『NEXT -ネクスト-』 (2007/アメリカ)

はなまるこ

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NEXT -ネクスト- [Blu-ray]


●原題:NEXT
●監督:リー・タマホリ
●出演:ニコラス・ケイジ、ジュリアン・ムーア、ジェシカ・ビール、トーマス・クレッチマン、トリー・キトルズ、ピーター・フォーク 他
●ラスベガスの二流マジシャンとして生きるクリス・ジョンソン。彼は自分の周囲だけだが2分先の未来を予知できる能力を持っているのだが、その秘密を誰にも悟られないよう目立たず日々をやり過ごしていた。そんなある時、クリスの前に女性FBI捜査官のカリーが現れる。核兵器を持つテロリストがロサンゼルスを爆破する計画を企てているという情報を掴んだことから、予知能力を持つクリスへ捜査協力の依頼に来たのだった・・・。人気SF作家フィリップ・K・ディックの短編『ゴールデン・マン』を映画化。






ニコラス・ケイジさんには、毎回大いに笑わせて頂いている私です。

今回は、春の到来をちょっぴり感じさせるロング&ボリューミーなヘアスタイルをチョイスしたケイジさん。初っ端からケイジの愛する奥様(アリス・キム)を登場させ、これまた愛するエルヴィス・プレスリーの「A Little Less Conversation」で勢いをつけて滑り出すこの映画は・・・って、個人的すぎるネタばっかりじゃないですか。もう誰にも止められない感じがここから既にプンプン伝わってきます。



■アクション映画のお約束でもある【カーチェイス】入れてみた
■トンデモ設定にはこの人しかいない!【ジュリアン・ムーア】出してみた
■【核爆弾で国家の一大事!】という、分かりやすい設定やってみた
■ラブシーンは【きっちりシーツを胸に巻いてベッドに寝っ転がるだけ】にしてみた


要所要所におけるこの無難な設定・・・・脚本を書いたのは映画好きの小学生か!

で、こんな安易な作品を世に出したのは一体どんな監督なんだ!?と思ったら、リー・タマホリ監督じゃないですか!わたし、硬派で好きだったんですよ。でも、段々哀しいことになっていらっしゃるんです。2006年には「女装してかつらをかぶり男性警官に売春を持ち掛け、逮捕」されているんですよ・・・・・・・もう、なにやってるのよ。・・・・・もう何も言いますまい。






大体ですね、これが一番言いたかったことなんですが、だいたいジェシカ・ビールみたいな超美女が正体不明&挙動不審のニコラス・ケイジに惹かれていく理由がわかりません。説得力が弱すぎです。木漏れ日の中、微妙な笑顔?で見つめられて「不思議な魅力があるのよ」なんて、どこの誰が思うってんだ!!わたしゃ騙されないぞー!

・・・まぁ。ね。正直、"恋に落ちてしまう自然な理由"とか設定とか見つけ辛いんだろうなぁとは思います。だって、ハリウッドのオスカー俳優ニコラス・ケイジ様なんだから"恋におちやがれ状態"でいくしかないんでしょう。


それに、最初は「自分に関する2分後の出来事を予知できる」という設定だったのに、ジェシカ・ビールとあっと言う間に素敵な関係になってからは、突如として「忍法分身の術」とか「マトリックス」をやってみたりと、どんどん話がとっ散らかっていきまして。

ラスト3分ほどでしょうか「うわー!ここでエンドか~」と思った瞬間・・・・スゴイことになりましたね!本気で椅子から転げ落ちそうになりました。ここまで○○してしまうのかぁー!と。Gyao!さんで無料で観たものの、近年稀にみる画面に頭突きをしてやりたい衝撃を感じた映画でした。



それにしても、ピーター・フォークがもっともっと活躍するのかと思っていたら、ほんの顔出し程度だったのですね。アルツハイマーであることを公表したのがこの撮影の翌年だったことを考えると、彼の「演技」を見られる最後のチャンスだったのかもしれません。僅かな時間でしたが、切なくなるような数ショット。これだけは忘れられません。





全体的に言えば、本当にどうでもいい類の映画になってしまうのですが、なぜかニコラス・ケイジは『ノウイング』でも感じたように何か一言余計に言いたくなってしまうような作品に多く出てくれます。ヒーローものや純愛ものや長髪ものはネタ的に面白いですが、やはり個人的には全てをかなぐり捨てたようなキレ系&コミカルな演技をずーっと楽しみに待っていいるんです。本気です。本当は大好きなんです。あぁーぁ、誰かうまく料理してくれないかなぁー!

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