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『ロックアウト』 (2012/フランス)

   ↑  2016/04/11 (月)  カテゴリー: アクション、パニック





ロックアウト Blu-ray



●原題:LOCKOUT
●監督、脚本:スティーヴン・セイント・レジャー、ジェームズ・マザー
●制作、脚本:リュック・ベッソン
●出演:ガイ・ピアース、マギー・グレイス、ヴィンセント・リーガン、ジョセフ・ギルガン、レニー・ジェームズ、ピーター・ストーメア 他
●西暦2079年。囚人の冷凍保存により脱獄率0%を誇る刑務所MS-1。そこは、宇宙に浮かぶ究極の監獄だった。地球軌道上に浮かぶその刑務所を訪れた大統領の娘エミリーが囚人に捕らえられ、500人もの凶悪な囚人が解き放たれてしまう。そこで米国政府は、スパイ容疑で逮捕された腕利きCIA工作員スノウに"釈放"と引きえにエミリーの救出を依頼する。彼は地上80キロ上空に浮かぶ宇宙刑務所に乗り込み、凶悪犯500人を相手に単独で任務を遂行するのだが・・・!!




年度初めの4月というのは、気が張り詰めることが多い日々ですね。
こういう時は間違っても【ミヒャエル・ハネケ映画】とか見ちゃいけませんねぇ。グッタリきますから。あと【アンゲロプロス作品】とか。寝ちゃいますから。あ、別な意味で爆睡して身体は休まるかな(笑)。

というわけで、今月は完全に"自分のため"の【オバカ映画祭り】を開催!
今夜はこれを更新したらぐっすり眠れそう~






この映画、何だか色々な意味で大笑いさせてもらって、自分の中では大ヒットです。

春の新生活がスタートして、ちょっとした緊張感のある中でパァ~っと観られる映画として選んでみたところ、これが思った以上にツボに入りまして。正直『ロックアウト』という作品は"ザンネン映画"の部類に入ってしまうのでしょうが、でも私は・・・

こんなおちゃめマッチョなガイ・ピアースを見たかったんだー!
大満足だー!



だって、いわゆる【米国アクション映画】の「あるある設定」をいちいちおちょくっているとしか思えない"遊び感覚"に思いっきりくすぐられるんです。

憎まれ口叩きながらダクトを這いずり回るピアースはブルース・ウィリスを彷彿とさせるし、ピアースがスタントなしで挑戦したというモモンガ飛びは「いや、あり得ないあり得ない!」とツッコミ入れたくなるトム・クルーズ芸みたい。囚人たちがゾンビみたいにドワァァァァァ!!っと追い掛けてくるシーンなんかもう大笑い。



ピアースが演じる主人公スノーは、近未来では時代遅れとなったタバコをふかし、ぼやきとジョークを連発しながら、単独でミッションをこなすタフガイ。製作陣が『ニューヨーク1997』や『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』のような「痛快な80年代のアクション作品を意識した」と語るように、ピンチのときでもジョークをカマし、ここぞという場面でズバ抜けた生存本能を発揮する。
痛快! そして最強! 映画『ロックアウト』で80年代ヒーローが復活【ぴあ映画生活】
そう、この80年代っぽいムサ苦しさ&ダサさが堪らないのよ。
しかも、これでも一応【フランス映画】というのが、もうメチャクチャ(笑)






こうなるともう「楽しんだもの勝ち!」の映画ですね。


「あ、これはまだ作り途中なんですね」と一言申し上げたくなるような、ショボショボのCGの破壊力と言ったらないですし。或る意味スゴイっちゃあ凄いんだけど。

そして、いくら"未来設定"とはいえ、外部用作業スーツみたいなのを着たまま大気圏突入して→そのまま適当なパラシュートで降りてくるというクライマックスの宇宙からの帰還シーンなんて、まぁ深いこと考えんなよ!的なやりたい放題感いっぱい。ジワジワきます。

こういうの、わたし大好きですねぇ、もう。「ダメな子ほどカワイイ」とはよく言ったもの。ほんとスッカスカなんですけど、あぁなんという愛すべき映画なんでしょう。ここまでくるとオマエが大好きだー!と叫ばずにはいられない。







おちゃめマッチョなガイ・ピアースのキャラだけで押し込んだような映画でしたが、これシリーズ化してくれたら、ハイ!わたし観ます。スタローンの刑務所映画『ロックアップ』と合わせてもらって【テレ東 刑務所マッチョ祭り】をやってくれたら、ハイハイ、わたし絶対観ます!

だからね、次作は、ツ◯ヤだけにレンタル独占させるなんてそんな了見の狭いことをやってちゃいけませんよ、ねぇ!こんな素敵な映画はみんなで楽しまないとほんと勿体ないです。
ってこれはちょっと褒めすぎね。


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  2016/04/11 | Comment (4) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

『ギルバート・グレイプ』 (1993/アメリカ)

   ↑  2016/04/05 (火)  カテゴリー: ロマンス、ドラマ





ギルバート・グレイプ [DVD]



●原題:WHAT'S EATING GILBERT GRAP
●監督:ラッセ・ハルストレム
●出演:ジョニー・デップ、ジュリエット・ルイス、レオナルド・ディカプリオ、メアリー・スティーンバージェン、ジョン・C・ライリー、クリスピン・グローヴァー 他
●アイオワ州エンドーラ。生まれてから24年、この退屈な町を出たことがない青年ギルバートは、知的障害を持つ弟アーニー、過食症を病む250kgの母親、2人の姉妹の面倒を見ている。毎日を生きるだけで精一杯のギルバートの前に、ある日トレーラー・ハウスで祖母と旅を続ける少女ベッキーが現れる。ベッキーの出現によりギルバートの疲弊した心にも少しずつ変化が起こっていく・・・。




遅くなってしまったけれど「ディカプリオちゃんオメデトウ」企画です!一応ね(笑)。

当時のディカプリオちゃんは、ロバート・デ・ニーロと共演した『ボーイズ・ライフ』で注目されたピカピカの注目若手俳優でしたから、この映画での評判も本当にすごかった!


この映画を観に行ったのはね、私が19歳の時。

観終えて部室に戻ってきたら、バンドの先輩に「まるちゃん(仮名)、『ギルバート・グレイプ』どうだった?」と聞かれて、私は「そうですねぇ、爽やかすぎて特に何も残りませんでしたね!」とハキハキ答えたことを今でも覚えています。。。

ま、この頃の私はなーんの悩みもなくて、いや、あったとしても自分のコトばっかりで、完全に"自分中心に回っている世界"の中で好き勝手なコトやりたい放題でしたから、当時のこの感想はまぁ妥当なものだったんでしょう。


あれから何度、この映画を観直してきたかな。

たった一度観て、再び触れることもなく過ぎ去っていく映画もあれば、人生の節目節目でふと思い出して手を伸ばしたくなる映画もあります。

『ギルバート・グレイプ』は、私にとってそんな作品の1つ。







幾つかの出会いの中で、大きな影響を与えてくれる人がいます。
ジュリエット・ルイス演じるベッキーがそう。

自分にとって本当に大切なこと、望み、ひとりでは知らなかった世界の話。
そんなことを気付かせてくれる人。





人はたぶん、歳を重ねるにつれて自分のまわりに様々な囲いができて、それに守られたり囚われたりしていくのでしょうね。だから、完全に何からも自由でいることなんてできない。

それは仕事だったり、人間関係だったり、家族のこと、病気、育児、介護など。程度の差こそあれ、人は背負っていくものや責任を負うべきものが少しずつ増えていきます。

でも、何も変わらずに続いていくものなんてないんですよね。
生きている限り、"変わらないもの"なんてないですから。

だから必ず変化の時がきて、その形や重さも変わって、自分自身にも変化が訪れて、そうやって人生は続いていく。「自分には自由がない」「何も選べない」「このままでいいのか分らない」なんて悩まなくてもいいんだと思う。

大丈夫。きっと大丈夫。
この映画が、そうやって背中を押してくれます。






雨の中、車のエンジンがかかって・・・・ポンコツ音とともに再び消えるあの瞬間。
あんなに胸がギューッとくるシーンはありませんよ~。


この映画のジュリエット・ルイスとジョニー・デップ、そしてディカプリオちゃんの、演技とは思えないようなナチュラルな表情にホッとさせられます。
今のような"どぎつさ"は皆無(笑)。



私にとっては、宝物のような映画です。



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  2016/04/05 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit