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『ファインディング・ドリー』 (2016/アメリカ)

   ↑  2016/09/16 (金)  カテゴリー: ドキュメンタリー、アニメ





●原題:FINDING DORY
●監督、脚本:アンドリュー・スタントン
●製作総指揮:ジョン・ラセター
●声の出演:ドリー(エレン・デジェネレス/室井滋)、ニモ(ヘイデン・ロレンス/菊地慶)、マーリン(アルバート・ブルックス/木梨憲武)、ハンク(エド・オニール/上川隆也)、デスティニー(ケイトリン・オルソン/中村アン)、ベイリー(タイ・バーレル/多田野曜平)、クラッシュ(アンドリュー・スタントン/小山力也)、シガーニー・ウィーヴァー(シガーニー・ウィーヴァー/八代亜紀)、ギル(ウィレム・デフォー) 他
●カクレクマノミのニモは故郷のグレート・バリア・リーフで、心配性の父マーリンと大親友のドリーと楽しい毎日を送っていた。そんなある日、何でもすぐに忘れてしまうドリーが、ひょんなことから幼い頃の記憶を取り戻す。それは離ればなれになってしまった家族との思い出。すぐに会いに行かなきゃと、いても立てもいられないドリー。わずかな手がかりを頼りにカリフォルニアの海へと旅立つのだったが・・・。





「ドリーは誰の目にもわかるような障害を持っています。しかし、彼女は発見するのです。自分の強さは、その独特な脳の中にあるということを。」
(アンガス・マクレーン監督)は言います。「そんな強さが見える人もいるでしょうし、隠れていて見えない人もいるでしょう。」
How 'Finding Dory' could change the conversation around disabilities
“Dory has an obvious disability, but she finds out what her strengths are in her particular brain," he says. "For some people, those strengths are visible and for some might be hidden."(co-director Angus MacLane)



ピクサーが"障がい"をモチーフに映画を作ったことに驚いた!しかも軽やかに!

うーん、なにしろ私も"人の親"というものになって今年でやっと8年ですが、それは障がいを抱える子どもと共に成長してきた8年でもあったりするわけなのです。

我が家の娘、チビハナさんは生まれながらに脳機能の発達に偏りがあるため、"独特"な記憶力を持つ発達障害を抱えています。そのため、時々ものすごくビックリさせられたり、或いは本人共々戸惑ってしまうこともあったりするのですが、本当にありがたいことに周囲の方々に恵まれて娘はスクスクと育ってくれています。
 
そんなチビハナさんと一緒に映画館で鑑賞。







この映画の主人公、ドリーはチビハナさんとは逆なのですが、やはり脳に記憶障がいを持っています。

短期間しか記憶が持続せず、何でも忘れてしまうんですね。チビハナさんのように偏りがあるものの事細かに覚えているのも脳にとっては大変な負担なのですが、逆に"覚えていられない"というのも非常に辛いでしょう・・・

だから、ドリーの両親の懸命な子育てを見ていたら過去の自分を見ているようで胸がギュっと締め付けられました。

ドリーの将来を思ってママがこっそりと泣いていたり、お友達とのコミュニケーションのための"訓練"を遊びの中で一生懸命行っているパパの姿。お魚さんのお話なのに、私、この辺りでもう泣きそうでした。





でもね、結局、親が心配して心配して心配して心配して、心配したりないくらい心が押し潰されるほど(勝手に)悩んでいても、実は子どもって自分でどんどん世界を切り開いていってしまんですよね。



障がいって本当に不思議なもので、それが得意分野だと「個性」になって、不得意なものだと「障がい」と言われる面があります。そして、その人自身の性格によって、周囲の人たちの捉え方も変わってきます。これは私が子育てをしている中でなんとなく感じていることなので、誰にでもあてはまるわけではないかもしれませんが・・・


ドリーは明るく朗らかで、楽しいことが大好き。
忘れてしまうことがあっても「あれ、ごめんね!」なんて言って笑い飛ばしてしまう。
困ったことや出来ないことがあったら「助けてください」と言える勇気がある(障がいを持つ子にとって、これが最初の訓練になります)。

普通、人が「できない」と思うことでも「やってみよう!」とチャレンジしていく強さがある。無謀とも言います。でも、他の人には想像もつかないような奇抜なアイディアを思いついたりもする。←で、これが驚愕のラストとなるわけですが(笑)。


だからこの映画では、ドリーの「障がい」は「個性」として活き活きと描かれているのではないかな、と思うのです。






他のキャラクターも考えてみたらみな同じ。
タコのハンクは足が7本しかなく、ニモは片方のヒレが生まれつき小さかったりします。


それに、この2頭だってそう!

弱視のためになかなか勇気を持てないジンベエザメのデスティニーと、エコロケーションという最高の能力を持っているのに「自分には出来ない」と思い込んでいるシロイルカのベイリー。でも2頭が一緒になれば、視野も世界もぐんと広がるのです。

1人だと困ってしまうこと、出来ないこと、苦手なことがあったとしても、それぞれのかけがえのない個性が集まれば想像を超える化学反応を起こす。X-MENだってそうだし、名探偵のモンクさんだってポワロさんだってそうでしょう(笑)。程度の差こそあれ、皆ちょっと人から見るとヘンテコなところがあるはず。

チビハナさんは、「ニモ」の時より「ドリー」の方が好きなんだそう。親しみがわくのかな。







因みに、ピクサーも「障がいあっても素敵!がんばれる!」なんてヤボなことは言わず、意地悪なアシカのフルーク&ラダーというキャラクターも登場させています。

ちょっとトボけたアシカくんが、この2頭に意地悪されて邪魔者扱いされているシーンが繰り返されるのですが、彼もなかなか根性がありますので3頭ひっくるめていいトリオなのかも。こういうことは実社会でもありますからね。

「お友達と順番!仲良くしようね!」的なことは、しまじろう先生に任せておけばよいでしょう。最後に勝つのは"強かさ"ですから(笑)。








↑コチラは同時上映された短篇『ひな鳥の冒険』。

浜辺に寄せる波、ひな鳥の柔らかな毛並み、なんという画の美しさ!
「かわいい子には旅をさせよ」と云いますが、こうやって子どもは大きな世界を知っていくのでしょうねぇ。親って難しいな。



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  2016/09/16 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『ぼくの好きな先生』 (2002/フランス)

   ↑  2016/03/12 (土)  カテゴリー: ドキュメンタリー、アニメ





Etre et avoir ぼくの好きな先生 [DVD]


●原題:Être et avoir / TO BE AND TO HAVE
●監督:ニコラ・フィリベール 
●出演:ロペス先生と、3歳~11歳の13人の子供たち。
●フランスの田舎にある小さな小学校に勤める、退職を控えた1人の教師と、そこに通う13人の生徒との心温まる交流を捉えたドキュメンタリー。先生と生徒達の生活と対話を、詩情豊かな美しい映像で綴っていく作品。




3月は「卒業」や「別れ」の切ない季節ですねぇ・・・

友人の引っ越しが決まったり、仕事の引き継ぎがあったり、5年間とてもお世話になった子どもの習い事が終わったりと、何と言うことのない平凡だった日常が線を引いたようにプッツリなくなってしまう心細さで、不安や寂しい思いが日増しに大きくなっていくのを感じる日々です。

でもね、4月になったら新生活の波に乗った忙しさで、そんな気持ちもパーッと吹き飛んでしまうのが私のパターンなんですけどね。だってまだまだ守りの姿勢には入りたくないわ!(笑)





今日の映画『ぼくの好きな先生』は、こんな別れの季節にピッタリかも。
とあるフランスの小さな村の子供たちと、もうすぐ教職を引退する先生の日々を追ったドキュメンタリー映画です。



