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『アイス・ジョーズ』 (2013/カナダ)

   ↑  2016/05/24 (火)  カテゴリー: アクション、パニック




アイス・ジョーズ [DVD]




●原題:AVALANCHE SHARKS
●監督:スコット・ホイーラー
●出演:アレクサンダー・メンデラック、ケイト・ノタ、エミリー・アディソン、ベンジャミン・イースターデイ、エリック・スコット・ウッズ、リチャード・グリーソン、ジーナ・ホールデン、ジャック・カリソン、エイミー・ニン 他
●スプリング・シーズンを迎えたマンモス・マウンテンでスキー客が次々と失踪。山に伝わる伝説の怪物「スカッカム」の仕業なのか!? 惨劇は続き、ついに姿を現したモンスター。それは雪の中を猛スピードで泳ぎ、地上の獲物に喰らいつく獰猛な人喰いザメ【スノー・シャーク】だった。神出鬼没のハンターに襲われ、大パニックに陥るスキー場。保安官のアダムや海兵隊員のウェイドは決死の戦いを挑むが、不死身の化物を倒す手段はない・・・!






雪の下から現れたサメがガブー!っとする映画です・・・・・


なぜか、スキーやスノボの滑降シーンはまるで専門PVかと思うほどメチャクチャ力を入れていて、どう見たって全体的に非常にバランスの悪い作品でして・・・・
(ちなみに撮影は、女性シネマトグラファーのIOANA VASILE)


この類の映画の"お約束"とも言える金髪巨乳のお姉さんたちもわらわら出てくるんですが、もう途中から全然区別がつかなくて。一体、誰がどの巨乳のお姉さんなのかさっぱりわからない。そしてなぜか、どうしてなのか、絶対に脱がない。1ミリたりとも脱がない!
(・・・私としては別にいいんですが)


若者たちがハメを外す→いつの間にか一人一人消えていく→それは恐ろしいモンスターの仕業→真実が明らかになると都合の悪い大人たちが事実を隠蔽→犠牲者が増える→正義の若者が死闘を繰り広げる→最後はエンディングで「ギャー!」と驚かす


【モンスターパニック映画】のド真ん中をいく、気持ちの良いほどオバカな物語でした。



逃げて逃げてー






この『アイス・ジョーズ』(原題は「雪崩鮫」)という作品を監督したスコット・ホイーラーという方は、前年作『ビーチ・シャーク』では【視覚効果スーパーバイザー】としてプロデューサーを兼任されていました。でも、ビーチ・シャークって・・・・。タイトル聞いただけでもちょっと圧されますがな。きっとシャークパニック系が好きな人には堪らないんだろうな。

この方、もともとは映像アーティスト出身なので、これまで数えきれないほど沢山の視覚効果満載B級映画を世に送り出してきた"実績"のある方なんですねー。

『アイス・ジョーズ』は、昨年の春、カリフォルニアのマンモスレイクで撮影したんだ。冬シーズンの終わりで心配もあったけれど、幸い天候や十分な雪に恵まれたよ。皆、この撮影で凍死するんじゃないかって恐怖もあったけど、幸いそうならなくて良かった。特にぼくたちは、ビキニ姿の女優たちを全編に渡って抱えていたからね
We shot “Avalanche Sharks” in Mammoth Lakes California last March. It was eating the end of the season so we got wonderful weather and luckily enough snow! Everyone had fears of freezing to death filming the movie, which fortunately didn't come to pass. Especially since we had some of the actresses in Bikinis for the whole movie.
【Scott Wheeler Q&A】


いや、そんな凍死の心配までして、雪山でビキニのお嬢さんたちを出す必要性は全くなかったと思います!全然!






でもこの映画の最も面白い点は、最後の最後にものすごい隠し玉を持ってきたところでしょう!


↑凄まじい愛想笑いで適当過ぎる「Yes, yes!」を繰り返す謎の日本人ヒロさん(笑)。この人、ただの光っている脇役だと思っていたら、最後にスゴイことをしてくれます。

そうかー、そうだったのか~と感心しながらこの映画を観終えました。そんな満足感があった自分がちょっと悔しかったり。なんだか負けた気がするのは気のせいかな?






