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『黄金の七人』 (1965/イタリア)

   ↑  2011/05/23 (月)  カテゴリー: コメディ



黄金の七人 【HDニューマスター版】【Blu-ray】 [ フィリップ・ルロワ ]


●原題:SETTE UOMINI D'ORO / SEVEN GOLDEN MEN(英題)
●監督:マルコ・ヴィカリオ
●出演:フィリップ・ルロワ、ロッサナ・ポデスタ、ガストーネ・モスキン、ガブリエル・ティンティ、ホセ・スアレス 他
●ジュネーブにあるスイス銀行近くのホテルに入っていく紳士と美女・・・2人は、教授ことアルベールと愛人のジョルジャ。最新式の防犯設備を備えている銀行には、時価数百円もの金の延べ棒が眠っている。そこへオレンジ色の作業服を着た6人の男たちが道路工事のため地下に潜っていった。だがそれは見せかけで、彼らは教授が集めたプロの泥棒たちだった!



イタリア映画において、数多くの映画音楽を生み出しておられるアルマンド・トロヴァヨーリ大先生によるこのテーマ曲「シャバダバ、シャバダバ~♪」というスキャットがタイトルバックで粋に流れてくるところで、私はもうハートをぐわしっ!っと掴まれました。「11PM」のテーマソングを思い出しますなぁ。・・・えー、wikiによりますと、1972年から始まった「水曜ロードショー(現・金曜ロードショー)」の第一回放送作品なのだそう。当時から地上波では幾度となく放映されているとのことですので、これは有名な娯楽作品だったのですね。



フリッパーズギターにもインスピレーションをもたらしたというこのモンド音楽だけでなく、ファッションや小物に至るまで悪趣味ギリギリのところで可愛いキッチュなデザイン、盗みの手口や美女の登場など「ルパン三世」のストーリー展開にも影響を与えたとまで言われる『黄金の七人』。とにかくリアル感はゼロ!なのだけれども、見た目が大事な映画としては、後々様々な分野に与えた影響の大きさは計り知れないのかもしれません。




映画では、冒頭から本物の「クレディ・スイス」正面で道路工事の準備をする6人組が映るのですが、実はこれ、――スイスでは、銀行強盗映画の撮影が違法だったので、ヴィカリオ監督は、ジュネーブでのクレディ・スイス前の撮影時には、フェイクの脚本を使用した――(IMDb)なんていう裏話もあったようです。

画面に映り込んでいる一般人の皆さんも異様にジロジロ見つめていますし(しかも、人々や車の往来なんかを見ると思い切り朝の通勤時間帯・・・)、本当に道路をゴゴゴゴ!!って掘り返していますし、おいおいイタリア映画なんてことするんだ!という感じです。ま、銀行内部や道路地下のシーンはセット撮影なので「銀行強盗のシーンではない」ことは確かなのですが・・・そういった意味でも貴重な映画かもしれませんね!

6人組の個性があまり強くないのでその点は少しザンネンですが、大掛かりな銀行強盗成功までのドキドキに加え、5人組、リーダーの教授、ドロンジョ様のような悩殺美女、そして・・・といった具合に、騙し合いに次ぐ騙し合いで二転三転するストーリーも最後まで目が離せません。最後は誰が金塊を手にするのでしょう・・・!?


エンディングでは「登場する銀行は架空のものであり、強盗たち『黄金の七人』はフィクションです」というテロップを出しておきながら、Banca Commerciale Italiana(イタリア商業銀行)前で、また銀行強盗の撮影をしている~(笑)
懲りない能天気さが可愛いイタリア映画でした!


※そして・・・
   『続・黄金の七人/レインボー作戦』(1966/イタリア)
さらにパワーアップした続編『続・黄金の七人/レインボー作戦』(1966/イタリア)もあったりして♪コチラもどうぞ!




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  2011/05/23 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

Comment


こちらも大好きな作品です♪

まるでアニメを実写化したみたいな作品ですよね(笑)
観ている間、ずっと「ルパン三世だ!」と思っていたら、影響を与えた作品だと後から知り、一気に親近感がわきました。
「ルパン三世」大好きなんです♪

にしても、スイスでは銀行強盗の映画が違法だとは知りませんでした。それを、目を盗んでぬけぬけと撮影してしまうとは…さすが彼らを生み出した監督さん!
きっと頭が良くてお茶目な人なんだろうな~。

あと、ひとことレビューの「ゾンビランド」も面白いですよね。
ゾンビ映画なのに、最終的に印象に残っているのがビル・マーレイという(笑)
ホラー初心者に勧めたくなる作品です。

宵乃 |  2013/10/09 (水) 10:51 [ 編集 ] No.181


はなまるこより

宵乃さん、こんにちは!
この映画のデザインの楽しさや「泥棒・美女」ときたら
「ルパン三世」を思い起こさせるワクワクの展開は本当に面白かったですねー。

峰 不二子さんなんて、この映画のロッサナ・ポデスタそのまんまじゃないか~i-237
誰もが思ってしまいますね。教授やら五人組やら出て参りますが、
この映画はとにかく、ロッサナ姐さんとその衣装たちの魅力i-189に尽きますね♪

>にしても、スイスでは銀行強盗の映画が違法だとは知りませんでした。それを、目を盗んでぬけぬけと撮影してしまうとは…さすが彼らを生み出した監督さん!
>きっと頭が良くてお茶目な人なんだろうな~。

ほんと、この"トリビア"を知った後に、もう一度オープニングのガガガガガ~!と
工事しているシーンなんかを見てみたら可笑しくて仕方ありませんでした♪

>あと、ひとことレビューの「ゾンビランド」も面白いですよね。
あははは!ひとことレビューを覗いていただいてありがとうございましたi-278
正直、あの豪華お屋敷でのエピソードはあってもなくても良い感じでしたが(笑)
観終わった後にゴースト・バスターズごっこのビル・マーレイの印象が強烈に残りました(笑)
主人公に成長の姿を見ることができる、爽やか青春ゾンビ映画でしたね♪

宵乃さんへ★ |  2013/10/10 (木) 11:09 [ 編集 ] No.182

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