お散歩シネマ 映画の世界へ出かけよう!!映画の数だけ、もっと世界は面白くなる! 

『ラブ・アクチュアリー』 (2003/イギリス、アメリカ)

   ↑  2011/06/29 (水)  カテゴリー: ロマンス、ドラマ


【Blu-ray Disc ブルーレイ】ラブ・アクチュアリーヒュー・グラント [GNXF-1581]


●原題:LOVE ACTUALLY
●監督:リチャード・カーティス
●出演:ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン、アラン・リックマン、コリン・ファース、ローラ・リニー、キーラ・ナイトレイ、ローワン・アトキンソン、ビリー・ボブ・ソーントン、ビル・ナイ、マルティン・マカッチョン 他
●19人の男女が織りなす、9通りの様々な愛の形―
ロンドン、ヒースロー空港。そこは愛する人との再会を喜ぶ笑顔で溢れている。若くして首相に着任したデヴィッド(ヒュー・グラント) 、新しい愛と出会ったばかり。OLのサラ(ローラ・リニー)は、入社以来2年7ヵ月と3日もの間、同僚のデザイナーに片想いをし続けている。長年寄り添う夫婦の妻カレン(エマ・トンプソン)は夫ハリー(アラン・リックマン)に浮気の予感。言葉が通じないが他国の女性に想いをよせる作家ジェイミー(コリン・ファース)。夫の親友に思いを寄せられる花嫁ジュリエット(キーラ・ナイトレイ)・・・。人とのつながりが薄くなったと囁かれてる現代でさえ、見渡すとこの世には愛が満ち溢れている―。 「ノッティングヒルの恋人」のリチャード・カーティス監督が、様々な人間関係の中で生まれた恋愛を一つの大きな愛の物語に紡ぎ上げたラブ・ストーリー。





突然ですが!
私の学生時代の友人Cちゃんが「野菜ソムリエ食のみやこ 鳥取県大使」になりました(祝!)。しかも「ブログを読んでるよ~」とお手紙に書いて送ってくれたのです。Cちゃんは、学生時代にマレーシアとシンガポールを旅した大好きな友人です。夜はHard Rock Cafeで踊りまくりましたねぇ(笑)。

うわぁ♪と嬉しくて、今日はCちゃんの好きな映画、そして私がいつも疲れた時に必ず観る映画をpickupしてみました。


38℃の暑さでグラグラだった自分もこれでリフレッシュだ!!





長い伝統と歴史の中で根付いてきた「個人主義」という国民性で知られるイギリス人は、他人からの干渉を嫌う傾向があるとも言われています。

【イギリス映画】と聞いて私が思い浮かべるのは、この映画にも出演しているエマ・トンプソン主演の『日の名残り』(1993)や『いつか晴れた日に』(1995)など、思いを胸の内に秘めた情熱的な恋や悲恋物語など、どこか日の当たらない「陰」のような気配を纏う作品たちのイメージです。それでも、この『ラブ・アクチュアリー』で展開される"大好きな人を想い求める気持ち"はもちろん万国共通。

フォー・ウェディング [Blu-ray]


ノッティングヒルの恋人 [Blu-ray]


ブリジット・ジョーンズの日記 [Blu-ray]



監督のリチャード・カーティスは、これまでに『フォー・ウェディング』(1994)、『ノッティングヒルの恋人』(1999)、『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)、『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2004)など、不器用だけれど愛すべき主人公たちの姿を「映画」という魔法で大いに楽しませてくれるフィルムメーカーです。






想いを伝えられない男性たち

女性と見れば「声をかけない方が失礼!」と言わんばかりに一直線に口説き始めるラティーノに比べれば、『ラブ・アクチュアリー』に登場する男性たちって、なんて控え目なんでしょー。ま、この歯がゆさが【コメディ】にも【シリアス】にも【感動のドラマ】にもなるわけなんですが。



ビル・ナイのパートは、長年の信頼や友情を正直に伝え合おうとするオッサン同士の物語ですが、その他三人の恋物語は、彼らの恋そのものの行方よりも「なんとか思いを伝えよう!」と勇気を振り絞るその健気な姿にジーンときてしまうのです。



人との出会いって、必ず別れがくるものです。
これは悲観的な考えではなくて、たとえ一生を添い遂げるどんなに仲の良い夫婦だとしても、最期は必ず"死"という形でお別れはやってきます。だから、一緒にいられる時間だけでも正直に気持ちを相手に伝えておかないと。恋人でも、友人でも、家族でも、一生隣にいて思いを伝え合える時間なんて、本当に限られているから。自分がどれほど相手を必要としているか。どれほど大切な存在か。「伝えられなかった」という後悔だけはしないように。

ヒュー・グラントのお尻フリフリダンスを観ながら、こんなに優しい気持ちになれるなんて。ね、本当にとってもいい映画です(笑)。






家族を思う女性の愛情

『ラブ・アクチュアリー』では、男女の恋愛は勿論ですが、家族に対する愛情を抱える女性の思いも丁寧に描かれています。


若くてセクシーで小悪魔的魅力で迫ってくる部下に、ついフラフラっときてしまった夫の"浮気心"を見抜いた妻が、混乱した気持ちを鎮めようと1人部屋に入るシーン。また、二年七ヶ月も想い続けた憧れの人といよいよ!という時に鳴る携帯電話・・・恋を進められないもどかしさと遣り切れなさ。

この二人が泣くまいとして、崩れかけていく感情を必死に押し止めようとする姿には胸が詰まります。彼女たちの行動を「犠牲」ととるのか、守るべき者たちへの「愛情」ととるのか。

大切なものは自分ひとりだけの気持ちではなく、自分自身が与えられる愛情を決して捨て去ることのない姿勢。理由はそれぞれ異なりますが、家族への愛情を失うまいと理性を保って冷静に行動する彼女たち二人の"大人の姿勢"は学ぶべきところが多いと思うのです。守る愛情と、受け取る愛情。私だったら・・・・そんなことも考えてしまいます。






惹かれ合う気持ちと、恋の始まり

実は、この二つのエピソードを見ていてちょっと面白いなぁと思ったことがありました。
【言葉の存在感】です。


一緒に過ごす撮影時間(たとえ裸であろうとも笑)、映画の代役を務めるジュディとジョンは、とにかく時間を埋めるかのように語り通すことで互いの距離をどんどん縮めていきました。

ところが、それとは対照的に英国人で作家のジェイミーとメイドのオレーリアは、英語とポルトガル語という言葉の壁があって意思の疎通が簡単には図れないんですね。

それでも、共通しているのは「相手のことを知りたい!伝えたい!」という強い気持ち。
それがラフなお喋りであろうと意味不明のボディランゲージであろうと、あなたのことを知りたい、自分の気持ちを伝えたい、という思いが恋の引力を起こしていくのです。


それは「同じ言語を持つ二人なら話が通じる」といった簡単なことではなく。

そう、相手が言っていることに興味もなければ、理解しようとする努力もないままの二人だとしたら、きっと同じ言語であっても異世界の者同士のように、気持ちの通じない血の通わない関係になってしまうことでしょう。言葉は結局ツールでしかなく、大切なのは「伝えたい」という熱意なのですから。そして、言葉というツールを最大限の武器にすることで、感情の摩擦は少なくなるものだと私は思っています(←私の偏った経験から笑)。






『Love Actually』――愛は実際のところ・・・

『ラブ・アクチュアリー』のオープニングとエンディングを飾る、空港の到着ロビーに溢れる人々の笑顔がそれを証明してくれています。恋人、親子、夫婦、友人たちを抱きしめる姿がそこにはあります。


世の中に嫌気がさしたら、ぼくはヒースロー空港の到着ゲートを思い描く。

"世界は憎しみと欲だけだ"と人は言うけれど
でも、そうだろうか?僕はそうは思わない。
至るところに"愛"が溢れていると思う。

"愛"は目立たないし、ニュース性もないけれど、いつでもそこにある。
父と子、母と子、夫と妻、恋人同士、懐かしい友人たちの間に。

"9月11日"の起こったあの日、犠牲者がかけた電話も
"憎しみ"や"恨み"はなく、愛のメッセージだった。

Love actually is all around ―愛は実際のところ、この世に満ち溢れている。






ちょっと疲れた気分の時にゆっくりこの映画を観みると、気分がすっと救われます。
今年の夏も、パワーをもらって乗り切るぞー。

Cちゃん、大使就任おめでとう!ますますのご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
これからも美味しい食材、素敵な食事、良い映画に、お互いいっぱい出会えますように!



関連記事

■この記事に関連する映画制作国、地域 : イギリス映画 

FC2共有テーマ : イギリス映画 (ジャンル : 映画

  2011/06/29 | Comment (1) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

Comment


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

 |  2011/07/09 (土) 10:47 No.85

コメントを投稿する 記事: 『ラブ・アクチュアリー』 (2003/イギリス、アメリカ)


  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback