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『マルコヴィッチの穴』 (1999/アメリカ)

   ↑  2010/12/10 (金)  カテゴリー: サスペンス、ミステリー


マルコヴィッチの穴【Blu-ray】 [ ジョン・キューザック ]


●原題:Being John Malkovich
●監督:スパイク・ジョーンズ
●出演:ジョン・キューザック、キャメロン・ディアス、キャサリン・キーナー、チャーリー・シーン、ジョン・マルコヴィッチ 他
●人形遣いのシュワルツはひょんなことから映画俳優のジョン・マルコヴィッチの頭の中につながる穴を見つける。そこに入ると誰でも15分間マルコヴィッチになることができた。これを利用して上司の美女マキシン商売を始めたところ、その"マルコヴィッチの穴"は大繁盛、連日行列が続くことに。このことから、シュワルツの妻ロッテを巻き込んで彼らの人生は思いもよらぬ方向へと動き出す。




もう、10年以上前の作品になってしまうんですねぇ・・・。この映画は、とにかくジョン・マルコヴィッチ氏の懐の深さをたっぷり堪能して楽しむ!これに尽きるのではないかと。昔は物語の奇抜さと、モッサモサのジョン・キューザックとこれまたモッサモサのキャメロン・ディアスにばかり目が行ってなんとなく忘れていたのですが、今回観直してみたら、もうマルコヴィッチ氏に私はクギヅケ!

「脚本は素晴らしいけど、とても意地が悪いよ。俺のことを最低に書いているもんな。ま、確かに俺はクソ野郎だしな。共演が楽しみだよ!」と、やる気満々でジョン・キューザックに電話をかけてきた(【INSIDE THE ACTORS STUDIO】:JOHN CUSACKより)というマルコヴィッチ氏。ご自分の役割というものを彼が完璧に理解しているところが、あーもう本当に素晴らしいと思うのです。あの「絶望のダンス」の絶妙なヘタウマ加減といったらもう。「どうすれば自分が笑えるか?」がわかっている人は、スゴイ。

大体、普通はトム・クルーズだとかヒュー・ジャックマンだとか・・・どうせ「なる」んだったら所謂イケメンがいいに決まっているでしょうに、この脚本はそこを【ジョン・マルコヴィッチ】とした点が可笑しいですよね、半端過ぎて!それにこの映画に出てくる皆さんは口を揃えてこう言うんです。「あー、ジョン・マルコヴィッチね。えーと何の作品に出てたっけ・・・?まぁとにかく有名だよね!」いやいや本当は出演作は70本以上、個性的で演技派・実力派の素晴らしい俳優さんなんですが、それを敢えて「何の映画に出てたっけね」と言わせてしまうところがスゴイ。それを承知で「ジョン・マルコヴィッチ」を平気で演じてしまう彼もスゴイ。余裕です。



確かに、ジョン・キューザックが彼の出演作史上最低のダメ男を、キャメロン・ディアスがぶっさいく風にモッサモサ妻を演じている点(いや、彼女は結構こういうのが好きですね)も、キャスリン・キーナーのブッ飛んだ演技も、ハゲヅラ?なんのことでしょう?とシレっと登場してくるチャーリー・シーン(いや、彼は結構こういうことには慣れている!)も本当に皆さんエライのですが、やっぱりクールに怪演したマルコヴィッチ氏の存在感なくしてはこの映画は語れないですよね!

公開当時は「チャーリー・カウフマンの脚本が奇抜」とか騒がれたものでしたが、今となっては7と1/2階も見慣れた感じです。ただ、マルコヴィッチとチャーリー・シーンが親友だなんてどんな組み合わせだよ~と、暫くぶりに見た今でもコレだけでも笑ってしまいました。マルコビッチ氏をとことん堪能できるという意味では、かなり贅沢な映画ですね。

マルコヴィッチの穴@映画生活




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