『ブロードキャスト・ニュース 』 (1987/アメリカ) ※ちょっとネタばれ

はなまるこ

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ブロードキャスト・ニュース



●原題:BROADCAST NEWS
●監督:ジェームズ・L・ブルックス
●出演:ホリー・ハンター、ウィリアム・ハート、アルバート・ブルックス、ロバート・プロスキー 他
●TV局の女性プロデューサー ジェーンと、ライター兼レポーターのアーロンのコンビに、地方局からやって来たアンカーマンのトムが加わった。トムは機敏な才覚をもって、次第に出世していく。やがてジェーンは、トムとの結婚を考え始めるのだが・・・。1987年のアカデミー賞では「主演男優」「主演女優」「助演男優」と、3人揃ってノミネートされた。




むかーし見たビデオが出てきたので、ちょっと見ようかなと思っているうちについつい引き込まれて、結局最後まで見てしまいました。我が家にはまだ、ビデオデッキトビデオテープという物があるんですよ。



仕事に恋に情熱いっぱいのホリー・ハンターの姿。
どんなに努力を重ねても、すべて成功するとは限らないこと。
人生勝ち続ける人がいるということ。

それから・・・・

それぞれがそれぞれの場所で人生を送り、いつか穏やかに微笑むことができるようになるラストシーンも。そんな懐かしい場面を観ていたら、なんだかしみじみとした気持ちと相まって、以前見た時よりもずっとずっと感慨深い余韻が残りました。

いや、映画では「ラストシーン」でも、リアルな人生ならばこれが確かなる自分の「足元」になるものなんでしょうね。「強い・弱い」「幸・不幸」なんていう尺度ではなく、きっと人はその人の「分」にあった幸せがあるんでしょうね。そう、もしそれを見つけられたなら自分の器はきっと一杯に満たされて、彼らのように微笑むことができるのでしょう。



ただ、それまでは・・・
沢山たくさんあがいて、多くのものに出会わずにはいられない。派手に転んだり、迷ったり、泣きながら歩いたり、そうやって傷を負わずには進めない。そんな風にして皆生きていくんだろうなぁ・・・。そんなことを感じました。

それでさっき、改めてポスターのキャッチコピーを見てみたら

"It's the story of their lives."

ですって。ちょっと泣けてきました。





無題
ホリー・ハンターが時折一人になって「わーん!!」と涙を流さずに泣く(泣き真似)をするシーン。今観るとグッときます。あの気持ち、私もよーく知っていたから。ああやって感情を発散させて、また気持ちを入れ替えて"戦場"に戻っていく・・・そんな方法。働く女性の気持ちをよく知ったとても繊細なカットです。

また、テープ編集をしていたコロコロしている脇役の男性ボビー(クリスチャン・クレメンソン)。初めて意見を求められて「僕に聞いてくれてありがとう、光栄だよ」なんてすごく嬉しそうに言うところ。あんな細やかなシーンも、すごく好きだなーと思います。


※ちなみに、監督・脚本・製作のジェームズ・L・ブルックスと製作総指揮のポリー・プラットのコンビは、これまた私の大好きな『セイ・エニシング』でも製作担当しています。両作品とも、ジョーン・キューザックが温かみのある役で応援してくれているところも大好き。オトナになってから、ぐっと楽しめることのできた映画でした。

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Comments 2

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pinewood  
人生模様

慌ただしいTV局の裏側がいきいきとしていて、三人三様の人生模様が佳かったです。

2017/09/25 (Mon) 08:43 | EDIT | REPLY |   
pinewood様へ★  
はなまるこより

pinewoodさま、ご訪問ありがとうございます。
久しく観ていない作品ですが、懐かしい記憶がまだ残っています。
バリバリと働きながら夫々に人生を歩んでいく三人の姿が、とてもよかったですね。
当時のテレビというメディアの在り方にしても、今観るとまた新鮮に映るかもしれません。
コメントを残していただき、ありがとうございました!

2017/09/28 (Thu) 19:28 | EDIT | REPLY |   

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