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突然ですが「第68回(1995年度)アカデミー賞授賞式」を振り返ってみた!

   ↑  2011/12/31 (土)  カテゴリー: 映画いろいろ・・・
私はアカデミー賞授賞式を見るのが大好きで、毎年1月くらいからもう一人ソワソワしているような人間です。そこで今年最後の記事は、以前から書こう書こう!と思っていた「1996年(1995年度)アカデミー賞授賞式」を、2011年の年越しも押し迫った今、ヤッツケでupしようと思います(笑)。

1996年・・・感覚的にはほんの少し前、と思っていましたが、受賞作品やハリウッドスターたちの姿を改めて見直してみると完全に一昔前です。こうやって歳をとっていくのですねぇ・・・・






この年の司会者はウーピー・ゴールドバーグ。

今と違ってオープニングは、とにかく司会者が喋りまくる形式でした。現在の圧倒的なVFXを駆使した大掛かりな映像集とは全く違っていたのですねぇ。ウーピーは勿論ですが、計8回も司会を務めているビリー・クリスタルやスタンダップ・コメディアンとして鍛えられた機知に富んだお喋りが楽しかったボブ・ホープなど、芸達者な人たちがアカデミー賞を盛り上げていた良き時代。温か味があってちょっと懐かしく思いました。

場内のアチコチには、ハリウッドスターの笑顔笑顔。これを見るのが楽しみなんですよねー。

左:いつの間にか破局したミラ・ソルビーノ&タラちゃん
中:婚約解消する少し前のグウィネス&ブラピ
右:まだ結婚ホヤホヤだった頃のニコラス・ケイジとパトリシア・アークエット



左:今でも仲良しゴールディ・ホーン&カート・ラッセル
中:いつ見ても知的なおじさま、エド・ハリス
右:実はIQが高いシャロン・ストーン。笑いが止まりません。






【助演男優賞】

 (左列上段から。■が受賞)
 □『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』 ティム・ロス
 ■『ユージュアル・サスペクツ』 ケヴィン・スペイシー
 □『ベイブ』 ジェームズ・クロムウェル
 □『アポロ13』 エド・ハリス
 □『12モンキーズ』 ブラッド・ピット

 (プレゼンターはダイアン・ウィースト)


まずは「助演男優賞」。
ノミネートされている作品は、やっぱり今見てもナルホドなぁと思うものばかり。『ロブ・ロイ』以外は、当時映画館で観た覚えがあります。懐かしいなぁ。ブラピも『12モンキーズ』でお尻出したりして、イケメンやめるのを頑張ってましたね!



受賞したのは当時一番の注目株だったケヴィン・スペイシー。
彼は役者になるまで、かなりヤンチャ人生を歩んでおり手が付けられない"不良少年"だった人ですが、苦労をかけてしまったお母様に何度も何度も感謝を述べていました。とても誠実な挨拶がシンプルで好感度大!





【助演女優賞】

 (左列上段から。■が受賞)
 □『ニクソン』 ジョーン・アレン
 □『アポロ13』 キャスリーン・クインラン
 ■『誘惑のアフロディーテ』 ミラ・ソルヴィノ
 □『ジョージア』 メア・ウィニンガム
 □『いつか晴れた日に』 ケイト・ウィンスレット

 (プレゼンターはマーティン・ランドー)


この中では圧倒的に地味な存在の『ジョージア』のメア・ウェニンガム・・・正直、美人ではないですし地味になりがちな存在ですが、ドラマで時々見かけるたびにちょっと嬉しくなります。まだまだ頑張ってほしいなぁ!



助演女優賞は、オバカな役でウッディ・アレン作品に出演したミラが獲得。
ミラはハーバードを優秀な成績で卒業していてフランス語・中国語もOKという完璧な才色兼備さんなのですが、なぜか映画からはあまり伝わってこないのが残念(笑)。この後、女優としては大物!というところまでは来ていないのもザンネンですが、現在は3児の母とのこと。美しさは相変わらずで何とも羨ましい限り。





【栄誉賞(特別賞)】

映画史上初の全編CGの長編アニメーション作品である『トイ・ストーリー』が世に出たのもこの年でした。

これは、映画史に新たなページを書き加えることとなった画期的な出来事でもあり「コンピューターを駆使してのキャラクター作りに4年もかかりました」と挨拶したラセッター監督の言葉が表す通り、当時は大変な作業だったと思います(そしてこの4年後には、またまた映画史上初となる"全工程にデジタル技術を用いた"『トイストーリー2』が出来上がるわけです。時代が進むのは本当にハヤイ!)。100年の映画史の中の画期的な業績が讃えられ、この年はラセッター監督に「栄誉賞」が授与されました。


ウッディとバズの合成アニメーションの挨拶を挟み、その後はランディ・ニューマン&ライル・ラベットによる主題歌「You've Got a Friend in Me」も披露。因みのこの年の「作曲賞」「歌曲賞」は、ともに『ポカホンタス』がオスカーを獲っています。





【スペシャル・ゲスト】

落馬事故によって映画界から遠ざかっていたハリウッドスターのクリストファー・リーヴ。
脊髄損傷のため首から下が麻痺状態であった彼ですが、事故以来初めて公共の場に登場したことで話題となった年でもありました。かつての凛々しく美しく堂々とした「スーパーマン」の登場は、会場中から沸き起こるスタンディングオベーションによって力強く温かく迎えられました。



喝采の嵐の後、車椅子姿で「皆さん知らないでしょう。・・・僕は去年9月にNYを出発して、今朝やっと(ロサンゼルスに)到着したんですよ」と言って笑いをとるリーヴ。ユーモアのある楽しい人柄は変わりません。

「興行成績よりも社会問題を重視した勇気ある作品をご覧いただきましょう」
『ボーイズ’ン・ザ・フッド』『フィラデルフィア』『テルマ&ルイーズ』『冷血』『夜の大捜査線』『帰郷』『怒りの葡萄』『ノーマ・レイ』『シルクウッド』『プラトーン』『シンドラーのリスト』の映像とともに、社会派といわれる映画作品を紹介しました。
「ハリウッドはもっと行動すべきです。挑戦しましょう。社会問題に取り組むことに」

今でも私の心には、力強くて優しさとユーモアに満ちていたクリストファ・リーヴの堂々とした姿がクッキリと浮かびます。それは「スーパーマン」だった頃だけの彼ではなく、後に妻のディナさんとともに「クリストファー・アンド・ディナ・リーヴ麻痺資源センター」を開設し、身体の麻痺に苦しむ人たちに、より独立して生きることを教えることに専念し情熱を傾け、亡くなるまで車椅子で映画出演にも果敢に挑戦した、彼の懸命な生き方が忘れられないからです。『ある日どこかで』 (1980/アメリカ)のように、リーヴが亡くなった後に他界された奥様と一緒に美しい世界にいてくれたらいいなと思います。





【主演女優賞】

 (左列上段から。■が受賞)
 □『マディソン郡の橋』 メリル・ストリープ
 □『いつか晴れた日に』 エマ・トンプソン
 ■『デッドマン・ウォーキング』 スーザン・サランドン
 □『リービング・ラスベガス』 エリザベス・シュー
 □『カジノ』 シャロン・ストーン



「主演女優賞」のプレゼンターは、前年『フォレスト・ガンプ/一期一会』で主演男優賞を獲得したトム・ハンクス。


オスカーは『デッドマン・ウォーキング』のスーザン・サランドンへ。
場内は総立ち。スタッフの名前を挙げて感謝する彼女は「ショーン・ペン、あなたの知性と勇気とユーモアと・・・髪型に感謝!!」とスピーチして笑わせてくれました(ちなみに、賞レースに批判的態度のショーン・ペンは欠席←第76回アカデミー賞授賞式(2004年)に出席した時はニコニコだった笑

そして、ツルピカで笑う作者であり監督で演出家のティム・ロビンス。結婚はしていないものの長く夫婦同然であったロビンスへ「このオスカーはあなたのものでもあり、私のものでもあり、一緒に住んでいてよかったわ!」。これで第76回アカデミー賞(2004年)では、立場を逆に『ミスティック・リバー』で助演男優賞を獲ることになるロビンスがサランドンへ感謝の言葉を述べるわけですから・・・ハリウッド最強の演技派カップルでしたねぇ。この二人のパートナー解消(2009年頃)は、個人的にとてもザンネンでした。





【主演男優賞】


 (左列上段から。■が受賞)
 □『デッドマン・ウォーキング』 ショーン・ペン
 □『イル・ポスティーノ』 マッシモ・トロイージ
 ■『リービング・ラスベガス』 ニコラス・ケイジ
 □『陽のあたる教室』 リチャード・ドレイファス
 □『ニクソン』 アンソニー・ホプキンス


プレゼンターは、前年に『ブルースカイ』で主演女優賞を獲ったジェシカ・ラング。


この年の授賞式で、何と言っても私が一番面白かったのはこの賞でした。
受賞したのはニコラス・ケイジなんですけれど誰も立ち上がらないんですよ!サランドンの時は、スタンディングオベーションも凄かったのに。最も盛り上がる「主演男優賞」なのに(笑)!しかも『リービング・ラスベガス』で共演したエリザベス・シューが、一人頑張って周囲に促しているのに、ほぼ誰ものってこないのがキツイ・・・・

ただ、シューの後ろの席だったケビン・スペイシーが、周りを気にしながらお付き合いで立ったり座ったりしていました。こんなスペイシーの意外な"素の姿"を目の当たりにして、この人本当にいい人だなぁと心から思いました。

会場のこんなサムイ状態には、さぞやケイジも凹むだろうと思いましたが、いやぁ彼は強かった!「Oh,ボーイ!Oh,ボーイ!アイアム・・・アイアム・・・」なんて言いながら、事前に用意していた紙を読みながら物凄く嬉しそうにスピーチするケイジ。パパはやったぞ!とかガッツポーズもしちゃって、全く会場の雰囲気を読んでいないところがすごかったです。こんな明らかに祝福されていない状態って「主演男優賞」にしてはかなり稀だと思うのですが、どうなんでしょう・・・・





【作品賞】

で、ここではプレゼンターのシドニー・ポワチエが出てきただけで場内総立ち。ま、格が違うと言えば確かにそうなんですが・・・尊敬の念とか、人徳とか、まぁこれだけハッキリ表れる会場の雰囲気を見るのも、アカデミー賞の面白いところであります。

この年は、メル・ギブソンが制作・監督・主演を務めた『ブレイブハート』が作品賞を受賞。この作品は他にも「監督賞」「撮影賞」「音響効果編集賞」「メイクアップ賞」と計5部門に輝きました。メルギブ、この頃は良きパパとか家族愛が似合う素敵なヒーローだったのに、今では怒涛のスキャンダル続きでハリウッドからも見放されそうで大変なことになっておりますねぇ・・・・。またかつての栄光を取り戻してほしいところです!!





というわけで。
第68回(1996年)のアカデミー賞授賞式の放映時間は「3時間35分」でした。

そして、私の今年の映画日記ブログの更新もこれでお終い。
本当に毎回、大変なことがあった中でも好きなことだけを書き綴ってきた一年でした。こんなところまで読んでくださった方(そうです、そこの貴方様です!!)本当に感謝しております。
今年一年、大変お世話になりました。どこかでこれを読んでくださっている皆様に、きっときっと良い一年がぐるーんとやって来ますように。そっとお祈りしています。
今年も本当にありがとうございました。

それでは、皆様、どうぞ良いお年を!


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