実は私も娘が生まれるまで、小さな教室で幼稚園生から中学生までのこどもたちに算数や英語などを教えていたことがありました。

ちょうどこの映画と同じくらいの年頃の子どもたちです。

突然鼻に指を突っ込んで鼻血を出したり(笑)、授業中に眠い眠いと泣いてしまったり、昨日できなかったことが今日急にできるようになったり。パワフルでオープンで、予測もつかない言動や伸び伸びとした素直な反応の数々に、私も笑ったり驚かされたり考えさせられたり。懐かしい日々です。



『ぼくの好きな先生』には、見ていて頬は緩むのに、なぜか涙ぐんでしまうような温かさが溢れています。

それは、教師として年を重ね、時に厳しく包み込むような優しい眼差しのロペス先生と、そんな先生が大好きなキラキラの宝石のような子供たちとが奏でるリアルな時間が丁寧に切り取られているからかも。ナレーションはなく、ただそこにあるのは優しくも厳しい自然の風景と、先生と子どもたちの姿だけです。







人の記憶って本当に不思議なもので、雨の匂いとか、夕焼けの空の色とか、反射する窓の向こうに見えた景色とか「あ、これはあの時に・・・」って普段思いもしなかったことが急に蘇ったりします。

記憶は薄れ、淘汰され、日常に紛れていく中で、誰かの心にほんの少しの間だけでも留まれるだけでも凄いことなのに、その中には確実に記憶に刻まれ、残っていくものがあります。この映画を観ていて「あぁロペス先生の仕事って、きっとこういうことなんだろうな」と思いました。



子供たち一人一人に向けるロペス先生の包み込むような優しい眼差し。先生の姿を追う小さな瞳。皆が帰った後の空っぽの教室。子供どうしの小さなケンカ。子供たちが去った後に残る、最後の先生の姿。




こんな些細な日常の風景でも、完全に忘れ去られるのではなくて、きっと心のどこかに一端しまわれる。そして、一度焼き付けられた言葉や風景はどこにも消えずに、ふとした瞬間に思いがけず現れて、いつかその意味を理解できる時がくる。きっと一生。ずっと。そうやって人は形作られていくのかも。

ここに出てくる子供たちの未来が、どうか幸せなものでありますように。
良い先生に巡り会えるということは、一生の財産ですからね。








・・・・なぁーんていう感動的なところで終わらせないのが、このブログでして。
なんとこの映画には、鑑賞後のほんわか気分も一気に吹き飛ぶ衝撃の後日談が!

なんとロペス先生、この映画製作会社に対して25万€を請求する訴訟を起こし、しかも敗訴→控訴→棄却されていたのでした。
 Defeat for teacher who sued over film profits 【The Guardian/29 September 2004】
 Film's fallen hero fights on for his class 【The Guardian/3 October 2004】

ロペス先生の主張は以下の通り。

授業風景で描かれていた指導方法は教師の"知的財産"であり、またこのドキュメンタリーが教育目的に使用されるものだと言われていたため、全国(さらには海外まで)の映画館で公開されたりDVDでリリースされるとは知らされておらず、生徒たちのその後の生活にも悪い影響が出てストレスにさらされたこと。この映画が得た報酬は、「俳優」として自分にも配分されるべきであり、「共著者」としてクレジットされるべき。そしてこれは決してお金のためではなく、映画会社とプロデューサーたちに対して自分の権利を認識させるためなのだ、ということも。


さらにですよ、この映画にまつわる訴訟が他にもあるというのがスゴイ!
事案は,この映画において,小学生向けのフランス語読解の教則本である「Gafi le fantôme(幽霊のガフィ)」の複数のイラストが複製され,幾度にもわたって上映されたというものである。
  (中略)
イラストの著作者と,彼が所属する権利者団体のSAIF(49)が,映画製作会社に対し,複製権・上演権侵害を理由に,損害賠償を求めて提訴した。原告らは,イラストに着色(子供たちによる塗り絵)をしたことによる改変と氏名不表示の両方に基づいて,著作者人格権侵害も主張している。
出典:フランスにおける不文の著作権制限としての付随理論について
 獨協大学 准教授 長塚 真琴【「パテント」2012年1月号|日本弁理士会】


この映画は、2002年カンヌ国際映画祭で特別上映され大きな話題となり、本国フランスでは「ドキュメンタリー映画」としては異例の規模(全国約220館)で公開が決定され、オープニング3日間で16万人、その後は200万人を動員するという大ヒット・ロングランとなった作品なんですね。

世界各国で数々の映画賞を受賞し、称賛され、莫大なお金が動いていく中で、この小さな村で撮影された小さな物語は、いつの間にか色々な人たちの様々な思惑に巻き込まれていってしまったのかもしれませんね・・・



最後に、映画のパンフレットに掲載されていたロペス先生のインタビューを。
Q.定年退職を迎えた気分は?
「辛いですね。自分の体の一部をもぎ取られたような気持ちさえします。この映画の最後のシーンを観たとき、まるで私の教師人生の終焉を告げられたように感じらました。でもやれることはやり尽くしたんだと、新しいことを始めるには55歳というのは良い区切りだと自分に言い聞かせながら新しい生活に慣れようとしています。この映画のプロモーションで観客やメディアの人々と出会うことが、私の人生の移行の助けになっています。これでやっと自分のための時間が持てるようになったことですしね」

なんだか色々な意味で切ない映画ですわ・・・・



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  2016/03/12 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

Maroon5「Sugar」 の"サプライズ・ライブ"はガチなんですよ ※あら、大事な"追記"を忘れたわ

   ↑  2015/11/13 (金)  カテゴリー: ドキュメンタリー、アニメ
今年も残すところあと1ヶ月半。
ちょっと早いですが、今年1年を振り返ってみようかと。
ですが、まだ『007 スペクター』なんかも残っているので映画についてはまた後日・・・

今日は、今年最も印象的だったMVを2つ残しておこうと思います。






1つ目は、なんと言っても今年話題になった"結婚式ライブ"で皆をビックリさせてくれたマルーン5の「Sugar」。



マルーン5のメンバーがLAの一般の人たちの結婚式を回って、サプライズで現れては突然ライブを始める!という、ほぼドキュメンタリービデオ。

実は新郎側にだけ予め知らせてあったようですが、新婦側は絶叫、茫然、酸欠、狂喜乱舞に。だってそりゃそうですよ、 フロントマンのアダム・レヴィーンは米誌『People』の“最もセクシーな男”に選ばれたことのある人なんですもん。その人がタキシード姿で目の前に現れて「sugar 君なしじゃボクはいられないよ」なんてセクシービームを光らせて甘~い歌を歌うんですもん。(うーん、ま、米国人好みのこの魅力、私にはよくわからんが)

こんな素敵なウェディングシンガーが来てくれるなんて、出席者側も一生の思い出になったでしょうね。どの会場でも「オーマイガーッ!!!」なんて絶叫に次ぐ絶叫の嵐なんですが、出てくる皆が幸せそうな表情をしているのがホント印象的。







もう1つは、これはもうハリウッドの「アクション映画」に分類されていいと思うテイラー・スイフトの「Bad Blood」



ジェシカ・アルバ、カーラ・デルヴィーニュ、シンディ・クロフォード、セレーナ・ゴメスなどなど、「テイラー軍団」ともいわれるハリウッド女優や人気シンガー、モデルたちを総動員させた錚々たる顔ぶれにも驚きですが、思いっきりハリウッド映画そのもののアクションで確執を疑われるケイティ・ペリーを総攻撃している(らしい)ところがスゴイ。女ってコワイ。


Taylor Swift's 'Bad Blood' music video will star her BFFs【ELLE】
ポスターの雰囲気も、これはまるでロドリゲス監督の『シン・シティ』。ジェシカ・アルバが出てましたもんね。

一転、新曲「Wildest Dream」では50年代のハリウッド映画女優を演じ、クリントン・イーストウッドの息子で俳優のスコット・イーストウッドが恋人役に抜擢されています。テイラーは、普段からも50年代の可愛いレトロファッションで水着のパンツもオヘソまで隠します!という可愛いお嬢さんなので、このMVに何の違和感もありません。見目麗しい二人がステキです。






さ、今週もお仕事、勉強、就活、婚活おつかれさまでした。
私はシフト制なのでもうひと踏ん張り。
寒暖の差で体調を崩す方も増えてきているようです。
温かいものを食べて飲んでグッスリ眠って・・・くれぐれもご自愛くださいね






■追記(2015/11/14)

ワタシとしたことが!
千原ジュニアがネタでやっているのか!と思ったMVを忘れていた。
超・王道過ぎるファンクサウンドを炸裂させたブルーノ・マーズの「アップタウン・ファンク」。笑ったら負け!的なノリでやられました。



今年前半、一番ハマったかもしれないです。
小林克也さんなら「ご機嫌なナンバー」と紹介してくれるハズ(死語)!!
いつの時代だよ~と笑ってしまうほどジェームス・ブラウン的なノリが、今の時代には強烈な斬新さに変わってしまうから面白いものです。

しかし、ホント何度見てもジュニアさんにしか見えない点については「いつか誰かに言いたい!!」と思っていたので、今日これでやっとスッキリしました。
ハァこれで気持ちよく新しい年を迎えられそうだわ~。アレ?まだ早いか。



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  2015/11/13 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『トイ・ストーリー・オブ・テラー』 (2013/アメリカ)

   ↑  2014/07/24 (木)  カテゴリー: ドキュメンタリー、アニメ




Toy Story of Terror (Disney/Pixar Toy Story) (Pictureback(R))


●原題:Toy Story of Terror
●監督:アンガス・マクレーン
●声の出演トム・ハンクス(ウッディ)、ティム・アレン(バズ)、ジョーン・キューザック(ジェシー)、ティモシー・ダルトン(プリックルパンツ)、ウォーレス・ショーン(レックス)、ドン・リックルズ(Mr.ポテトヘッド)、クリスティン・スカール(トリクシー)、カール・ウェザース(コンバット・カール) 他
●2013年秋のハロウィンにアメリカで放送された、「トイ・ストーリー」シリーズ初のホラー要素を取り入れた作品。ウッディたちは、ボニーの祖母の家へ向かう車のトランクの中でホラー映画を見ていました。しかし途中で車がパンクし、ボニーたちはモーテルに一泊することに。ボニーとママが寝静まった後、ミスター・ポテトヘッドが出かけていき、トリクシーとプリックルパンツも後を追います。みんなを連れ戻そうとウッディやバズ、ジェシーも鞄の外に出ますが・・・・。



おぉー、また「トイ・ストーリー」のみんなに再会できるとは!
おかげで何か月かぶりに映画を観られました。オンエア時間までにゴハンもオフロも全部すませて、娘と一緒にTVにかじつきで観てしまいました。
あー、夏休みってば本当に素敵。






今回のトイストーリーはホラー要素なんですが、子どもは「キャー逃げて~」「うわっビックリしたぁぁ」「アブナーイ!!」とか、それはもう純粋に怖がって(楽しんで)いましたが、「道路沿いのモーテルはホラー映画でよく使われる舞台のひとつだな」とか、「おめでたいヤツが何も考えずに歩き回り、そして消える」「たいてい主人公たちがバラバラになり、1人ずつやられていく」といった【ホラー映画の"あるある"】をプリックルパンツがいちいち披露してくれるところなんかは遊び心もいっぱい。『サイコ』『エイリアン2』『プレデター』のパロディにニヤリとさせられます。



