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たった7分間の切なすぎるゾンビ映画 『CARGO』 (2013/オーストラリア) ※TROPFEST 2013 ファイナリスト作品

   ↑  2013/04/10 (水)  カテゴリー: サスペンス、ミステリー
トロップフェスト(Tropfest)】という、毎年シドニーとニューヨークで共同開催されている世界最大級のショートフィルム映画祭。2013年オーストラリアでの最終選考作品のひとつ「CARGO」が、今ネット上で話題になっています。

セリフもなく、たった7分間の映画です。

生まれて間もない可愛い我が子を残して自分がゾンビになってしまう。そんな絶望的状況の中、父親がとった思いがけないある行動とは!? ・・・もうウルウルきてしまいました。
※一応「ゾンビ映画」ですので、チラッとですが肉片などの描写が苦手な方はご注意ください。


●DIRECTOR: Ben Howling & Yolanda Ramke
●PRODUCER: Ben Howling, Yolanda Ramke, Marcus Newman & Daniel Foeldes


"ゾンビ映画"という世紀末的な世界観の中で見せる、幼い我が子を懸命に守り、未来を託そうとする命を懸けた親の愛情。なぜ父親は自分の手首を縛っているのか?それを感じた瞬間に、私は涙が止まらなくなってしまいました。

素晴らしい音楽。無駄のない短編映画ならではの表現力の充実さ。ハリウッドであればデニス・クエイドあたりが演じていても全く違和感のない、堅実で完璧な役者たちの演技。このショート・フィルムに心から引き込まれてしまいました。

莫大な製作費もセレブな俳優たちの出演もなく、長時間のSF大作でもないこのたった7分間の物語は、今多くの人々の心をとらえています。その理由を考えた時「映画とは何なのか?」という問いにもシンプルな答えが見つかるような気がするのです。






■トロップフェスト(Tropfest)とは?
もともとは、1993年に俳優で映画監督のジョン・ポルソンが友人らと楽しむ目的でシドニーにあるトロピカーナカフェで始めたのがきっかけだったのだそうです。初めはオーストラリア映画を対象にしていたそうですが、次第に映画ファンの人数も膨れ上がり、それに感動した彼はさらに大きな舞台でのフェスティバルを考えることに・・・。2006年にはニューヨークにも進出し、今では世界最大規模の短編映画祭となっています。

1、 7分以内の作品であること(エンドロール含む)
2、 公の場に初めて出す作品であること
3、 TSI(毎年Tropfestが提示するアイテム)を映像に入れること

Tropfestは現在、ニュージーランドやアラビア地域に加え、その他の地域でも開催されており、今後、中国や東南アジアの他、それ以外の地域でも開催される予定とのこと。

また国際映画界における多くの著名団体が支援を行っていることでもよく知られており、ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー、ラッセル・クロウ、ニコール・キッドマン、ジェフリー・ラッシュ、チャールズ・ランドルフやアンソニー・ラパーリアらがトロップフェスト・アメリカの公式大使を務めているそうです。

 Tropfest
公式サイトはコチラから:【トロップフェスト(Tropfest)】
※各国のTropfest映画祭へのリンクになっており、各地域でのこれまでのファイナリストや優勝者の作品も観ることができます。




■この記事に関連する映画制作国、地域 : オーストラリア映画 

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  2013/04/10 | Comment (3) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『雑魚』 (2009/スペイン)

   ↑  2013/04/06 (土)  カテゴリー: サスペンス、ミステリー



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●原題:AGALLAS / 英題:GUTS
●監督:アンドレス・ルケ・ペレス、サムエル・マルティン・マテオス
●出演:ウーゴ・シルバ、カルメロ・ゴメス、カルロス・サンテ、ルーラ・ブランコ、セルソ・ブガーリョ、ヨイマ・バルデス 他
●チンピラのセバスチャンは、田舎町に流れ着く。ジャガーを乗り回す裏ビジネスのボスに取り入ったセバスチャンは、スーツを新調し欠けた歯も直してチンピラ風情を一新、ボスの信頼を勝ち取ることに成功する。だが、麻薬ビジネスの片腕にまでのしあがったセバスチャンに、恐ろしい落とし穴が待っていた・・・。



あー、なんか凄い映画を観てしまったかも!


いい度胸をしているのか、ただの馬鹿なのか(そう、たぶん後者)、気が小さいくせに威勢だけはいいという、どうしようもないチンピラを下品さ&下劣さをたっぷり見せてくれました。彼の人間的な"生臭さ"は映画の主役としては、多分トップクラス級の下衆野郎かと。つまりそいつが出ずっぱりですので、こうなってくると感情移入とか共感とかもうヘッタクレもありません(笑)。【ゲス男TOP10】があれば自信を持って推薦いたします。



「最後に至福をもたらすものは、金の詰まった袋じゃない。この瞬間を忘れないと初めて感じる時だ」「恐れは邪魔になる、忘れるしかない。恐怖は決して消えないんだ」

・・・なぁんていうカッコいいセリフも端々に見られ、お飾り物程度に出てくる女性の扱いに比べると男どうしゲイ的な匂いも漂ったりして、情緒とか教訓なんていう言葉も途中チラチラ見え隠れするんですが・・・すべてはどんでん返しのラストで全て大崩壊!! ひぇー、この映画どうなってるんだ!?と思ったら「そうだ、邦題は【雑魚】だった!」と大いに納得。

スペイン語の原題『Agallas』は、例えば「Él tiene agallas(彼は腹が据わっている)」とか「No tienes las agallas(度胸が足りないぞ)」なんて使われるようで、英題では『Guts(根性)』とそのままの意味に置き換えられています。が、これは珍しく邦題の大勝利だと思うんですよね。主人公を"雑魚"扱いにした、これ以上ないくらい素晴らしい邦題。うまいなぁ。



そう、あのメタボ娘イソリナの容赦のない破壊力にはチンピラもマフィアも力及ばず!

彼女の映し方がまた絶妙なんです。初めは顔だけ、上半身だけ映るのでそこまでメタボだとは思えない。けれど、あの衝撃的ベッドシーンの揺れまくる脂肪&ドン腹見せてのお着替えシーンが破壊的にすごい。食欲はもちろんのこと、金銭欲、権力欲、性欲といった彼女のあらゆる欲望は胸焼けしそうなくらい。スペインの女優さんは映画でも結構バンバン脱ぎますが、これだけはちょっと勘弁してほしかった・・・(笑)


というわけで。
日本では劇場未公開の作品でしたが、私はGyao!【映画】で鑑賞させていただきました。あまり期待せずさらっと観ようと思っただけだったのですが、でも時々そんな映画の中からとんでもない拾い物をしたりして、映画ってこれだから止められないですねー。




※最後に・・・・
'Agallas', comedia negra【eldiariomontanes.es】
この映画のもう一人の主役はスペイン映画界の大物スター、カルメロ・ゴメス(Carmelo Gomez)なんですが、日本の映画サイトでは米国人俳優の「カルロス・ゴメス」と誤表記されている場合が多いんです。

もし当作品のスペイン人俳優 カルメロ・ゴメス氏のフィルモグラフィをたどりたい方はお間違えのないよう、どうぞご注意くださいね (私も暫く迷子になってちょっと泣いた・・・)



■この記事に関連する映画制作国、地域 : スペイン映画 

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  2013/04/06 | Comment (0) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『劇場版しまじろうのわお! しまじろうと フフのだいぼうけん ~すくえ!七色の花~』 (2013/日本)

   ↑  2013/04/02 (火)  カテゴリー: ドキュメンタリー、アニメ

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●監督:平林勇
●声の出演:南央美、高橋美紀、山崎たくみ、杉本沙織 他
●しまじろうたちが住むちゃれんじ島。自然豊かな島だが、ある日、花が次々に枯れていってしまう。みみりんのおうちのお花屋さんは休業を余儀なくされ、しまじろうのお父さんが大切に育てていた花壇の花も枯れてしまい、島の人たちも皆元気をなくす。そんな中、しまじろうたちの秘密基地に花の国の女の子・フフが現れる。再び花が咲くようにするため、しまじろうたちはフフとともに冒険に繰り出す・・・!!





久々に映画館へ行ってきました。そして遂に、記念すべき我が子の映画館デビュー!!
しまじろうが今年でなんと25歳ということで(笑)、初の映画化となったそうです。

集中できなくて途中で泣いてしまうんじゃないか!?周りに迷惑をかけてしまうんじゃないか!?という【子連れ映画鑑賞】への配慮が十分になされています。映画館は完全に真っ暗にならず、途中でトイレ休憩タイムもあり、スクリーンの中からしまじろうたちが話し掛けてくれるので、危機に陥ったしまじろうたちを一緒に応援したり、歌ったり躍ったりもOK。誰かが泣いてもぐずってもそれはみんなお互いさまという雰囲気にずいぶんと助けられました。



アニメーション&実写という演出は賛否両論のようで様々なご意見が出ているようですが・・・私はすごく良い効果があったと思います。

ちゃれんじ島の花たちが次々に枯れていったり、とりっぴいが巨大化してみんなで空を飛んだりといった"非現実的な部分"はアニメーションでのびのびと、空や大地の広大な景色や花々や緑の美しさといった"大自然の風景"は美しい実写で。大人目線で映画を観ようとすると、どうしても恐竜の描写がリアルじゃない→手を抜いているんじゃないか!?と思いたくなってしまいますが、こどもは今回のシンプルなイラストの方が分りやすくて良かったと思います。



ただ、一つだけ思ったのは・・・
初の映画化!!といことで気合も入ったのでしょう「花の妖精フフちゃん&女王のママ」という新キャラクターを登場させてきましたが・・・・いつも見ている「ガオガオさん」とか「ひつじいさん」とか「しかこせんせい」といった、親しみのあるキャラをどんどん出して盛り上げてくれた方が良かったんじゃないかなー。親近感の度合い、物語への吸い寄せられ具合がずいぶん違うと思うんですよね。次回映画化の際にはオールキャストでの物語を観てみたいものです。

・・・あ、それとちょっとだけ登場するキャラクターたちですが、相変わらず声優陣が豪華なのでアメドラ好きの私にもワクワクものでした!




我が子は私に似てノリノリ系なので(笑)、スクリーンに向かって「こんにちはぁぁ!!」と叫んだり、一緒にカウントしたり歌ったりと楽しそうでした。で、エンディングではしまじろうが「さぁ、最後はこの歌で一緒に躍ろう!」みたいなことを言うんですよね。階段の所で子どもが踊っていたら周りの席のお子さんたちも次々集まってきました。大きなスクリーンのしまじろうたちと一緒にウキウキしながら躍っている可愛い踊り子さんたち。映画を純粋に、体いっぱいに楽しんでいる子供たちの姿を見ていたら、ちょっと幸せな気持ちになりました。

なんというか・・・映画の楽しみ方って本来はこういうものなのかもしれないなぁ、なんて思ったんですよね。勿論、通常の映画館でのマナーを教えることも今後大切ですが、でもせっかく大勢の人たちと一緒に観ているんですもん、かしこまって微動だにせず緊張しているよりは、もう少しだけリラックスしてみんなで大笑いしたり拍手したり一体感を楽しむという映画館ならではの醍醐味をもっと味わっても良いんじゃないかなぁと。あ、もちろん通常の映画で踊ろう!とまでは思いませんが(笑)。

一緒に楽しんでいる他の保護者の方やお子さんたちの姿からも色々教わった気もして、私にとってもなんだか久々に楽しい"映画館時間"が過ごせました。また行ってみたいな!

劇場版しまじろうのわお!しまじろうとフフのだいぼうけん~すくえ!七色の花~@映画生活


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  2013/04/02 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit