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『オデッセイ』 (2015/アメリカ)

   ↑  2016/03/02 (水)  カテゴリー: SF、宇宙、怪獣






The Martian [Blu-ray Digital HD]


●原題:THE MARTIAN
●監督:リドリー・スコット
●出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・ペーニャ、ケイト・マーラ、ショーン・ビーン、キウェテル・イジョフォー 他
●人類3度目となる火星の有人探査計画“アレス3”は、いきなり猛烈な砂嵐に見舞われ、ミッション開始早々に中止を余儀なくされる。さらに、クルーの一人で植物学者の宇宙飛行士マーク・ワトニーが、撤収作業中に折れたアンテナの直撃を受けて吹き飛ばされ行方不明に。事故の状況から生存は絶望視される中、リーダーのメリッサ・ルイスは他のクルーの命を優先し、ワトニーの捜索を断念して急ぎ火星から脱出する。ミッションの行方を見守っていた地球でもNASAのサンダース長官が、ワトニーの悲しい死を全世界に発表する。ところが、ワトニーは奇跡的に命を取り留めていた。





周りでは満足度の高い人気作品だったようなんですけどね・・・・

上映時間は142分ということで、同じ宇宙ものでマット・デイモン&ジェシカ・チャステイン出演の『インターステラー』の169分よりもずっと短いはずなのですが、体感的にこれだけ長く感じた映画は久々だったかも。

なんですかねぇ、鑑賞中「ここか!?ここか!?こですか!」と大作映画の"見所"に対してヘンな気を遣い続けてしまって、結局"何か"を掴み損ねたまま終わった・・・という感じです。←大縄跳びで「はい!」「はい!」「はい今!」「今入って!」って言われながらも思い切って飛び込めない、そんなイメージ。なんですかこう、イマイチ乗り切れなかった・・・・



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ま、その理由はもう自分では分析済みでして。


第一に、単に私の科学的知識や基本的な興味自体が異常に乏しかったこと。
我を忘れるくらいに物語へ突っ込んでいけるほどのコウフン度が、映画『オデッセイ』に対して完全にまったく追いつきませんでした。

私はですね、高校生の時、バザーに出すはずのゴルフボールセットを化学の先生にチラッと差し上げて再テストを回避した、というほどの理系ダメダメのアホな女子高生だったのです。だから立派な大人になれなかったわけですが。あぁ、あの時ちゃんと勉強しておけば、今頃私はマット・デイモンと一緒にガッツポーズできたのかもしれない。今、本気でそう思います。

因みに、航空宇宙工学科出身の友達にメールで感想を聞いてみたんですけど「ブッ飛んでいるところがちょっと興奮した。あと、理工系のヤツはチームプレイの時に空気が読めないっていうのも笑えた」とのこと。いいなぁ、楽しめたのか・・・・



第二に(これが結構大きいと思う)、この映画の第二の主役とも言うべき70年代ディスコヒット曲の数々にまったくピンとこなくて、きっとノリノリで楽しめたに違いないシーンで完全に置いて行かれたこと。

いえ、決して若ぶっているつもりはないんです。でも私が「わっはっは、ベタだなぁー!」と思える時代は80年代後半なので微妙にズレているんですもん。このあたりのコウフン要素も欠落してしまいました。これは自分でも残念だったなぁと思います。



そう、この映画、ちょっと私にはちょっと合わなかったみたいですね。
↑私はこんな気持ちで映画館のイスに座っていた・・・・






エイリアン [Blu-ray]

ブレードランナー クロニクル [Blu-ray]

テルマ&ルイーズ [Blu-ray]


一方で、今でこそ『エイリアン』『ブレードランナー』『テルマ&ルイーズ』の巨匠リドリー・スコット監督!って言われますけど、近年の作品はあまりパッとしていないのも事実なんですよね。

私の科学の知識云々という話の前に、まず映画『オデッセイ』に関しても、なんだか演出が平坦でストーリーの強弱のニュアンスも貧相に感じましたし、この手の映画で一番の興奮要素である登場人物への感情移入なんかも非常に難しかったです。あ、私にとっては、ですよ。

マット・デイモンがトラブルやハプニングにもめげずに前向きに頑張っているのはわかるのですが、私にはそのよく解らない"ポジティブさ"があまり刺さらず。乗組員たちの絆なんかもあまり伝わってこなかったし、主人公のピンチを一番感じたのが、ポテトに付けるケチャップを切らした時だったような気もするし・・・・


『火星の人』アンディ・ウィアー(著)


それで念のため原作『火星の人』も読んでみたんです。
原作者のアンディ・ウィアーという人は「趣味は軌道力学の研究で、宇宙飛行計画を考えること」というハードな宇宙オタク。

なので原作を読んだ後は「あ、これを分かりやすく映像化した映画は凄かったんだわ・・・」と逆に感心してしまい、ちょっと映画『オデッセイ』に対する評価が上がったくらい。なんとなくだったけれど、楽しく見せてくれてありがとう!リドリー・スコット監督。







ま、結局は「70億人が彼の還りを待っている」なんていうキャッチコピーと予告編を見た瞬間に「いや、世界中が待ってるわけないから!」とか思ってしまう時点で、私はこの映画には不向きだったのでしょうね(笑)。

だいたい、ワトニー救出劇にかかる莫大な予算はどうするんだろうか。
彼を見捨てる・見捨てないによって噴出する国民感情による政権への影響だとか、中国がアメリカに手を差し伸べた時点で発生する今後の政治的パワーバランスだとか。愉快痛快、ユーモアを忘れないマット・デイモンの熱演よりも、私は地上での政治的駆け引きの方に断然興味が湧きました。ま、こういう細かいことを考えちゃいけないんですよね、きっと!


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  2016/03/02 | Comment (2) | Trackback (2) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ | edit

Comment


こんばんわ

何事も浅~くしか考えない&見ないワタシは、けっこう楽しめました☆
てっきり本当に痩せたと思いこんでたのにCGだったとは・・・。ガッカリ。

【オデッセイ】という邦題はどうなんでしょうね(>_<)
最近、英語の邦題が多いデスがビミョーなのが多いように思います(*´Д`)



mia☆mia |  2016/03/04 (金) 20:36 No.406


はなまるこより

mia☆miaさん、こんばんは!
こちらにコメント残していただいてありがとうございました☆
TBもありがとうございました♪^^

>何事も浅~くしか考えない&見ないワタシは、けっこう楽しめました☆
mia☆miaさん、楽しめたんですよね~!絶対そのほうがイイ!!
私、この記事にも書いたんですが、どうも劇中ノリノリでかかっていたディスコ音楽を全然知らなくて、頭の中が「???」ばっかりでしたi-282 知っている曲だったら面白かったのかなーi-241

>てっきり本当に痩せたと思いこんでたのにCGだったとは・・・。ガッカリ。
そうそう!私も鑑賞後に、あの激ヤツレっぷりがCGだと知ってビックリしました!まぁ確かに『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』でも、あんな体形変化を軽々とやっていましたもんねi-202最近の映像技術にはホント驚かされ(騙され)ますねぇ!

>【オデッセイ】という邦題はどうなんでしょうね(>_<)
最近、英語の邦題が多いデスがビミョーなのが多いように思います(*´Д`)

放題が「オデッセイ」となった理由がパンフレットにも書いてあったんですけれど・・・なんかちょっとコジツケっぽい感じがして、私やっぱりmia☆miaさんと同じく納得いきませんでした(笑)。だってイメージが違いますよね!
イメージといえば、予告編もちょっと違う気がしましたi-6私はマーケティング戦略に乗せられているのかも。。。と思った映画でもありました(笑)

mia☆miaさんへ★ |  2016/03/05 (土) 21:12 [ 編集 ] No.407

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