そして今回『トイ・ストーリー・オブ・テラー』で一番光っていた小ネタはですね、ウッディがまたあのアルの元へ売り飛ばされそうになる!という、これは見る人が見たら一番の恐怖シーンかと。宅急便の伝票を見ると、なんとそのアドレスには「c/o Al's Toy Barn」の文字が!ヒエーッ


↑『トイ・ストーリー2』で、ウッディをガレージセールから盗み出し、高値で日本に送ろうとした「トイ・バーン」のアル。きっと、ものすごいテンションで競り落としたんだろうなぁ。すごい執念だ(笑)





今回はMrs.ポテトヘッドやハムがいなかったのはちょっと残念でしたが、まぁ、厳選されたオモチャたち、ということなんでしょうね。それでも、旅行にこれだけ沢山のオモチャを持っていくボニーってば、本当に可愛い。


ウッディの「やれば出来る、あきらめるな!」とか、バスの「よし、みんな3でいくぞ、1,2,3!」とか、はたまたコンバット・カールが引っ越し車にジャンプしならが「目指すはビリーの家だ!」とか、・・・・んもう、トイストーリーったら(涙)。まるで彼らと同じ月日を過ごしているかのように感じてしまうんですもん。いつかまた彼らの新しい物語に会いたいなぁ。





そういえば、この映画を観てから、娘の中では「チビはなまるこ(仮名)はあきらめない!チビはなまるこは、道をみつける!」とジェシーの真似をするのが流行中。これで夏休みの宿題にも取り組んでいます 子どもにも良い影響を与えてくれる素晴らしいショートムービーでした。トイ・ストーリー万歳!



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  2014/07/24 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『ギャレス・マローンの職場で歌おう!』  原題:The Choir Sing While You Work  Series 1 (2012/イギリス)

   ↑  2014/05/31 (土)  カテゴリー: ドキュメンタリー、アニメ
 

Choir: Sing While You Work: Season 1 [DVD] [Import]


●原題:The Choir Sing While You Work  Series 1
●制作:Twenty Twenty Television (イギリス2012年)
第1回:ロンドンのルイシャム病院。外科医、ER医師、看護師、物資運搬係など。
第2回:ブリストルのロイヤルメール。郵便物流管理部門、集配センター、配達部門担当者。
第3回:マンチェスター空港。管制官、警備員、消防隊員、手荷物運搬担当者など。
第4回:コヴェントリーのセバーン・トレント水道会社。上水部門のトップを筆頭に、技術者、掘削や水漏れ検知の作業員、料金徴収担当者など。
第5・6回:予選、本大会
●カリスマ合唱団指揮者のギャレス・マローンが各地を訪ね、一般の人々のグループを“合唱団”に育て上げる人気シリーズ。今回は、病院、郵便事業会社、空港、水道会社で働く人々がそれぞれの職場で合唱団を結成し、“イギリスで最も優れた職場合唱団”の座を競う。ギャレスの情熱的な指導のもと、さまざまな課題を乗り越えた4つのクワイアは、観客の心を揺さぶるパフォーマンスを披露する。





今回「おー、これは書き残しておきたいな!」と思ったのは、BS世界のドキュメンタリーで全6回に渡って放映されたイギリス BBC放送の「The Choir: Sing While You Work」。


Gareth Malone 公式サイト
各合唱団を纏め上げていくギャレスは、欧米人にしては珍しくコドモ顔のお坊ちゃん風でまるでタンタンみたい!細くて白い脚を出した半パン姿で現れたら、皆に「ニワトリの脚より細いわ~!!」と爆笑されていたのには吹いてしまった。

でも、彼のその育ちの良さや、厳しくも的確な指導力、そして何よりもユーモア溢れる温かな存在感が皆にポジティブな力を注いでいるようで、普通のオジサンたちが子どものように無邪気な笑顔を見せてくれたり、その生き生きとした表情を追っていくのがとても楽しいドキュメンタリー番組でした。





ここに登場してくる人々のほとんどが「私が!俺が!」というタイプの人々ではなくて、むしろ恥ずかしがり屋だったり感情表現するのが苦手な人たちで、"団体戦"として徐々に絆を深めていく様子などちょっと日本人の感覚に似ていて何だか親近感を感じて面白かったです。それまで顔も知らなかった異なる部署の仲間たちが互いの声を聴き、ハーモニーを紡ぎ、質を高め合っていく姿は、合唱だけでなく職場にも良い影響を与えていくんです。
影響し合っていく人間の力って凄い。


Lewisham NHS Trust
普段は冷静で感情をあまり表に出さない医師たちが、一生懸命笑顔で歌おう!と頑張っている姿や、そこへ彼らの科学的感性に訴えようとアプローチしていくギャレスの試みも面白かったです。

それから水道会社の「アンダー・プレッシャー」などは、ソロを歌うシャーロットの人柄・可愛らしさにメロメロでしたし(あ、でも以降のコンテストには姿が見えず、どうも出場していなかったみたい)、まるで一つの大きなうねりを感じさせるような纏まりある素敵なコーラスにもビックリ!唸らされるものがありました。「水漏れを聞き逃さない!」という現場での音に対するカンの良さが、実は合唱でも生きていたのかな!?





Bristol Royal Mail
そんな中、この番組で最も印象的だったのは、郵便会社の「We can work it out」。

歌は正直拙い部分もあって素人然としているものの、その正直で真っ直ぐなメッセージ性に胸打たれてしまいました。リストラと民営化、仕事の合理化などで会社内部が分断されるなど問題が燻っていたこの会社。そんな空気の中で、管理部門というトップの社員と配達現場の職員という人たちが、同じチームという強い結束力で力を合わせ、助け合い、支え合い、「We can work it out (僕らはきっと解決できる)」というメッセージを職場の中に広めていきたいと、前向きな気持ちで団結していく姿にジーンときてしまいました。この歌、私も学生時代スゴく好きだったんだ・・・・

「私たちは社員たちの信念と情熱を見ていなかった」と、合唱から生まれる結束力や熱意はきっと仕事にも活かすことができる!と管理部門が集まるプレゼンテーションで熱く訴えたティムも素敵でしたが、同じテノール仲間で現場配達員のピートが

「合唱団のいいところは、メンバーの間に差がないこと。同じ目的を持った仲間ですから。合唱がみんなを一つにしてくれました。俺たちはチームなんです。一緒に歌うのは本当に楽しい!若造みたいなことを言っちゃいますが、歌が俺たちを変えました。合唱で出来たことが、仕事で出来ないことはないと思うんです」

と感動的なスピーチをした後に、「・・・・・あと、ティムがこんなオエライさんだとは知りませんでした」と笑わせてくれるシーンがとても好きでした。

※そういえば、NHKで放映されたのは全編日本語吹替えで「イギリス英語を聞きたかったなー」なんて思ってましたが、実はこのスピーチシーンがYoutubeにあがっていてワクワクして見てみたら、何かの早回しなのか!?と思うほど、も――のすごいナマリで衝撃を受けた!!NHKの吹替えよ、ありがとう(笑)





もちろんハレの舞台である最終コンテストに向けて情熱を傾けていく様子も良かったけれど、やっぱり一番心に残るのは職場で、各自のユニフォームや普段着で、同僚や家族の前で歌った姿が一番素敵でした。一番伝えたい気持ち、歌声を届けたい人というのは、本当は審査員などではなく、身近な人たちだったんだろうな。普段は気づかないけれど。




■追記:その後の合唱団

ロイヤルメール合唱団は、その後「Xファクター」出身のジョー・マケルダリーと共に「Abide with Me(日暮れて四方は暗く)」をリリース。前立腺癌の予防や治療のためのチャリティ運動に貢献しています。


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  2014/05/31 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit