『40歳の童貞男』 (2005/アメリカ)

はなまるこ

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40歳の童貞男 [Blu-ray]


●原題:THE 40 YEAR OLD VIRGIN
●監督:ジャド・アパトー
●出演:スティーヴ・カレル、キャサリン・キーナー、ポール・ラッド、ロマニー・マルコ、セス・ローゲン、エリザベス・バンクス、レスリー・マン、ジェーン・リンチ 他
●家電量販店の店員アンディは40歳の典型的なオタク男。ゲームとマンガ、そして膨大なフィギュアに囲まれて満足な生活を送っていたが・・・・実は、アンディは40歳になるのに女性とまともにつきあった事のない“童貞男”だったのだ!その事実を職場の仲間たちに知られてしまった日から、アンディの試練の日々が始まることに。アンディに運命の出逢いは巡ってくるのか!?果たしてアンディに「その日」はやってくるのか!?




無駄に2時間近くあるこの映画ですが、スティーヴ・カレル好きな私には萌える一作となりました。カワイイ話ですよもう。そうそう、途中「彼ってクールよねぇ、ルーク・ウィルソンに似ていなーい?」「きゃ~」なんて女の子たちが騒ぐのですが、おー、その通り!私、この系列が好きだったんだな(笑)。


スティーブ・カレル演じるアンディはいわゆる「オタク」というキャラクター設定なんだけれども、身体もちゃんと鍛えていて、意外に多趣味、正社員の仕事も持っているし、料理もちゃんと自分で出来るし、ダサダサだけど身だしなみはキチンとしているし、隣近所の住民ともユーモアのある会話を交わすことができるという、実は高スキル持ち。しかもそこそこハンサム系で、どこへ行っても何となく美女相手(しかし曲者ばかり)にモテてしまう。

うーん・・・こうなると「童貞」も魅力のうちなんじゃないか!?とも思ってしまいそうなお話です。だってもう、これじゃ「40歳の童貞男」がカワイイとしか思えないじゃないですか!!
(いや、ただし、スティーヴ・カレルに限るんだが)


で、そんな中でお付き合いすることになるのが、理解力・包容力があってシッカリ者のトリシュ。『マルコヴィッチの穴』ガッツキ系肉食女子を演じたキャスリン・キーナーがお相手というのも中年にとって夢のようなキャスティングです。ま、こんな設定からして、既にこの映画自体も男の妄想ってやつなんでしょうか(笑)。






この映画、どちらかと言うと、男性よりも女性の方が飛びぬけてエゲツないので、"小学生男子"のような同僚のオバカな言動が可愛いく思えてくるんですよね~。

2年も前に別れた彼女のことを引きずり過ぎて行動がズレまくっているポール・ラッドもそうなんだけれど、この同僚3人もそれぞれ恋人相手に問題を抱えていたりして、お互いまったくアドバイスできるような立場にないあたり、カワイイです。

こういう"繊細"なところって男の人にはありそうで可笑しいです。リアルです。男同士でいちゃつき始めてゲイネタも引っ張ってくるあたり、話のバリエーションも豊かになって楽しいです。一番のお気に入りの「脱毛シーン」は、深夜なのに笑い死にしそうになりました。



まさかのラストシーンもステキ!

オトナになった喜びを、ヘタウマな歌と踊りでミュージカルしてくれるんですが、もうここまでくると何だか幸せ気分になるからまぁ不思議。意外とロマンチック路線であり、大好きなスティーヴ・カレルが出ている2時間でもあり、中年のハッピーエンド感いっぱい+カレルの魅力満載の映画なので、結局一人で楽しんで観てしまいました。いい話だったなー(笑)






実はこの映画、スティーヴ・カレルは主演だけでなく脚本と製作総指揮も兼任しているんですね。ちょっと厄介で間抜けで真面目なキャラクターを演じるのが上手で、そんな自分の外からの見え方を客観的によく見抜いている人だなぁと感心します。


そんな彼の最新作がコレ『ラブ・アゲイン』。今から楽しみです。

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  • 2013.07.08 (Mon) 23:55 | 観・読・聴・験 備忘録