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『ラッシュ/プライドと友情』 (2013/アメリカ、ドイツ、イギリス)

   ↑  2014/01/16 (木)  カテゴリー: ロマンス、ドラマ
 
●原題:RUSH
●監督:ロン・ハワード
●出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、オリヴィア・ワイルド、アレクサンドラ・マリア・ララ、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ 他
●1976年、F1黄金時代。人々を夢中にさせたのは、レース運びも人生も頭脳派のニキ・ラウダと、ドライビングテクも私生活も情熱型のジェームス・ハント、二人の天才レーサーだ。何かと衝突を繰り返してきた二人の今シーズンは、ラウダの圧倒的なリードで幕を開ける。ジリジリと迫るハントを制し、ラウダのチャンピオンが確実視されたその時、全てが変わった。“墓場”と呼ばれる世界一危険なサーキット、ドイツのニュルブルクリンクでラウダの車がクラッシュ、400度の炎に包まれたのだった・・・!



公開前にGAGAシアターが大々的にオンライン試写会を展開しているこの作品。←この強力な押し込み加減や≪あなたの、生涯の1本を塗り替える≫といった煽り文句などにはやや引き気味になるところも正直ありますが、せっかく抽選に当たったのでPCから有難く鑑賞させていただきました。

が、この映画、音響だけでも絶対に映画館で右へ左へ聞くべきですよー!

特にフェラーリのエンジン音を聞いただけで血が沸き立つ人は、それはそれは幸福な時間を過ごせることでしょう。地面を這うように疾走するマシンの傍で一瞬にして散っていく草のカットなど、とても印象的。






2014年2月7日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開!!

では正直に映画の感想を書いてみたいと思います。


映画の主役である二人(ジェームス・ハントとニキ・ラウダ)の見せ方の軸が定まらないまま、意外と中盤までは平坦な展開なんです。が、ニュルブルクリンクのレース以降の見せ方は、やはりロン・ハワード監督!ここからこの映画が本気を見せてくれました。ハイ、泣きに泣いてしまいましたよー!


『マイティ・ソー』の神しか知らなかったクリス・ヘムズワースでしたが、彼が演じたジェームス・ハントは、若い頃のブラッド・ピットを彷彿とさせるものがありました。ワイルドで華やかだけれど、繊細なところのある天才肌。時代が時代ならきっとブラピがキャスティングされていただろうなぁ。

一方のニキ・ラウダは、親譲りか商才に長け、ドライで自制心のあるクールな人間であり、そして人付き合い下手。この対照的な二人の関係はレースを離れたところでも絡み合いながら、互いの人生に強く影響していくのです。

実は「あらすじ」をきちんと読まずにニュルブルクリンクでの結果を知らないままで観た私でしたが、これが功を奏したのか「あぁやっぱりそうなるんだ・・・」と心揺さぶられるものがありました。"ドライビング"に対する考え方が異なる二人の生き方が明らかになるラストは、ややアッサリとはしているものの、良い終わり方としてとても優等性的なもの。『ラッシュ/プライドと友情』は、エンターテイメント性を持たせながらもキッチリ手堅く物語を捌いていくロン・ハワード監督の持ち味がまたしても遺憾なく発揮された映画だなぁと思いました。





実は、私が一番感動してしまったのは、オールイングリッシュの映画にはしなかった部分。こういった部分を徹底させているアメリカ映画って、最近ではとても珍しいですよね。


出会いこそ英語で会話を始めたニキと(後に妻となる)マルレーヌでしたが、お互いドイツ語が共通と判明してからはずっとドイツ語で会話していました。その部分はもちろん字幕となるわけですが、外国語や字幕を避けがちな米国映画がよくぞ決断したもの。

映画化にあたって、オーストリア出身というニキのバックボーンを丁寧に扱ったのかもしれませんね。あ、ドイツ人&イタリア人相乗りの車中は面白かったですねー。

そうそう、リチャード・バートンとリズ夫婦の関係をブチ壊した女性が、あのスージーだったのかー!!とここは物凄くビックリしました。この映画を観るまで私知りませんでした。色々な意味で新発見のあった映画となりました。GAGAさん本当にありがとう。


Niki Lauda 'I wish James Hunt could have seen Rush because he would have enjoyed it'【The Telegraph】
かつてのニキ・ラウダとジェームス・ハント
ニキ・ラウダ「ジェームス・ハントにこの映画を観せたかったよ。きっと楽しんだだろうからね。」【The Telegraph】
今日、ここにジェームス・ハントが一緒にいないことが、悲しいです。本当は二人で、この素晴らしい映画を、ビールでも飲みながら観たかったですね。私たちはレーサーで、ライバルだったけれど、お互いをリスペクトしていました。――ニキ・ラウダが来日、映画『ラッシュ プライドと友情』を語る【F1-Gate.com】




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  2014/01/16 | Comment (1) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

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 |  2014/01/20 (月) 09:41 No.228

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 2014/06/03