなことを?」と問われる裁判で、被告が事件の経緯(歴史)を語り始める・・・。ここで30分。強烈な掴みなのです。




旧ソビエト連邦の厳格な検閲の下、グルジア共和国で製作された本作は、1984年12月に完成。86年10月、グルジアの首都トビリシでようやく公開された。観る者に1937年のスターリン書記長による大粛清を想起させる内容は、その時代を真正面から批判した映画として、全世界の注目を集めた。(中略)その社会的反響は1991年のソビエト連邦解体にもつながるペレストロイカ(改革)、グラスノスチ(情報公開)の象徴となった。
映画『懺悔』公式サイト イントロダクションより



ある国の、独裁政権下での恐怖政治による粛清。幸せだった家族に起こった悲劇。そして、それが"過去のこと"となった現代に起こる、もう一つの悲劇。そういった一連の出来事が幻想的な映像で紡ぎ出されることによって(これがまるで型破りなフェリーニ風なので尚一層)イマジネーションは刺激され、批判はより痛烈に、また登場人物たちの心の叫びが直接響いてくるかのように感じるのです。もちろん元になっているのはスターリン時代の恐怖政治ですが、決して口には出来なかった体制批判、そんな時代を真っ向から糾弾したのは、怒鳴り声で言葉を並べた演説などではなく、当時のアブラゼ監督による映像の力なのだと実感します。

父が、夫が、生きている証として刻んだであろう名前を探すために、切り出された"木"を材木置き場で必死に探し続ける母親や妻、幼い子どもたち。言葉はないのに、鬼気迫るとても忘れられないシーンでした。


旧ソ連が製作した摩訶不思議なSFコメディ映画。キテレツな砂漠の星へとワープさせられてしまった建築技師と学生が、何とか地球に戻ろうと悪戦苦闘するカルトSFの傑作!
『懺悔』とほぼ同じ1986年制作で、やはり同じジョージア出身の映画監督(ゲオルギー・ダネリア)による、この作品とはジャンルの異なる『不思議惑星キン・ザ・ザ』という【脱力系SFカルト映画】を思い出します。1985年のゴルバチョフ政権誕生をちょうど挟む形で世に出た2作品ですが、ペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)を実現させたという、強い影響力を持った映画作品としても両作品とも圧倒されるものがあります。




恐怖政治の張本人と言うべきヴァルラムと、思わぬところで過去の悲劇を突き付けられることになる息子アベルを強烈に演じ分けた俳優、アフタンディル・マハラゼ。彼の来日時のインタビューでこんな撮影秘話が語られていました。
アブラゼ監督が、脚本の段階でシュワルナゼ外相に相談したら、シュワルナゼが「是非ともこの映画を作るべきだ」と言い「この作品は、映画だと言わずにテレビドラマということで撮影しなさい」と助言をくれました。当時、モスクワ当局では、映画については脚本の段階でチェックされるのですが、テレビドラマは一切いらない。また映画が出来上がってからも、シュワルナゼのおかげで、ソビエト全土での公開へと至ったのです。
 ※エドゥアルド・シェワルナゼは、もとグルジア共産党第一書記
映画『懺悔』公式サイト「主演俳優アフタンディル・マハラゼ氏 来日インタビュー!」より



オーケストラ!【Blu-ray】



余談ですが、この『懺悔』がNHK BSプレミアムで放映された時に保存しておいたディスクに、フランス映画の『オーケストラ!』も一緒に録画していました。旧ソ連時代の反ユダヤ主義(この映画ではブレジネフ政権下のユダヤ人芸術家の迫害)が主軸となった笑いあり、涙ありの物語でした。図らずも、ソ連史を振り返る一枚となりました。






というわけで。
いよいよ年の瀬も押し迫ってまいりました。毎年この時期になると「あ~、まだあの映画upしてなかったよ・・・」とちょっと後悔も押し寄せてくる自分だったりします。それで駆け込み的ではありますが「今年中に書いておきたい!!」と下書きしてあった映画くらいは、今月のうちに出来る限り載せていきたいなぁと思います。ちょっとだけ頑張ろう!!(笑)




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  2013/12/15 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『ホワイトアウト フローズン・リベンジ』 (2010/ロシア、ドイツ、イギリス)

   ↑  2013/11/23 (土)  カテゴリー: サスペンス、ミステリー




ホワイトアウト フローズン・リベンジ [DVD]


●原題:PRYACHSYA(ПРЯЧЬСЯ!) / 英題:THE WEATHER STATION
●監督:ジョニー・オライリー
●出演:ピョートル・ロガチェフ、ウラジーミル・グーセフ、セルゲイ・ガルマッシュ、アレクセイ・グシュコフ、アントン・シャギン 他
●雪山に孤立する測候所で暮らす気象学者のイワノフとドロゾフ、そして雑用係のロマシュ。ある日、日が暮れるので泊めて欲しいと一組のカップルが測候所を訪れる。しかしその後、測候所から発信されたSOSを最後に、5人の姿はこつ然と消えてしまう。一体何が起き、5人は何処へ消えてしまったのか?事件を担当することとなった刑事のスラバは現場検証を進めるうち、いくつもの壁に描かれた木のような絵を見つけるのだった・・・。外部から遮断された建物、残された多くの謎。サスペンスの王道とも言われる"クローズド・サークル"で起きた事件を現在と過去を並行して描きながら紐解いて行くロシア発のサスペンス・スリラー。



日本未公開、2013年12月4日からセル&レンタル開始!ということで、Gyao!にて1週間だけの事前限定配信されたこの作品。「無料で観られた♪」という心理効果もあるかもしれませんが、それを差し引いたとしてもこのロシア映画、なかなか高得点。良質なサスペンスもので、久々に真剣になって映画を観てしまいました(いや、いつも真剣なつもりですが・・・)


いわゆるヒッチコックやアガサ・クリスティの作品を思い起こすような、周囲から閉ざされ孤立した環境。限られたごく僅かな登場人物たちの隠された過去、思惑、欲望、裏切り・・・・そして殺人。あ、さらにはUMAである"イエティ"も!?

時系列が何の前触れもなく突然行き来するので、最初はそれに少し混乱させられたものの、ひとたびそのスタイルに慣れてしまえば、二つの物語が並行して走りながらそれらが見事に近づいていく緊張感が非常に心地よかったですねぇ!シンプルだけれど、よく練られた構成で、思わずあのシーンでは「うわぁっ」と声が出てしまいました(笑)。たまにこんなオリジナルの面白さのある作品に出会えるので、映画ってホントやめられません。

ただ、ロシアのどこなのかはわかりませんが、意外と雪山生活をシャツ一枚でウロウロしていたりするので、"極寒体感満足度"はちょっと低いです。「もうだめだぁぁぁ」的な寒さをそれほど感じません。また、邦題にある「ホワイトアウト」もこれまた物語とはまったく関係がないので、織田裕二さんの映画とも違います(因みに原題の意味は「隠れろ!」)。


『オーケストラ!』


常に冷静沈着なベテランのアンドレイ刑事と「まるでホームズとワトソンみたいですね!」なんて嬉しそうに言っていた若い刑事スラバ。この二人、すごく好きでした。そうそう、この渋いアンドレイ刑事を演じるアレクセイ・グシュコフ(Aleksey Guskov)、絶対にどこかで見た顔だ!!と思っていたらフランス映画『オーケストラ!』のソ連時代のあの元天才指揮者だったとは。ものすごく安定感のある俳優さんで、いつも何か考え込んでいるような地味なお顔立ちではあるのですが、観るたびにその燻銀的存在感に惹き込まれてしまいます。因みに本作品のジョニー・オライリー監督(Johnny O'Reilly)はアイルランド出身でロシア語が堪能。現在はモスクワを拠点に活動している、ハリウッドも注目の映画監督さんです。




ラストを知ってしまった上で最初からもう一度観ても、その面白さは薄れることのない映画だと思います。私は2回目に観た時に「・・・◯◯は一体どうやって来たんだろう??」と、本当はちょっと疑問にも思ったのですが、えぇぇいそんなことはロシア人ならきっと分かるんだろう!!と、心を広く持ってシメといたしました。こんな風に、何の前情報もなくレビューを目にすることもなく突然飛び込みで観てみる映画体験って、ほんと楽しいものです。またこんな瞬間に出会いたいなぁ。



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  2013/11/23 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『ミッション・イン・モスクワ』 (2006/ロシア)

   ↑  2012/05/26 (土)  カテゴリー: アクション、パニック





ミッション・イン・モスクワ [ アンドレイ・メルズリキン ]


●原題:OBRATNYY OTSCHET/英題:MOSCOW MISSION
●監督:ヴァディム・シメリェフ
●出演:アンドレイ・メルズリキン、マクシム・スハノフ、レオニド・ヤルモルニク、オクサナ・アキンシナ、オレグ・シュテファンコ 他
●48時間後にモスクワで爆発が起きる、との言葉を残し、エージェントが殺されてしまう。特殊部隊では全組織を挙げてテロ阻止に乗り出すが、まるで手がかりが掴めない。そんな中、最近結成された変わり者ばかり5人による独立チームの活躍に望みが託されるが…。“48時間”というタイムリミットに向けてノンストップで突き進むロシア産サスペンス・アクション



ロシア発のアクション映画『ミッション・イン・モスクワ』!
テロを阻止するために集まったのは、リーダーのスタールシー、スピード狂の元特殊作戦隊員のマクス、コンピュータ・ハッカーのアンナ、心理学者のオリガ、盲目の爆弾処理員クロット。・・・と言っても、それぞれの個性を生かしたプロットがやや弱く、少しザンネン。


最初はただのニコラス・ケイジにしか見えなかったチャランポランのマクスは、よく見たら以前観た『ニュースメーカーズ』(2009/ロシア・スウェーデン)の男前アンドレイ・メルズリキンという役者さんでした。

それに、あまり腕の立つハッカーとも思えない可愛らしいアンナ役は、あの落込み映画の最高峰『リリア 4-ever』のリリアちゃんだった・・・!!それだけでもう、かなり激しく動揺した映画となりました(笑)。俳優ってスゴイ・・・






正直、ハリウッドのアクション映画の枠組みをそのまま当てはめて持ってきたようなストーリー展開なので"目新しさ"というのものはあまりなく、事件の大きさや深刻さの割には緊迫感も感じられません。が、激しいカーチェイスや大爆発などなくとも、地味な割に"見所"をうまく作ったその"一生懸命さ"に好感を持ちました

テンポの良い洗練された映画というわけではないけれど、最後まで観ているとチームメンバーに愛着がわいてきてしまいます。うーん、こうなってくると、このメンバーでの続編を観てみたくなるなぁ!もしTVドラマ版があったら、毎週観ている自分が想像できます。・・・あれ?わたし結構気に入っているのかな(笑)


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  2012/05/26 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『不思議惑星キン・ザ・ザ』 (1986/ソ連)

   ↑  2011/05/16 (月)  カテゴリー: SF、宇宙、怪獣
 【DVD】不思議惑星キン・ザ・ザ
●原題:Кин-дза-дза! / KIN-DZA-DZA!
●監督:ゲオルギー・ダネリア
●出演:スタニスラフ・リュブシン、エフゲニー・レオーノフ、ユーリー・ヤコヴレフ、レヴァン・ガブリアゼ 他
●時は冬のモスクワ。技師のマシコフは帰宅するなり、妻に買い物を頼まれ外出する。街頭で地方出らしいバイオリンを抱えた青年に「あそこに自分のことを異星人だと言う男がいる」と声を掛けられて、関わるのは面倒だから警察に連絡しようとするが、「裸足で寒そうだから」と言う青年に付き合って、結局その怪しい男と言葉を交してしまう。自称異星人はこの星の座標を尋ねるが、マシコフはそんな男の言葉は聞き入れず、手に持っていた“空間移動装置”を押してしまう。その瞬間、マシコフと青年は砂漠のド真ん中にワープしてしまった。しかたなく歩き出す2人のまえに釣鐘型の宇宙船が現れた・・・!ソ連全土で1520万人という驚異的な動員数を記録した感動のローテク脱力SF映画。




えぇぇぇぇぇー!というような展開が延々と続くため(135分ある)、まずは映画開始10分過ぎが最初の勝負所になります。ここで、ついていけないわ!と思った方は、気を確かにしてスッパリとご自分の人生を歩まれた方が宜しいかと思います。

が、ここで脱力笑いが漏れた方は、どうかどうか最後までお付き合いいただきたく思います。何といっても、この映画のラストは予想を超えた感動のドラマが待っており、私も思わず胸が熱くなって泣きそうになったほどでした。コレ二ハ ヤラレタナー!

旧ソ連時代。マシコフおじさんとバイオリン弾きのゲデバン君がテレポートで飛ばされた先のギンザザ星雲プリュク星。ここでの言葉は全て「クー!」。ゴメンネも「クー!」何でも「クー!」。でも「このバカタレ」とか「クソヤロー」などの罵倒語だけは「キューッ!!」。
どこがSF映画なのか分からないくらいユルユルにすっ呆けている感じが、どこまでも広がる不毛の大地―砂漠のよう。ここから長い長~い地球帰還までのお話が続いていきます。

「面白い映画だなー」なんて私もゆるゆるに観ていたのですが、後半、警察が出てくるあたりから「こ、これはもしかして・・・」という、ただならぬ雰囲気を感じ始めました。




そうなんです。【脱力系SFカルト映画】とも言われているようですが、実はゴルバチョフの登場とソ連崩壊直前の時代に作られたという点、これがこの映画に鋭いメッセージを強烈に残しており、ロシアで多くのファンを熱狂させたと言われる理由の1つとなっているようです。ただのウケ狙いのお遊び映画ではない、ということなんですね。

因みに社会主義時代のソ連の共和国であったジョージア(日本語での旧呼称:グルジア)が、この映画の製作国です。
監督は、やはりジョージア出身で、デビュー作『SERYOZHA』がカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でグランプリを受賞したという、ロシア映画界の大御所ゲオルギー・ダネリヤ。
とてもインテリジェンスな雰囲気の方で、2010年7月16日付のロシアの日刊新聞【Новые  Известия】の記事では「バラク・オバマが、『不思議惑星キンザザ』を繰り返し見ていたらしいよ(byオバマ大統領の異父妹の話)」なんていう面白いことも書いてありました。
(ただ、私は翻訳で見たので、ロシア語の知識に明るい方がいらっしゃいましたら今一度ご確認ください。)

全体的ににレトロな雰囲気でのんびりした感じが、やはり旧ソ連の共和国だったウズベキスタン映画、1992年の『UFO少年アブドラジャン』を、どことなく思わせます。





~厳しい検閲をすり抜けるための工夫があった~

ロシアの熱狂的な「キンザザ ファンサイト」なども幾つか覗いてみたのですが、やはりこの映画はロシア語やジョージア語とともに、ソ連時代の文化や社会的風潮などが分かっていれば、きっと面白さも100万倍だったな!!と強く感じました(劇中使用されるチャトル=パッツ語の言語由来は後述)。当時の厳しい検閲を通り抜けるための工夫があちらこちらに散りばめられているようなのです。

例えばですね『不思議惑星キン・ザ・ザ』の中では、ソ連時代の官僚主義による腐敗でどうしようもなかった警察批判なんかを堂々とやってのけています。上の画像のオジサンは、惑星プリュクの【エツィロップ】と呼ばれる警察官のような存在の人です。【Etsilopp】と発音表記しますが、実はこれは警察=【police】の逆さ文字なんですね。映画の中では、権力を振りかざす大威張りのエツィロップを、地球人である"マシコフおじさん"と"バイオリン弾きのゲデバン君"がコテンパンにやっつけるシーンが出てきます。まともな映画でしたら、検閲でアウト!でしょう。

この【エツィロップ】ですが、劇中、ゲデバン君が荷物に入れていた「酢」を取り上げて飲んでしまうというシーンがありました。実はここにもちょっと面白いエピソードがあるんです。

当初のシナリオでは、ゲデバン君が持っていたのは酢ではなくチャチャでした。「チャチャ」というのはジョージアでしか採れないブドウ品種サペラヴィ種やムツヴァネ種を使用したジョージア産ブランデーのこと。つまりお酒だったのですね。しかし、この映画のスクリプトが出来てから完成するまで5年は経っており、その間ロシアではブレジネフ→アンドロポフ→チェルネンコと書記長が変わり、遂にゴルバチョフの時代へと突入することになります。ゴルビーといえばペレストロイカ。ということで、1985年6月にゴルバチョフ書記長が「反アルコール・キャンペーン」の一環として節酒法を施行したため、映画の中で用いられていたチャチャの瓶も「酢」へ変更しなければならない事態となったわけです。

まさに、ソ連時代に作られた映画ならではの裏話ですね。





~現代社会や文明に対するパロディや風刺~

また、この映画では当時の社会や環境、資本主義世界に対する皮肉や風刺などが、"不条理ゆるゆるSFコメディ"の中にうまく組み込まれています。ここが面白い!

例えばこの惑星プリュクでは、ひどい人種差別がまかり通っています。彼らは一見したところ同じような人間に見えますが、【識別器】を当てることによって緑色だと【パッツ人】、オレンジ色だと【チャトル人】と区別されます。プリュクにおいて身分の低いパッツ人は【ツァーク】というチリンチリン鳴る鼻鈴を付けて、チャトル人を敬わなくてはなりません。マシコフおじさんたちも「お前ら何様だ!おまえたちはパッツだ!!」と勝手に決めつけられて無理やり鼻鈴を装着させられます。

また、この人種差別以外にも「ステテコの色」での厳しい階級制度があります。特に【赤ステテコ様】と【黄ステテコ様】はエライので「クー!」の挨拶も二度しなくてはなりません。この星の儀礼にこなれてきたおじさんたちが、ちゃちゃっと「クー!」が出来るようになるところなんか可笑しいやら悲しいやら・・・
※ロシアのwikiでは『不思議惑星ギンザザ』に関して面白いくらい項目が細分化されています。パンツの色の差別化という頁もあって、「カラー分化パンツ:比喩的な意味でカースト制度を表し、社会的地位の属性を強調するもの」という説明と共にパンツ分類表も記されています。ご興味ありましたら是非!!

他にも・・・
■階級が下の者は楽器を演奏する時にはカゴの中に入らなければならないという厳重な規則
■水は【ルツ】という燃料に変えるために掘り尽しており、枯渇して星全体が砂漠化している
■ソ連時代ではマッチ1箱60本入りが2カペイカという最も安い製品だったのに対して、この星では【カツェ】と呼ばれて超最高級品として扱われ、このカツェで物を買うことも出来るため皆欲しくて仕方がない・・・・・などなど

何となく観ていれば、本当におとぼけ演出でバカバカしいまでにおばか映像を繰り広げていく映画にしか見えないのですが、実はペレストロイカの波が来る、そして社会主義国ソ連が崩壊する直前だったという時期を考えると、まるで旧ソ連や資本主義国などを模倣した世界観を持たせたこの作品に対してちょっと鳥肌が立つような、恐ろしく時代に即した映画を作り出し、世に送り出すことが出来たものだなと思わず唸ってしまうものがあります。





~国家間の対立や民族問題をユーモアの中に包み込んだ『キン・ザ・ザ』~

ただこの映画は、これまで書いてきたような批判的側面だけで成り立っているわけではありません。どちらかといえば、未来への期待や展望、人間への希望といった温かくてユーモラスな視点が、この映画の愛される理由なのかもしれません。

マシコフおじさんとゲデバン君は、どんな危機が訪れようとも互いを決して見捨てることがありません。地球に戻ることのできる日まで、おじさんは勇猛誠実であり続け、ゲデバン君はおじさんを信じてどこまでも着いて行きます。行動を共にしていたパッツ人とチャトル人のオッサン宇宙人二人に対しても、彼らがどんなに信用できなくとも攻撃的になることなく、それどころか彼らを助けようと地球帰還へのチャンスをふいにしたりもするのです。

惑星プリュクを脱出して辿りつく【ハヌード星】は"目障りだから"という理由で攻撃され全滅してしまった過去があります。また【アルファ星】は、一見豊かで美しく全てを可能にしてくれる金髪碧眼たちが住む場所ですが、"目障りな他者"は不幸な存在だと威圧的な態度で断定し、"異世界の人間には去ってもらう"と神様気取りで排除していきます・・・

そうなんです。
実はこの辺りの設定も、ロシアとジョージアの歴史的対立や民族問題、さらにはアメリカを始めとする西側諸国との関係を象徴しているものなのですね。プリュク星における「チャトル人」は「パッツ人」への支配に手加減することはありません。彼らの関係はロシアとジョージアの対立構造とよく似ているのです。

ところが、「ロシア人」のマシコフおじさんと「ジョージア人」のゲデバン君は協力し合い、共に危機を乗り越えていきます。豊かなアルファ星に取り込まれることを拒否して自分たちで未来を切り開いていくことを決意した二人が行きつくラストは・・・彼らの【絆】を思い起こさせる、泣きたくなるほど愛おしいシーンでした。

人間には、まだ希望がある。献身的な心と思いやりがある。未来を諦めてはいけない。
あのラストシーンの二人を観ていると、この映画で描きたかったのはここなのではないかと思ってしまいます。・・・まぁ、確かに最後の最後までユルユルではあるんですけどね。ただ、作ろうと思って出来るユルさじゃないところが、本当にスゴイ映画です。





■↓この映画を観る時に便利な単語帳
【カツェ】     マッチ
【チャトル】    通貨。
【ツァーク】    低い身分であることを示す鼻に付ける小さな鈴。
【ペペラッツ】   宇宙船。釣鐘状をしておりプロペラのようなものを回して飛行する。
【グラビツァーパ】 ペペラッツを時空移動させるための加速器。モーター部品。
【ルツ】      ペペラッツに使われる燃料。水から作られる。
【エツィロップ】  権力者、警察官。
【エツィフ】    囚人を収容する小さな箱。
【キュー】     公言可能な罵声語。
【クー】      それ以外の全ての表現。
※「ペペラッツ(Pepelatz)」は、ジョージア語で"蝶"を意味する「პეპელა (pepela)」から。
※「エツィフ(Ecikh)」も、ジョージア語の"要塞"を意味する「ციხე (ts’ikhe)」に由来。
 (いずれも英語版wikipedia【Kin-dza-dza!】より抜粋)


■↓なぜか今風の音楽が付けられている新しいトレーラー。オリジナルのトボケタ雰囲気とほど遠いし・・・これじゃまるでカッコイイSF映画みたい(笑)



■このレビューを書くにあたって、ロシアのサイトを理解できる範囲で見たのですが「知恵袋」のような質問サイトでも「この映画のどこが面白いのですか?教えてください」という質問が本国でも出ていました(笑)。若い世代のロシア人には、やはり戸惑うような内容なのでしょうか。丁寧な解説付きの回答もある中「自分で考えろ!"キューッ"!」というマニアからの怒りの回答もあり、なかなか面白かったです。





というわけで。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
それではまたお会いしましょう!

    クゥー!!

※注:釣鐘型の宇宙船に乗ってやって来るこのお二人、太めのウエフを演じたエヴゲニー・レオノフとのっぽのビー役のユーリー・ヤコヴレフは、70年代に【人民芸術家】として表彰されたロシア演劇界の重鎮なのですって。ロシア文化は、その国土の如くキャラクターの幅もとてつもなく広いものですねぇ・・・・・



■この記事に関連する映画制作国、地域 : ロシア・旧ソ連映画 

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  2011/05/16 | Comment (0) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit
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