『スペース・モンスター/宇宙怪獣の恐怖』 (1965/アメリカ)

はなまるこ

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●原題:SPACE MONSTER / FIRST WOMAN INTO SPACE / SPACE PROBE TAURUS/ LIGHT BEYOND THE SUN / VOYAGE INTO THE SUN
●監督:レナード・カッツマン
●出演:ラス・ベンダー、フランシーヌ・ヨーク、ジェームズ・B・ブラウン、ベインズ・バロン
●研究者など4名の男女を乗せた宇宙船が地球を出発するが、途中、異星人の乗る宇宙船に遭遇してそれを爆破したり、燃える流星雨に遭遇するなどの困難に見舞われながらも、彼らは水に覆われた未開の惑星に到着する。しかし・・・!!




昔、ビデオに録っておいたB級映画を見つけてしまったので、怖いもの見たさも手伝って軽い気持ちのまま観初めたのですが・・・なんともまぁ「私はこの映画をたった今観終えたんだぞー!」という"達成感"みたいなものが湧き上がってきました。

ほんとスゴイ映画だ!

確か十数年前の深夜映画で出会った作品なのですが、これはある意味忘れられないったらないんですね。あまりにチープな特撮&あまりに強引なストーリー展開の組み合わせは破壊的な凄まじさがあり、きっと誰しもノックダウン必至だと思うんです。あぁ、こんな時間があったらもっと他の映画を観ればよかった・・・とか思っちゃう。



だいたい、↑が宇宙船を襲ってくるところが盛り上がりの第一波なんですが、もう宇宙飛行士やら博士やら全員が大パニックになり「アレハナニー!?オソロシー!!」と大騒ぎするんですよ。ド迫真の演技です。でも、これどう見ても水槽の中にいる【沢ガニ】なんですよね。どう見ても!何度見ても!

そして更に、その後は時間がなかった学芸会の被り物みたいな半漁人を相手に、これまた白熱のバトルが繰り広げられたりします。でも実は一番怖いのは、あまりに一方的な"メリケンパワー"だったりするんですが。





これね、1965年制作の映画なんですよ。1965年。
あの『グレートレース』さえも同年に作られたというのに、このグダグダ感ったら全く一体なんなのでしょう。テキトーすぎて笑っていいのかすらもよくわからない。

『FIRST WOMAN INTO SPACE』というタイトルでリリースした時もあったようですが、内容においてほぼ触れられていない点もスゴイです。潔すぎる。誰にも気づいてもらえていなくてもいいや!的な清々しさすら感じます。



例の魚人にしても、IMDbのトリビアによると「映画の終わり近くに出てくる"海の怪物"は『The City Under the Sea 』(1965年)という映画の魚人の映像を使用しているとのことなんですね。えらい簡単にすませましたなー。






で、もうあまりに気になるのでちょっと調べてみたらですね、脚本兼監督のレナード・カッツマンは、後のTVドラマ『ハワイ5-O』や『ダラス』『炎のテキサス・レンジャー』といったドラマの製作指揮側にまわるやり手プロデューサーになっていたんですね。


 
これ、どのシリーズもアメリカを代表するような長寿番組ばかりではないですか!びっくりです。


あまり堂々と人にはオススメできませんが、いつか出会う日がきたら必ず押さえて頂きたいB級ムービーです。きっときっと、あまりのバカバカしさにシビレること間違いなしです。
あれ、やっぱり"オススメ"かな(笑)。

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