実は、昨年観たSFスリラーの話題作『エクス・マキナ(原題:Ex Machina)』の日本公開が決まって以来、ここ最近はずっと最新の人工知能について調べたり読んだりしていました。AIの話題って1,2ヶ月もすると情報がどんどん進展していくので全然追いつかないんです。

だからね、この「おばか映画」にどれだけ癒されたことでしょうか(笑)。
意外とドキドキするんですよね。くるゾくるゾ・・・・ここでくるぞー!って。



はい、ガブー!っとね(笑)



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  2016/05/24 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『ロックアウト』 (2012/フランス)

   ↑  2016/04/11 (月)  カテゴリー: アクション、パニック





ロックアウト Blu-ray



●原題:LOCKOUT
●監督、脚本:スティーヴン・セイント・レジャー、ジェームズ・マザー
●制作、脚本:リュック・ベッソン
●出演:ガイ・ピアース、マギー・グレイス、ヴィンセント・リーガン、ジョセフ・ギルガン、レニー・ジェームズ、ピーター・ストーメア 他
●西暦2079年。囚人の冷凍保存により脱獄率0%を誇る刑務所MS-1。そこは、宇宙に浮かぶ究極の監獄だった。地球軌道上に浮かぶその刑務所を訪れた大統領の娘エミリーが囚人に捕らえられ、500人もの凶悪な囚人が解き放たれてしまう。そこで米国政府は、スパイ容疑で逮捕された腕利きCIA工作員スノウに"釈放"と引きえにエミリーの救出を依頼する。彼は地上80キロ上空に浮かぶ宇宙刑務所に乗り込み、凶悪犯500人を相手に単独で任務を遂行するのだが・・・!!




年度初めの4月というのは、気が張り詰めることが多い日々ですね。
こういう時は間違っても【ミヒャエル・ハネケ映画】とか見ちゃいけませんねぇ。グッタリきますから。あと【アンゲロプロス作品】とか。寝ちゃいますから。あ、別な意味で爆睡して身体は休まるかな(笑)。

というわけで、今月は完全に"自分のため"の【オバカ映画祭り】を開催!
今夜はこれを更新したらぐっすり眠れそう~






この映画、何だか色々な意味で大笑いさせてもらって、自分の中では大ヒットです。

春の新生活がスタートして、ちょっとした緊張感のある中でパァ~っと観られる映画として選んでみたところ、これが思った以上にツボに入りまして。正直『ロックアウト』という作品は"ザンネン映画"の部類に入ってしまうのでしょうが、でも私は・・・

こんなおちゃめマッチョなガイ・ピアースを見たかったんだー!
大満足だー!



だって、いわゆる【米国アクション映画】の「あるある設定」をいちいちおちょくっているとしか思えない"遊び感覚"に思いっきりくすぐられるんです。

憎まれ口叩きながらダクトを這いずり回るピアースはブルース・ウィリスを彷彿とさせるし、ピアースがスタントなしで挑戦したというモモンガ飛びは「いや、あり得ないあり得ない!」とツッコミ入れたくなるトム・クルーズ芸みたい。囚人たちがゾンビみたいにドワァァァァァ!!っと追い掛けてくるシーンなんかもう大笑い。



ピアースが演じる主人公スノーは、近未来では時代遅れとなったタバコをふかし、ぼやきとジョークを連発しながら、単独でミッションをこなすタフガイ。製作陣が『ニューヨーク1997』や『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』のような「痛快な80年代のアクション作品を意識した」と語るように、ピンチのときでもジョークをカマし、ここぞという場面でズバ抜けた生存本能を発揮する。
痛快! そして最強! 映画『ロックアウト』で80年代ヒーローが復活【ぴあ映画生活】
そう、この80年代っぽいムサ苦しさ&ダサさが堪らないのよ。
しかも、これでも一応【フランス映画】というのが、もうメチャクチャ(笑)






こうなるともう「楽しんだもの勝ち!」の映画ですね。


「あ、これはまだ作り途中なんですね」と一言申し上げたくなるような、ショボショボのCGの破壊力と言ったらないですし。或る意味スゴイっちゃあ凄いんだけど。

そして、いくら"未来設定"とはいえ、外部用作業スーツみたいなのを着たまま大気圏突入して→そのまま適当なパラシュートで降りてくるというクライマックスの宇宙からの帰還シーンなんて、まぁ深いこと考えんなよ!的なやりたい放題感いっぱい。ジワジワきます。

こういうの、わたし大好きですねぇ、もう。「ダメな子ほどカワイイ」とはよく言ったもの。ほんとスッカスカなんですけど、あぁなんという愛すべき映画なんでしょう。ここまでくるとオマエが大好きだー!と叫ばずにはいられない。







おちゃめマッチョなガイ・ピアースのキャラだけで押し込んだような映画でしたが、これシリーズ化してくれたら、ハイ!わたし観ます。スタローンの刑務所映画『ロックアップ』と合わせてもらって【テレ東 刑務所マッチョ祭り】をやってくれたら、ハイハイ、わたし絶対観ます!

だからね、次作は、ツ◯ヤだけにレンタル独占させるなんてそんな了見の狭いことをやってちゃいけませんよ、ねぇ!こんな素敵な映画はみんなで楽しまないとほんと勿体ないです。
ってこれはちょっと褒めすぎね。


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  2016/04/11 | Comment (4) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『ザ・ウォーク』 (2015/アメリカ) ※試写会レビュー 第1弾

   ↑  2016/01/22 (金)  カテゴリー: アクション、パニック
 
●原題:THE WALK
●監督:ロバート・ゼメキス
●出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ベン・キングズレー、シャルロット・ルボン、ジェームズ・バッジ・デール 他
●少年時代に綱渡りに魅せられ、以来、独学でその技術を磨いてきた青年、フィリップ・プティ。彼にとって綱渡りとはアートであり、自己表現の方法だった。そんな自らの欲求を満たしてくれる舞台を求めていた彼は、エッフェル塔を抜いて世界一の高さになるというニューヨークのツインタワー建設の記事を目にする。その瞬間、この地上110階、高さ411mのワールドトレードセンターで綱渡りをしたいとの欲望に取り憑かれたプティ。さっそく大道芸人仲間のアニーをはじめ、この壮大な夢を共有してくれる仲間を集め、入念な準備に取りかかるプティだったが・・・。




試写会で【3D上映】というのは初めての体験になりました。


シアター入口で≪おしぼり≫を頂いたんですけどね、「えー、こんなのいらないわい」ってすぐにバッグにポイっと入れちゃいました。・・・・・が。

イヤイヤイヤイヤイヤ!! 絶対いるわコレ!


↑「手汗が大量に出る」って本当でした。ごめんなさい。
この映画、高所恐怖症の人や心臓の悪い方は、絶対に観ない方がいいです。人間って本当に手の平から"滝汗"が出るんですよ。スキーのリフトで足をブラブラさせて乗るだけでも私ダメなのに、なんでよりによってこの映画の試写会に行ったんだろう。もうバカバカ。観る側も体力勝負を試されます!







この『ザ・ウォーク』という映画は、主人公フィリップ・プティの心の内を掘り下げて描写することなど目もくれず、「フィリップたちはワールドトレードセンターに潜入できるのか!?」「誰にも見つかることなくワイヤーを張れるのか!?」そして「高所でのワイヤーウォークはうまくいくのか!?」という、このスリルを存分に味わえ~!のアトラクション的要素に重きを置いた疑似体験ものといったところ。

この潔さ、爽快です。

常に最先端のVFXを活かしたビジュアル重視の作品を得意とするゼメキス監督作品らしさでもありますね。
情熱を持った登場人物が出てくるストーリーと映画的なスペクタクルがそろうと、とてもエンタテインメント性にあふれた映画のレシピとなるんだ。(中略)最初に思いついたイメージは、フィリップがワイヤーに1歩目を踏み出し、眼下にニューヨークの街が広がっている映像。映画らしいイメージだと思った。
地上411mで空中闊歩 ロバート・ゼメキス監督が語る『ザ・ウォーク』【MTV JAPAN】


「マン・オン・ワイヤー」スペシャル・エディション


我が儘で身勝手な子どものようでもあり、また一方でその純粋さが周囲の人々の心も虜にしてしまうプティの人間的魅力については、2008年度のアカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作品『マン・オン・ワイヤー』で観れば十分、ということなのでしょう。






ただ、今回ちょっと残念に思ったこと、改めて気になったことがありました。
それは、どうしてもコンピューター処理に頼らざるを得ないゲーム画面のような映像の"軽さ"です。

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個性的な演技派俳優であるレヴィット独特の温もりや鬼気迫る"狂気"など、生身の人間の肉体から発せられる熱や重みといった存在感があまり感じられず、彼の息遣いさえもどこか削ぎ落とされているように感じました。

Q.フィリップを演じる上で、監督はジョセフにどのようなことをリクエストしましたか?
ゼメキス監督:面白いことに、僕はジョセフにワイヤーウォークをマスターすることは求めなかったんだよ。彼自身が学びたいと主張したんだ。僕はワイヤーウォークのシーンを、デジタルで描こうと思っていたんだけどね。でも彼はワイヤーウォークを学びたがった。もちろん、その意見はすぐに採用したよ。
地上411mで空中闊歩 ロバート・ゼメキス監督が語る『ザ・ウォーク』【MTV JAPAN】



クリストファ・ノーラン監督作品『インセプション』より

『インセプション』での無重力アクションシーン。
このメイキング映像で見せたレヴィットの動きの美しさといったらもう!実物大の巨大なセットを建造してそれを回転させるという、デジタル技術を出来るだけ使わない実写志向のノーラン監督らしさが存分に発揮されたシーンでしたが、レヴィットの身体能力の高さは『プレミアム・ラッシュ』でも折り紙つき。

NYに在住しているフィリップ・プティ本人から特訓を受けたというレヴィットは、ほぼスタントなしでワイヤーウォークを行ったのだそう。だからなのでしょう、大道芸のシーンや田舎町での沼の上での綱渡りなど、VFX満載とは言えない場所での地味なワイヤーウォークはどれも美しくて楽しげでした。

実際に411mの高さでやってくれ!とは言いませんが(トム・クルーズならやりかねない・・・)、あまりに分かり易いコンピューター処理による特殊視覚効果は逆にこの実話をファンタジーのようにしてしまい、「落ちる?」「おちない!?」「落ちそう!!ギャー」という"高所アトラクション映画"という枠に圧し込めてしまったような気がします。魅力的なレヴィットの良さをもっともっと活かしてほしかったなぁ。



さて、ここで突然ですがレヴィットファンの皆さんに嬉しいニュースです

『ザ・ウォーク』では、ファンなら悶絶死しかねない素敵なサービスショットがあります。
私の隣で観ていた女性は堪らず「・・・ブー!!」って吹いてました(笑)。一見華奢でキュートな笑顔を見せる彼ですが、実は脱いだらスゴイ系の細マッチョ。彼の魅力に参ってしまった女性ファンは必見です。これは絶対お見逃しなく!
↑大事な事なので2回言いました。









それからもう一点。この映画の他にはない特色を。


『ザ・ウォーク』という映画は、今はなきワールドトレードセンターをとてつもなく巨大で美しい存在として描くことに意味を持たせているような気がしました。

資本主義経済のシンボルだった世界貿易センター。
建設当初は、近未来的で四角い無機質なデザインが「味気ない」「個性がない」と好意的に受け取られていなかったと言われています。

また、映画の中で多くは語られませんが、この頃のアメリカは71年に発生した急激なインフレと失業に対処しきれぬまま経済力が衰退。これに伴い、米国主導下で構築されてきた戦後世界の構造も足元から崩壊しつつある時期でした。ビジネスマンの中にヒッピーがいたり、フィリップ・プティの綱渡り成功(逮捕)を伝える新聞の脇には「ニクソン大統領辞任」の文字が見られるなど、当時の社会的背景は僅かに描かれています。

“なんと、無謀な!”思わず、息を飲んだ ―『マン・オン・ワイヤー』クロスレビュー【Web Dice】
※フィリップ・プティが渡る実際の映像

人々の権力に対する猜疑心。自由への憧れ。価値観が崩れ始め「何かが狂っている」と感じ始めた空気の中、常識に囚われず何も恐れず「なぜそんなことをするのか?」の問いに「理由なんてない」と真っ直ぐに答えたフランス人、フィリップ・プティによる史上最も美しき犯罪

2001年9月11日。多くの人々の命が失われ、崩壊し、アメリカ人の心に衝撃と哀しみをもたらした場所。2つのビルの間を一本のワイヤーで繋ぎ、命綱なしで一歩ずつ渡っていく彼の姿は、今だからこそ「前へ進んでいくんだ」という"希望"の象徴のようにも感じられました。

観るなら絶対、映画館がオススメの作品です。



仲間が集まってくる過程がちーっとも解せませんでしたが、若かりし頃のウィノナ・ライダーをもっとスウィートにした感じのシャルロット・ルボンが可愛すぎるのでそんなのなかったことにしちゃおう!「Les Carottes sont cuites」(=人参は煮えた)というフランス語らしい諺が印象的でした。
2016年1月23日(土)より全国ロードショー




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  2016/01/22 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『007 スペクター』 (2015/イギリス、アメリカ)

   ↑  2015/12/21 (月)  カテゴリー: アクション、パニック
 Gunbarrel.jpg
●原題:SPECTRE
●監督:サム・メンデス
●出演:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、アンドリュー・スコット、イェスパー・クリステンセン、モニカ・ベルッチ、レイフ・ファインズ 他
●“死者の日”の祭りでにぎわうメキシコシティで、凶悪犯スキアラと大立ち回りを演じたジェームズ・ボンド。後日、MI6の本部に呼び出され、Mから職務停止を言い渡されてしまう。折しもロンドンでは、スパイ不要論を掲げるマックス・デンビが国家安全保障局の新トップとなり、MI6をMI5に吸収しようと画策していた。表立って活動することができなくなったボンドだったが、マネーペニーやQの協力でローマへと飛び、そこでスキアラの未亡人ルチアと接触、強大な悪の組織の存在を突き止めるが・・・。





ダニエル・クレイグ、公開前のインタビューでなんだかスゴイこと言ってましたね。

Q. また新たなボンド映画に出演するということは考えられますか。
「今かい?それなら僕はこのグラスを壊して自分の手首を切るだろうね。いや、今は出演したいと思わない。まったくね。もうたくさんだ。現状では、ボンド映画を卒業したと思っている。僕たちはやりきったんだ。僕が望んでいるのは、前に進むことだけだ」
Can you imagine doing another Bond movie? ‘Now? I’d rather break this glass and slash my wrists. No, not at the moment. Not at all. That’s fine. I’m over it at the moment. We’re done. All I want to do is move on.’
ジェームズ・ボンドの新作を撮り終えたダニエル・クレイグにインタビュー



ま、インタビューの全文を読むとわかるのですが、「思いついたすべてのアイデアをボンド映画に注ぎ込んできた。この映画に捉われてきた。”ボンド・バンク”は空っぽだよ」(‘Every idea I’ve had for a Bond movie, I’ve stuck into this one. It’s gone in. The Bond bank is dry. )と吐き出すほど、この重圧の続くボンド映画に10年近くも自分を追い込んできたのだそう。

だから、次のことなんて今わかるワケねーだろ!知るかよ!!って、疲れちゃった気持ちを正直にブチマケたんでしょうね、アハハ正直な人。





007/カジノ・ロワイヤル

007/慰めの報酬

007/スカイフォール


ダニエル・クレイグっていつも目が死んでいるところがステキです。

そこから放たれる独特の魅力からは、冷徹さ・凶暴さ、それに繊細さなんかも感じらて、いわゆる余裕や茶目っ気、粋な雰囲気を楽しむ「007のジェームズ・ボンド」とは全く違うシリアスなボンド象を築き上げてきた気がします。突飛なスパイグッズは使わないぞ、定番のベッドシーンだってやらないぞ!という。哀愁とセクシーさを漂わせた現代版の007ですね。

そこで、今回の『スペクター』ですけれど。

うーん、旧007シリーズへのオマージュ満載だ!原点回帰だ!とか言われても正直セルフパロディの"造り感"が強すぎて、007ってこんなだよね!?こんな風だよね!ね、ね、ね!!みたいな制作側の声が聴こえてくるようで、なんかねホント途中で何度かブハーッ!!て吹きそうになりました。だってオープニングの壮大なるタコ踊りとかね、わかるんだけど!わかるんだけど、でも笑いたくなってしまった・・・

007シリーズとしてみればまぁ許される演出であっても、1つの映画作品として観ると「脱ぎゃいいんだろ」「走ればいいんだろ」「ボンドカーもボタン押しときゃいいだろ」「アジトも爆破しちゃえばいいだろ」的な大雑把感も否めず。これではちょっとクレイグも可哀想だなと思った148分でした。←長いんだコレがまた!







オープニングのメキシコシティでの「死者の祭」
バレルロール(螺旋状の飛行)とフリーダイブ専用に造られた軽量双発ヘリを、レッドブル曲芸飛行士がエキストラの頭上わずか9mの高さで飛ばすというド迫力のアクションシーン。

冒頭から一気に惹き込まれる大スペクタクルでしたが、でもアレなんでヘリの操縦士をバンバン蹴って落とそうとするんですかね。本来なら隠密に作戦を遂行すべきスパイなんだから、武器で脅して言うこときかせるとかいうやり方ではダメなんでしょうか。ヤンチャなんだぜ、ってことなんですかね。標的蹴ったり、操縦士の頭をゴツンゴツンやったり、でまたキックキックして、頭をゴツンゴツンして。ボンド、一人ですごく忙しそうでしたね。




『マトリックス・リローデッド』並みによくわからなかったモニカ・ベルッチの登場
私は50歳なのにジェームズ・ボンド映画で何をしたらいいのかと(サム・メンデス監督に)聞いたの。すると「彼(ボンド)が大人の女性と関係を持つというのは良いと思う」と言われたわ。「それは今までなかったことだから、僕はスクリーン上で実現させたい」とね。そこで私は「それは良いアイディアだと思う」と言ったの。(『007 スペクター』プログラムより)

いや別に、ここでボンドのストライクゾーンを教えて頂かなくてもいいんですけど・・・
その後"何も続きがない"という衝撃度はホント凄まじかったです。ボンドレディとか言われてもネ・・・

ただひとつだけ。ペイル・キングの話が出た際に、ベルッチの大きな瞳からつーっとひとすじの涙が頬を伝うシーンにはドキリとさせられました。今にも崩れ落ちそうな成熟した女性の色気。イタリアの至宝と呼ばれる女優ですもん、キッチリ見せ場を作りました。いや作るしかないよね。




今回のナンジャコリャ→「列車バトルのシークエンス」
『ゴールドフィンガー』の初代ボンドばりの白タキシード&蝶ネクタイ、赤いカーネーション付きでボンドを登場させ、お決まりの「Vodka Martini, Shaken, not stirred.(かき混ぜず、シェイクしろ)」でドライマティーニ。『ロシアより愛をこめて』風に悪役プロレスラーと卓袱台返しの取っ組み合いをして、その後ボンドガールが「それでアタシたち、次はどうなるの!?」→「ハイ出ましたベッドシーン!ドーン!!」という「007あるある」展開テンコ盛り。

"オマージュ"と言われれば正しくそうなんでしょうけど、やり過ぎ感が強すぎて「笑うところ?違う?違うの?」と映画館でコッソリ周りの人たちを見渡したんですけど、誰も笑ってませんでした。演じているクレイグもレア・セドゥも真面目そのものだし、笑うところではないんだよね。きっとね。そうか、そうなのか・・・と、スクリーンを見つめたまま暗闇の中で挙動不審になっていた私でした。



line.png


ゃあ、そんなに言うんだったら『スペクター』って全然面白くないのか?と聞かれたら、イヤイヤ映画館で観るには最高に面白かった!と胸を張って堂々と答えたいと思います(手の平返し)。


アクションシーンはどこを切り取ってもクライマックス並みのド迫力ですし、強大な悪の大ボスであるスペクターが「どうしてボンドに意地悪をしてきたのたか!?」の真相なんてちょっといじらしくも思えるし、それでラストの大仕掛けを一生懸命作ったのかと思うと、何だかその努力さえも涙ぐましいじゃないですか。

ボスのMを演じたレイフ・ファインズだって「おっとっと」のシーンで初めて間抜けにも思えたし、なんだか盛り上がってるのか下がってるのかよく分らない地鳴り&地響き全開(映画史上最大2100ガロン級)の大爆破シーンも「爆破だ、爆破しとけ!」並みに2つも用意されていてコレで終わったれ!!というヤケクソ感で胸いっぱいです。

最後はこれ違う映画なんじゃないか?と思うようないきなりのチーム結束感に「えぇぇ!」と思いましたが、Qが着ていたミッソーニのニット男子っぷりが飛び抜けて可愛かったので【星5つ!!】で完全に許してしまおうと思います。

というわけで、何だか色々と楽しませていただいた映画でした。
映画って"楽しんだもの勝ち"ですもん!これで結構けっこう。

・・・ま、朝の8:50開映というのがねぇ、お母さん的にちょっとツラかったですけどね
前日から洗濯だ掃除だと全部片づけておかないと7:30登校の子どもを見送ってから家を出られないですもん。次の回だと子どもが学校から帰ってくるのに間に合わないしさ・・・でもやっぱりレディースデイの水曜に行っておきたいしさ、グチグチ・・・





tapelinepink.jpg

は、ここまで小姑のようにイジイジと書いてきたので、物のついでです。
今回『スペクター』で個人的に最も気になったオーストリアの雪山でのボンドファッションのことも書き残しておこうと思います。



雪上でボンドが全身黒でキメて登場した時、彼の足元を見たらパンツの裾が何か違う・・・
これはなに?ロールアップ?あったかファー?

ハイファッションのボンドもこうやってヌケ感を出すのかしら~と、そこだけ妙に気になりまして、その後のアクションシーンで脚が映る度、私は彼の裾に釘付け。見るのはパンツの裾ばっかり。

で、家に帰ってからもこの"雪山ファッション"が気になって気になって・・・・・
それでね、いつもの勢いでちょっと調べてみたんですよ!(ドヤ顔)

Danner Mountain Light II
そうしたらこれ、ジャケットと同じトム・フォ-ドのスターラップパンツ(いわゆる足に引っ掻けて穿くパンツですね)に、ダナーのMountain Light IIのブラックブーツを履いていて、この折り返しは靴下なんじゃないかな!と。
(※但し独自の調査によるものですので、公式発表では靴下アイテムの公表はありません)

そうよ、きっとそうよ!ボンドだって雪上は寒いから、なるべく厚手の靴下を履くんだよ。
自分で靴下をクルっとしたのかと妄想すると、クレイグボンドもちょっと可愛いかもと思いました。・・・ホント、どうでもいいことなんですけどね でも、黒ずくめで色合い的に面白みに欠ける中、アクセントにもなる上手い着こなしですよね。ね!


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  2015/12/21 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『ワールド・ウォー Z』 (2013/アメリカ) ※原作&映画版ネタバレ全開でいきます

   ↑  2015/08/20 (木)  カテゴリー: アクション、パニック



ワールド・ウォーZ 3D&2DアルティメットZ・エディション



●原題:WORLD WAR Z
●監督:マーク・フォースター
●出演:ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、ジェームズ・バッジ・デール、ダニエラ・ケルテス、デヴィッド・モース、ルディ・ボーケン、ファナ・モコエナ、アビゲイル・ハーグローヴ 他
●妻と2人の娘と平穏な日々を送っていた元国連捜査官のジェリー。ある日、家族を乗せた車で渋滞にはまった彼は、謎のウイルス感染によって凶暴なゾンビが瞬く間に増殖する現場に遭遇してしまう。そして必死で家族を守り、間一髪で逃げ延びたジェリーのもとに、現場復帰の要請が入る。いまや謎のウイルスの爆発的な感染拡大で、全世界が崩壊しようとしていた。そこで、かつて伝染病の調査や紛争地域での調停に手腕を発揮してきた彼に、調査隊への協力が求められたのだった。愛する家族の安全と引き換えに、調査への同行を決意したジェリーは、米軍とともに、混乱が拡がる世界各地の感染地域へと向かうのだったが・・・。



※この記事は、2013年のレビュー記事を訂正・加筆→再投稿したものです。

WORLD WAR Z 上 (文春文庫)

WORLD WAR Z 下 (文春文庫)


まずは、これを抜きに映画を語れないわ~!と思ったマックス・ブルックス(メル・ブルックス&アン・バンクロフト夫妻の長男)による原作「WORLD WAR Z」について。

原作では「Z」感染が最初に発見されたのは中国となっていて、それを政府がひた隠しにしたために一気に感染拡大が進んだ・・・という非常にリアルな設定になっていました。しかし映画化にあたっては、やはり今や巨大マーケットとなった中国を無視することは出来なかったとのこと。他にも移民問題とか臓器の違法移殖による原因などもありましたが、Zの起源については大人の事情ということで映画版ではウヤムヤになっていました。

「この世界で実際に起こっている本当に怖いもの・・・911、イラク、アフガニスタン、カトリーナ台風、地球温暖化、世界的な金融危機、鳥インフルエンザ、新型インフルエンザ、SARS・・・そういったものに対して、様々なシステムが崩壊してきているように人々は感じているんじゃないかと思う」
 Max Brooks Is Not Kidding About the Zombie Apocalypse【The New York Times】

ニューヨーク・タイムズで原作者ブルックス自身がこう述べたように、それは現実世界の恐怖を"ゾンビ世界"に落とし込んで描いた世界観ですから、小説版の生々しさは強烈でした。恐ろしいのは「Z」感染そのものだけではなく、背に腹は代えられない追い詰められた人間たちが引き起こす、隠蔽、略奪、内戦、粛清、経済崩壊、難民への爆撃、人間の選別、核戦争など。それはまるで政治社会学のリアルなシミュレーションのよう。

コンテイジョン



むかしからゾンビ映画って人気のあるジャンルですが、ゾンビそのものやその世界観というのは何かの"メタファ"だったりして、実は奥が深かったり。こういった人間の集団心理行動などを見ていると、スティーブン・ソダーバーグ監督の『コンテイジョン』なんかにも相通ずるものを感じます。







で、やっと映画版『ワールド・ウォーZ』の感想を。

「Z」そのものの描写は他の"爆走系ゾンビ"と大した違いはなく、ゴア描写等含め目新しさは感じられませんでしたが、その奇をてらうことのないキッチリとした手堅さが逆にワールドワイドな物語に安定感を出していたのだと思います。さらに、全体的にはシリアス調なわりによかれと思ってやったことが悲惨にも裏目に出るなんていうズレたリアルさが笑いを誘う部分もあって、タイトにまとめられた映画版の中でユニークなテンポを生んでいたと思います。

例えば「自然は弱さを強さに見せようとする(キリッ)」とかカッコいいことを言っていた【人類の希望の星】とまで思われた若きドクターがいきなりスっ転んで自分を撃って死んじゃうとか、夫が心配で携帯かけたら着信音でゾンビが覚醒ちゃって米軍大パニックだとか。これって「このキャラクターは生きるだろうなと思っていた人がいきなり死んだりすると面白いですよね(笑)」という監督の意図そのままだったみたいですね(笑)。

というわけで、独自の構成・展開のためブラピの世界一周双六のようになっていた『ワールド・ウォーZ』でしたが、それでもマーク・フォースター監督いわく
「イスラエルや韓国など、現実の世界でも戦争の火種を抱える地域が映画の舞台に選ばれている。Zと人間の戦いは、現実にある国家同士の戦争の暗喩でもある」
  ※希望とは現実に挑むこと/国家の暗喩?「その通り」 【2013.8.10朝日新聞】
だから映画版も原作のトーンをそれなりに引き継いでいる、というわけなんですね。




ただ、このゾンビ映画。あるシークエンスだけがかなり大きくクローズアップされ、世界各国で政治的に物議を醸すことにもなった映画となりました。

日本では映像的には話題になりましたが)映画版で最も力の入ったあのエピソード、イスラエルでのZ襲撃についてです。


この部分、実は原作では、イスラエルがエルサレムを放棄したことによって国内で内戦が勃発してしまうという展開になっていました。ところが今回の映画版においては、エルサレムを含めイスラエルは巨大な城壁によって守られていたものの、"或る出来事"から壁はゾンビに突破され、侵入を許してしまうという内容へと変更されていました。

これは、内部が調和したにもかかわらず外部からの攻撃で全ては崩壊し全滅するという、パレスチナ・イスラエル問題に過敏に反応する現実の中東情勢から見るとかなり衝撃的なものだったと思われます。和平共存が実るというユートピアを見せたところで、いきなりイスラエルの壁は何の役にも立たず、パレスチナとイスラエルの和平が外側から切り崩されるという・・・映像的にはもちろん大迫力なのですが、それを圧倒的に上回る衝撃の展開でした。

しかも映画では、"壁"建設の正当性を説いていたことなどから「『ワールド・ウォーZ』の"Z"はシオニズム(Zionism)のZなのでは!?」とか「これはイスラエルのプロパガンダ映画で、親イスラエル的作品だ」といった批評やコメントが各国のメディアから噴出し、ツィッターなどでも熱い議論が続きました。

↓各国の大手紙による記事のタイトル&内容の簡単な引用はコチラ
イスラエル【Haaretz.com】:批評家たちは親イスラエル的なプロパガンダ映画として酷評
カタール【GulfNews.com】:『ワールド・ウォーZ』は親イスラエル映画か?・・・世界中の論争を巻き起こした
カタール【Aljazeera】:「Z」はシオニズムの略だ (※アルジャジーラの編集方針ではなく、あくまでも意見・寄稿として)
【The Times of Israel】:トルコではエルサレムのシーンの字幕を「Jerusalem」ではなく「Middle East(中東)」へ変更
【The Times of Israel】:レバノンではエルサレムのシーンには検閲が入り、カットや編集が加えられている
アメリカ【Washington Post】:『ワールド・ウォーZ』のイスラエルの壁が問題を提起する
アメリカ【Los Angeles Times】:『ワールド・ウォーZ』はイスラエルと中東について何を語っているか?


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エルサレムでのシークエンスについて、もう一つ。

日本版Wikipediaを見ると「避難民が歌い始めたイスラムの祈りを大音量のスピーカーで流したため」という記述があるのですが、これは誤り。あれは祈りなどではなくイスラエルでは非常にポピュラーなヘブライ語の“Od yavo shalom aleinu”という歌なんです。


城壁内に入ったパレスチナ人女性が、今や"和平の象徴"となったこの歌をイスラエル人らと共に歌い始めるとその輪が次第に大きくなり、それが皮肉にも"ノイズ"となって「Z」を刺激する引き金となってしまうのですよね(歌詞は以下の通り)。


Ohd yavo shalom aleinu (Peace will come upon us /平和は私たちの上へ)
ve’al kulam        (And upon everyone /すべての人々の上に)
Salaam (Arabic)      (Peace /平和)
Aleinu v’hakol haolam  (Upon us and the whole world /私たちと世界中の上に)
salaam salaam       (Peace, Peace... /平和、平和)


報復と憎しみの歴史を乗り越えた喜びは一瞬で切り崩されました。ハリウッド大作のゾンビ映画として、よくここまで描いたものだと思います。いや、ゾンビ映画だから描けた、ということなのかな。






、結局のところ。
ブラピが実子も養子も抱きしめたり世界を駆け回る国連職員だなんて「コレはアンジーの影響か!?」なんて思いつつも観ていた『ワールド・ウォーZ』でしたが、最後の「君も戦いの準備をしてくれ!」みたいなエンディングは何だかとってつけたようで、うーんちょっと拍子抜けでした。

もちろん原作と映画は別物だと考えても、例えばそれまで親兄弟や知人といった愛する人々が「Z」になった途端、彼らを容赦なく"始末"しなくてはいけない、そういった悲しみや痛み、遣り切れなさなど、人間性や躊躇といった繊細な部分がこの映画ではほぼ木端微塵でしたので。悲哀の色がないと、ゾンビ映画はただのアクション映画になってしまいがちですね。

それと、どーしても突っ込みたくて仕方ないのは「米軍」!!
「コイツ、ゾンビに見向きもされなかったんだぜ♪あっはっは☆」とか言ってないでさっさと上に報告しろー!日本の社会人の常識は【ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)】だ!ってことですよ、まったくもう。


■この記事に関連する映画制作国、地域 : アメリカ映画 

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  2015/08/20 | Comment (5) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit