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【アメリカ映画】を、とりあえずまとめてがんばって7本

   ↑  2017/06/25 (日)  カテゴリー: サスペンス、ミステリー
この2,3か月で観た映画を思い切ってギュギュっと、いや、かなりギューギューにまとめることにしました。書いておきたい映画があと20本くらいあるのは、一体どうすべきなのか・・・・・

不思議なことに、その時は思いっきりノリノリで観終わってメモしていたにも関わらず、今冷静になって書き直してみると、正直なところあまり印象に残っていない作品もあったりしてこれってなんでしょう。とりあえず今日は【アメリカ映画】を。







『パンドラム』 (2009/アメリカ、ドイツ)



●原題:PANDORUM
●監督:クリスティアン・アルヴァルト
●出演:デニス・クエイド、ベン・フォスター、カム・ジガンデイ、アンチュ・トラウェ、カン・リー、エディ・ローズ、ノーマン・リーダス 他
●西暦2174年、地球は滅亡を迎えようとしていた。そんな中、ある惑星へ移住するため、6万人の人類が宇宙船エリジウムで出発。やがて二人の飛行士が冷凍睡眠から目覚めるが、二人は記憶を失っていた。そして、船内にいるはずのない恐ろしい何かが存在することに気付き・・・。




面長で寄り目がちなお顔立ちのベン・フォスタージェイク・ギレンホールライアン・ゴズリングは、区別がつかない私の中の三大俳優なのですが、今回はベン・フォスターが主演の「SF・ホラー・ミステリー」。←書いておかないと後でまたゴッチャになる。

みんなドロドロでグチャグチャで臭そうな絵面が続く中、ラストに向けて"頼れるおじさん"系のデニス・クエイドが大暴れしてくれる後半の勢いが結構好きでした。ラストも素直に「おぉ!」と。B級でも満足です、『イベント・ホライゾン』好きです、という方にはピッタリかと。←なにせ、製作が『エイリアンVS. プレデター』『バイオハザード』のポール・W・S・アンダーソンですので。エイリアン?モンスター?ゾンビ?みたいな怪物と戦う時に相手に武器を持たせるシーンなんて、ちょっとぐっときました。エイリアン・スリラー映画におけるバトルの礼節をここに見た!








『エージェント・マロリー』 (2011/アメリカ)



●原題:HAYWIRE
●監督:スティーヴン・ソダーバーグ
●出演:ジーナ・カラーノ、マイケル・ファスベンダー、ユアン・マクレガー、ビル・パクストン、チャニング・テイタム、マチュー・カソヴィッツ、アントニオ・バンデラス、マイケル・ダグラス 他
●フリーランスの女スパイとして活躍するマロリー・ケイン。ある日、彼女のもとに民間軍事企業の経営者ケネスからバルセロナでの人質救出という依頼が舞い込む。同業者のアーロンらと協力してみごとミッションを成功させ、次にケネスが持ち込んできたイギリス諜報機関MI-6の仕事にとりかかる。それはフリーランスのスパイ、ポールとともに新婚夫婦を装い、指定された男に接触するだけの簡単なミッションと思われたが・・・。




ムエタイ出身の総合格闘家という主演のジーナ・カラーノさんのあまりの格好よさに惚れ惚れ!その美貌、ファッション、引き締まった肉体、アッと思う間に繰り出される強力キック。なのに微笑むとあらなんて可愛いの~!で、イケメン俳優たちがボッコボコに叩きのめされます。うぉー。

時系列を工夫したり、映像のトーン、オシャレ音楽なんかで"ソダーバーグ風味"はぷんぷんしていますが、この際お話は結構どうでもよくて、私は彼女の抜群の身体能力とクールな美貌を愛でるだけて大満足。というか、この映画はこの見方で合っているんだと思います。体を鍛えている人の所作って、本当にちょっとした動きでも美しい。「映画は見た目が100パーセント」と思っているであろうソダーバーグ監督らしい作品だなぁ。








『記憶探偵と鍵のかかった少女』 (2013/アメリカ)




●原題:MINDSCAPE
●監督:ホルヘ・ドラド
●出演:マーク・ストロング、タイッサ・ファーミガ、サスキア・リーヴス、リチャード・ディレイン、インディラ・ヴァルマ、ノア・テイラー 他
●ジョン・ワシントンは他人の記憶に潜入できる特殊能力で難事件を解決する“記憶探偵”。ある日、そんな彼のもとに拒食症に陥った16歳の少女アナのトラウマを探り出してほしいという依頼が舞い込む。数々の凶悪事件と向き合ってきたジョンにとって、それはいともたやすい仕事に思われたが・・・。




ノア・テイラーが出てくると「おっ!」というカラクリのあるジャンルの映画になります、と私は信じているのですが、加えて「真実を知りたければ、思い込みを捨てろ。」という宣伝文句に(いつものように)乗せられて、以前から観るのをすごーく楽しみにしていた作品でした。タイトルからして興味深い設定だし、ハードボイルドっぽい探偵モノの雰囲気が素敵だし。

全編から漂ってくる空気が全くアメリカ映画っぽくなく(ロケ地はスペインやフランス、カナダ)、不思議な異国情緒に加えて時代設定も不確かで、この謎めいた雰囲気に思わせぶりな映像を挟みつつ、ゆるゆるとストーリーが進んでいくのでありましたが・・・・・・観終わってみると「なんだよおい」と一言言いたくなってしまった。主人公の行動も穴だらけなので、なんだか知りませんがフツフツと怒りに似たような感情すら抱きました。楽しみにしていたのになー!勝手にハードルを上げすぎちゃったかなぁ。私は今、少し悲しい。








『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』 (2012/アメリカ)




●原題:THE PLACE BEYOND THE PINES
●監督:デレク・シアンフランス
●出演:ライアン・ゴズリング、ブラッドリー・クーパー、エヴァ・メンデス、レイ・リオッタ、ベン・メンデルソーン、マハーシャラ・アリ 他
●移動遊園地で曲芸バイクショーをしながら各地を巡り、その日暮らしの気ままな生活を送る孤独な天才ライダー、ルーク。ある日、かつての恋人ロミーナと再会した彼は、彼女が自分との子どもを密かに生んでいたことを知り、根無し草生活から足を洗うことを決意する。しかし職探しは上手くいかず、母子を養うために銀行強盗に手を染めることに。そして、そんなルークを、正義感にあふれる新米警官エイヴリーが追い詰めていくのだったが・・・。




親子二代に渡る因縁の物語で、しかも結構なスター揃いときましたので「これは重厚なストーリーになるのか!?」と期待したものの、それぞれ皆さん強烈な個性をお持ちなのですが、結局誰もかれもがどうしようもない感じなので「だから一体どうしろと・・・」としか思えなかったです。というのも、結局こういった感想を抱くのは、日本人としての合理的な考えしか持たない私だからなんだろうか?とも感じたからなんです。

ニューヨーク州スケネクタディ(Schenectady)郡がこの物語の舞台なのですが、Schenectadyとは元々モホーク族インディアンの言葉でして、英語だと「THE PLACE BEYOND THE PINES」←この映画のタイトル("松林を越えた向こう側の地")となるわけですね。17世紀初頭からの古い歴史のある街なのだそうですが、やはりこういった独特の雰囲気・・・・ブルーカラーとアッパー?ミドル?クラスといった経済格差や停滞、権力者の腐敗・汚職等、その土地の持つ歴史や特色を知っていれば登場人物たちの行動にもっと意味を感じられたのかもしれません。原案・脚本も手掛けたデレク・シアンフランス監督と奥様(脚本も担当)は、この地の出身だそうですから。思い入れもきっと半端ない。私のぽっと浮かんだ感想程度じゃ到底及ばないような思いが、このアメリカ映画には詰め込まれているんだろうなぁ。







『COP CAR/コップ・カー』 (2015/アメリカ)




●原題:COP CAR
●監督:ジョン・ワッツ
●出演:ケヴィン・ベーコン、ジェームズ・フリードソン=ジャクソン、ヘイズ・ウェルフォード、カムリン・マンハイム、シェー・ウィガム 他
●声の出演:キーラ・セジウィック
●こっそり家を抜け出したやんちゃ盛りの悪ガキ、トラヴィスとハリソン。空き地で一台のコップ・カーを発見し、恐る恐る近づくと、誰もいないのを確認して中に乗り込む。すると、ラッキーにも車のキーまで見つかる。もはや運転せずにその場を立ち去ることなど出来るはずもない。さっそく2人はマリオカートで磨いた腕前を発揮して、コップ・カーを公道で大暴走させる。しかしそのコップ・カーの持ち主ミッチ・クレッツァーはただの保安官ではなかった。




悪者のケヴィン・ベーコン。クレイジーでブチキレまくりのケヴィン・ベーコン。
「こんな曲者ベーコンが見たかった!」という、そんなアナタの期待を決して裏切らないバリバリの悪徳警官をケヴィン・ベーコンが生き生きと演じています。かなりシンプルで地味~な話(米国映画なのに推定製作費が80万ドルって少ないでしょう!)なのですが、私はいやーもう満足満足。

主人公は一応子役2人の方なんでしょうけど、"ガキども――遊びは終わりだ。"というキャッチコピーが示す通り、映画の行く手には中途半端がお嫌いなベーコン様が立ちはだかります。子どもにとっては恐怖以外何物でもないのですが、私の大好きなカムリン・マンハイムが出てくる終盤なんてもうほとんどブラックコメディ。こういう映画にたまに出会えれば、いやー私はもう満足満足。







『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 (2013/アメリカ)




●原題:THE WOLF OF WALL STREET
●監督:マーティン・スコセッシ
●出演:レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー、マシュー・マコノヒー、ジョン・ファヴロー、カイル・チャンドラー、ロブ・ライナー 他
●80年代後半のウォール街。証券マンのジョーダン・ベルフォートは26歳で会社を設立すると、富裕層をカモにそのモラルなき巧みなセールストークで瞬く間に会社を社員700人の大企業へと成長させ、自らも年収49億円の億万長者となる。ドラッグでキメまくり、セックスとパーティに明け暮れた彼のクレイジーな豪遊ライフは衆目を集め、いつしか“ウォール街の狼”と呼ばれて時代の寵児に。当然のように捜査当局もそんな彼を放ってはおかなかったが・・・・。




主人公ジョーダン・ベルフォートに人生を狂わされた人は山ほどいるでしょうに、そんなヤツの映画を大馬鹿パワー全開で作ってしまうアメリカってある意味ちょっと怖いよ、アメリカって国は。

だいたい、ドラッグきめまくりで芋虫かナメクジ状態で這いずり回って、どうにか乗り込んだランボルギーニを右に左にボッコボコにしながら運転して、家に着いたらベロンベロンのドロンドロンで転がりまくりながらジョナ・ヒルと電話線に絡みまくるディカプリオちゃん。この抱腹絶倒シーンを思い出すだけでも再び笑いが込み上げてくるのでありますが、一方でこんなヤツに大切な人生奪われた人達を思うと、本当にオカネって恐ろしいものだなと・・・・・。バカだなーバカだなー、本当にばかだなー、と呆れながらも「あっ」という間の3時間。「富=幸福」として迷うことなく突き進んだこの揺るぎなきマネーパワー、下品極まりないですがディカプリオちゃん色々な意味でアッパレ。







『モーガン プロトタイプ L-9』 (2016/アメリカ)




●原題:MORGAN
●監督:ルーク・スコット
●製作:リドリー・スコット
●出演:ケイト・マーラ、アニヤ・テイラー=ジョイ、トビー・ジョーンズ、ミシェル・ヨー 、ジェニファー・ジェイソン・リー、ポール・ジアマッティ、ローズ・レスリー 他
●シンセクト社の研究施設で開発されていた人工生命体の試作品L-9「モーガン」が、研究者を襲って大怪我をさせる事故が発生。調査のため本社から危機管理コンサルタント、リー・ウェザーズと心理評価の専門家シャピロ博士が派遣される。リーは隔離されたモーガンと対面し、シャピロはモーガンの心理評価を実施するが、その最中でモーガンが混乱し始めてしまう・・・!




↑コチラの予告編、IBMが開発した人工知能「ワトソン」が作ったものなんですって。「人口生命体」を巡るSFスリラー映画の予告編として、とても完璧な構成です。起承転くらいまでのツボをキチッキチっと押さえていて巧いです。もしかしたら、映画の予告編作りなんて人間の仕事じゃなくなる日もそう遠くないのかも・・・・・

リドリー・スコット父さんがプロデュースして、ご子息であるルーク・スコットが監督した"人工生命体の底知れぬ脅威"を描いたこの作品。個人的に好きなジャンルなのですが、生命体を作り出そうだなんて考えは人間のおごりとしか思えず、『エクスマキナ』とか『スプライス』なんかを彷彿とさせる不気味感というか嫌悪感が、観ている間中ひたひたと忍び寄ってきました。で、ラストなんですが「あーた、これがやりたくて仕方なかったんでしょう!」という非常に解りやすいオチで、まぁこんなもんかいなと。リドリーお父さんったら、息子には甘いんですわね。




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  2017/06/25 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit