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『天使にラブ・ソングを 2』 (1993/アメリカ)

   ↑  2011/06/03 (金)  カテゴリー: コメディ


天使にラブ・ソングを2 [Blu-ray] / 洋画


●原題:SISTER ACT 2: BACK IN THE HABIT
●監督:ビル・デューク
●出演:ウーピー・ゴールドバーグ、マギー・スミス、キャシー・ナジミー、ウェンディ・マッケナ、メアリー・ウィックス、バーナード・ヒューズ、ジェームズ・コバーン、ローリン・ヒル、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット 他



実はここ1,2か月ほど、この映画を毎日観ています。というか観せられています
我が子の「お気に入り映画」になってしまったのです。歌のシーンばかりですが、毎日とにかく「ママ、"Be Fine"しよう!」と言ってきます(※これは、ウーピーのセリフの1つなのですが、なぜか我が子はこの映画のことをそう呼ぶ)。

これだけ何度も一緒に観ていると(単純計算して100回超・・・)、純粋に楽しんでいる子どもと違ってお母さんは細かいことに目が行くようになりました。というわけで、せっかく毎日観ていますので、今日は【勝手に新発見!天使にラブソングを2】を書いてみることにしました。なにやってるんだろうか私は。




【発見その1】
ウーピー・ゴールドバーグの娘が出ている


高校生役23名は、全米でオーディションを行い合格した"歌って踊れる"役者さんたちです。しかし、その中でも役名付は、ローリン・ヒルを含めて9名であり、その他の生徒は【Classroom Kids】というクレジットになってます。

この「その他生徒」の中に、ひっそりと挙げられている「Alex Martin」という名前をご存知でしょうか。彼女こそ、なんとこの映画の主役で大スターのウーピー・ゴールドバーグの実娘、アレックス・マーティン(本名は Alexandrea Martin)なのです。


"Your mama is so fat, she sat on a rainbow and Skittles popped out♪"
あんたの母ちゃん超オデブ~・・・

いきなりこんな感じで登場です(中央左で歌っている女性)。

スクリーン上では何度か映っているものの、全編を通してセリフは2つしかありません。笑った顔なんかは口の端がヒューっと上がるところがお母さん似だなぁと思いました。当時、アレックスは既に子持ちのママさんだったそうです。16歳の時に最初の子どもが生まれているので。因みにウーピーは34歳でおばあちゃんに・・・ヒエー!!


アレックスは、合唱シーンなどでも端の方にそっと映っているだけで(このカットだと一番右端)、中央で目立つ存在ではなかったため、"主演女優さんのお嬢さん"という「特別扱い」はなかったようです。それでも、聖歌隊が最優秀賞をもらって大喜びするシーンでは、ウーピーママとハグをする姿が一瞬ですが大きく映されます。共演した母娘の気持ちを想像して改めて観てみると、ちょっと感動する場面ですね。




【発見その2】
エキストラには、必ずアジア系が映り込むようになっている


人種問題についてキャスティングで気に掛けることが多いハリウッド映画ですが、この『天使にラブソングを2』も例外ではありません。特にこの映画の場合「アフリカ系」の「女性」が主役であり、ハリウッド史上初めて、ヒットした前作の続編をアフリカ系アメリカ人が監督したという、【歴史的意義のある作品】とまでいわれているんです。

そういった背景があるためか、『天使にラブ・ソングを2』は【マルチ・エスニック・キャスティング】をかなり強く意識した作品となっています。何度も観ているうちに私が注目したのは「アジア系」でした。エキストラが出るシーンのすべてに必ず1人が(不自然に笑)配属され、しかも必ず主要登場人物の傍についてフレーム内にキッチリ映り込むよう構成されています。各ショットとも、計算されてあったんですね。


極めつけは左の彼女、ディディ・マグノ(Deedee Magno)。音楽クラスで唯一のアジア系でした。【Classroom Kid】で台詞が1つだけにも関わらず、合唱の時も必ずローリン・ヒルと一緒に映るようになっています。エンドクレジットが入る直前のラストカットでもキッチリ顔を入れ込んでいるところがすごい技です。※ディディは、ディズニーのミッキーマウスクラブ出身の「The Party」というグループのメンバーだったので名が知れていたということもあるんですけれど。


The Party:右から2番目がディディ。ふ、ふるい・・・

例えば、白人黒人コンビの刑事ものだったり、上司や部下がアジア系やラティーノというハリウッド映画の設定は今や当たり前のように目にするようになりましたが、この映画のエキストラに対する神経質なまでのキャスティングに、今更ながら驚かされました。細やかな配慮がなされていたのですね。

もしテレビ放映などで目にする機会がありましたら、ぜひぜひよ――く見てみてください。多少不自然な感じはあるものの、必ず1人のアジア系俳優さんの姿がありますよ。「チャップマン聖歌隊」の中にもちゃんといます!(←わかる人がいたら嬉しい笑)




【発見その3】
白人ラッパーは「しまじろう」と同じコーディネイトだった

 
左:「しまじろうだYO!」    右:我が子の愛用三点セット

これは我が子の発見です。
なんと、白人ラッパー、フランケイ君の恰好が、しまじろうとまったく一緒だったのです。そのため彼が出てくると子どもは「しまじろうがキター!!!」と叫ぶようになりました。一番の衝撃的発見でございます。




というわけで「誰もここまで観ませんよ」というくらい細かいことを一人でブツブツ書いてしまいました。スミマセン。私もこんなことになるほど『天使にラブ・ソングを2』漬けになるとは夢にも思いませんでした。人生わからないものです。

それではここまで書いたら、もうついでですので、この映画の後の高校生たちの「その後」を少しご紹介して終わりにしようと思います。ご興味のある方はぜひどうぞ♪



【あの子たちは今・・・・】
ジェニファー・ラブ・ヒューイットとローリン・ヒルについては有名なので割愛!


高音ボイスがズバ抜けていたアーマル役のライアン・トビー(Ryan Toby)
彼は、ウィル・スミスやアッシャーの大ヒットアルバム制作に携わった他、R&B HIP HOPトリオの「City High」でも活躍し、同グループのクローデットと結婚(右画像の右側がライアン)。可愛らしかった少年も、今や貫禄のアーティストに。



白人ラッパーのフランケイ役だったデヴィン・カミン(Devin Kamin)
メジャー映画での代表作はあまり見つけられませんでしたが、「ストラトス・フォー」という日本アニメの吹き替えをやっているそうです。



「メリーさんの羊」を知らなかったマリア役のアラナ・ユーバック(Alanna Ubach)
『天使に・・・』以降も、157cmの小柄さで『キューティ・ブロンド』1・2や『ミート・ザ・ペアレンツ2』など、美貌の持ち主ながらコメディエンヌとしても大活躍(右画像の右がアラナ)。コンスタントに映画出演し、ユニークで息の長い女優さんになっています。



真面目なタイラー・チェイス役のクリスチャン・フィッツハリス(Christian Fitzharris)
『天使に・・・』以降は、クリエイターとしてインディーズ作品やライターとして活動している様子。この業界をものすごく愛しているようで、役柄同様に地道に活躍されているようです。



役名はありませんでしたが、歌の上手かったヴァレリア・アンドリュース(Valeria Andrews)
『天使に・・・』のサントラではライアン・トビーと歌った「ペイ・アテンション」が収録されているように、シンガーソングライターとして有名に。映画『ムーラン・ルージュ』では「Rhythm of the Night」、『キューティ・ブロンド』では「Ooh La La」など。最近の映画出演としては『ジャスト・マリッジ』が有名。




他にも見つけてはみたのですが、とりあえず今回は(?)ここで終了。もしかしたら今後【あの子たちは今・・・】のコーナーが、こっそり増えているかもしれません(笑)。

ただ、こうして生徒役の役者さんのその後を追ってみると、ほとんどの方がこの映画への出演を皮切りに、新しい道へと個々それぞれが歩み出していることがわかりました。俳優として、アーティストとして、エンターテイナーとして実績を残していった人。ショービズ界からは消えてしまった人。・・・そのことを知ってから、もう一度、最後のコンクールのシーンを見てみると、未来への可能性でキラキラしていた彼ら・彼女たちの本当の人生と重なる気がして、本当の青春の「一瞬」を切り取ったような感覚に陥って、なぜだか観ている自分が泣きそうになってしまうのです。

これから、あとどれくらい我が子のこの映画鑑賞(歌の鑑賞)に付き合うことになるかわかりませんが、これからずっと先まで思い出に残る映画になることは間違いなさそうです。このぶんだと【200回記念】が来る日も、そう遠くはないかもしれません(笑)。

天使にラブ・ソングを2@映画生活




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  2011/06/03 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

Comment


コメントありがとうございました。
以前からわたしのブログを読んで下さっていたなんて、嬉しいやら恥ずかしいやらコメントを読みながら興奮してしまいました。『天空の草原のナンサ』のイラストは自分でも見直すとビックリします(笑)

私もかの方のブログでお名前を何度か拝見してたんですよ~。もっと積極的にリンクを辿っていれば、もっと早くお知りあいになれたのに!
でも、知らずにこうやって出会えたし、観ている作品も被っているものが多くて、なんだか縁を感じますね♪

「天使にラブソングを」シリーズも大好きです。でも1、2ヶ月で100回超えはすさまじい…夢でも忠実に再現できそう。その後、記録更新されましたか?
発見の数々も知らなかった事ばかりで、再見する時の楽しみが出来ました。子供たちのその後の活躍も、本当に映画と現実が重なるようですね。
ちょっぴり思い出し感動!

はなまるこさんとお話できて嬉しいです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いしますね~。

宵乃 |  2013/05/07 (火) 12:07 [ 編集 ] No.115


はなまるこより

宵乃さん、こんばんは♪
いやいやもう、私の方こそ「まさか!あの宵乃さん!!」と興奮状態でした(笑)
ここまで辿り着いていただき、本当にありがとうございました<(_ _)>
感謝感謝です☆

『天使にラブソングを』ですが、時々子どもがDVDを引っ張り出してきては
歌い踊っていますので・・・ハイ、記録は確実に更新していると思われます(笑)
そうそう、偶然なのですが、昨日ご訪問いただいた『野のユリ』も
子どもの好きな映画の1つでして(まだ未就学児なんですが・・・i-229)
『天使に・・・』と同様「エェェェェェ~メンッ♪」と踊ったりしています。
きっと分かりやすい、"何か"があるんでしょうねぇi-179

で、今日たまたまニュース記事を見てたら【ローリン・ヒル 脱税で禁錮3カ月】
というトピックを見て驚きましたi-282・・・まさに人生いろいろ、ですねi-201
またこの映画を観る時は、ちょっとしみじみしてしまいそうです(笑)

また宵乃さんの美しいイラスト&レビューを楽しみにしておりますね♪
遊びに来てくださってありがとうございましたi-80

宵乃さんへ★ |  2013/05/07 (火) 21:06 [ 編集 ] No.116

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