『バタフライはフリー』 (1972/アメリカ)

はなまるこ

はなまるこ






BUTTERFLIES ARE FREE


●原題:BUTTERFLIES ARE FREE
●監督:ミルトン・カトセラス
●出演:ゴールディ・ホーン、エドワード・アルバート、アイリーン・ヘッカート、マイケル・グレイザー 他
●レオナード・ガーシュのブロードウェイ大ヒット舞台劇の映画化。サンフランシスコの安アパートに越してきた女優志願の少女。隣室の青年と知り合いとなり二人は仲良くなるが、彼を溺愛する母親がアパートにやって来たことから騒動が巻き起こるコメディ映画。




『エバン・オールマイティ』 (2007/アメリカ)に引き続き、気軽に観られた映画をもう一本ご紹介。こちらは、BS TwellVの【神宮前名画座】にて鑑賞です。



まず、ゴールディ・ホーンの異常な若さには呆気にとられるばかり。もうほとんどお化けですよ!だってこれ、27歳の時で19歳の役って・・・どういうことですか。下着一枚でウロウロ歩き回る姿、あれはどう見ても10代でしょう!幼さが残るほっそりした肩や腰のライン。

うーん、こんなアラサーほんと困るんですけど!真ん丸の大きな瞳に、ふわふわの柔らかそうな髪。くるんくるん変わる表情とヒッピー風の可愛い服。ホーンのキュートで奔放な魅力満載の映画です。


で、内容ですが。

二人の室内での会話だけで四分の一もあったので、あぁこれは舞台劇だったんだろうなと気がつきました。詩の引用やギターに歌、ウィットに富んだ会話なんかがポンポン続きます。主要登場人物は3人しかおらず、映像的展開にも乏しいので、本を読むように、舞台劇を観るように、想像力で補いながら自分の中で物語を広げていくことで、二重の楽しみ方ができる作品に仕上がったようです。



「自由」には相応の「責任」が伴う。今や語り尽くされたテーマであり、確かに新鮮味には欠ける"古くさい"ストーリーではあります。それでも、この時代の"匂い"やファッション、確かな人物像や彼らの人間的温もりが不思議と伝わってきて、小さな優しい余韻が残る可愛らしい映画になっています。一味違った雰囲気を味わいたい時に、さらっと観るには良い作品かも。


・・・ただですねぇ。
「マブイわよ」「いかすわ!」「ネンネなのね」なんていう和訳には泣かされました。なんだろう、頭の隅に若かりし頃の加賀まりこさんが出てきて、私の映画鑑賞をずっとジャマしていました(笑)。


関連記事

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply