2019年 夏休み!

はなまるこ

はなまるこ

我が家のチビハナさん、小学校生活 最後の夏休みを過ごしています。

夏はほぼ毎年グリーンシーズンの新潟県を訪れていますが、今年も当間高原リゾート ベルナティオへ!


ここは総敷地面積510ヘクタール=東京ディズニーランド約10倍で東京ドーム109個分という、全くピンとこないんですが、ともかく広大な自然の中にあるホテルでして、私は仕事と家事から解放され、チビハナさんは大自然の中に放し飼いだ!毎朝 朝日を浴びながら「あぁ今日もしあわせね~」って言いながら親子で夏休みを満喫です。





ホテルから出発するバスツアーもあるため、ここを拠点にしていろいろな場所へ足を延ばすこともできます。先日は、富山県黒部峡谷、三重県大杉谷とともに日本三大峡谷のひとつとなっている清津峡の【清津峡 渓谷トンネル】へ行ってきました。



ひんやりと冷たい空気の中、トンネルを進んでいきます。


このトンネルの先には、3 ヶ所の【見晴所】と【パノラマステーション】があって、清津峡の雄大な景観美を形成している柱状の岩「柱状節理」を間近に鑑賞することができるのです。わくわく感から、自然と歩みも速くなってしまいます。




ずんずん歩く。坑内往復で1500mくらい。


かつて、ここ清津川沿いには登山道があったそうなのですが、土砂崩れや落石の危険などから通行禁止となり、平成8年にこの「歩道トンネル」ができたんですね。ただ、確かに"安全"にはなったものの、今度は「つまらない」とか「トンネルが長くて見るところが少ない」なんていう不満の声もあがったといいます。難しいのぅ。

そこで新たなプランが!
新潟県十日町市・津南町で3年ごとに開催している「大地の芸術祭」における「人間は自然に内包される」というこの芸術祭の理念のもと、建築家である馬岩松(Ma Yansong)の建築事務所MAD Architectsによる設計で、このトンネル全体が『Tunnel of Light』という作品として平成30年にリニューアルされたのです。

ただのトンネルが、今度がアートに。モノは考えようですわね。で、去年リニューアルオープンされたばかり。



ちょっとSF映画の世界みたいでしょう!




で、その先にあるのは・・・・







自然の「5大要素」(木、土、金属、火、水)のひとつ、[しずく] (火)をモチーフにした世界。


‘露のしずく’が第3展望台の湾曲した壁に散りばめられた。 “しずく”は、不確かな窓のように、反射する開口部の連なりである。 自然環境を映しこみながら、現実を投射し、また、水の分子のように超現実的に見える泡が、天井や壁から宙に落ち、時間のなかで凍結する。

作品について≪Tunnel of Light≫ 大地の芸術祭の里公式HPより

・・・・なんていう解説もあるにはあるのですが、チビハナさん、そんなこと知らなくても「すごーい!」と大感激で走って行ってしまった。前々日かな、豪雨だったため目の前にある清津川も勢いも半端なく、その音がトンネル内にも大音響で響き渡っていたこともあって、まさに「見る」「聴く」「感じる」の一体化。



さらに終点のパノラマステーションでは「触れる」の体験も。


こうやって、冷たい水に足をひたして進んでいくと・・・・






[ライトケーブ(光の洞窟)] (水) の世界へ。

逆さ富士を思い出しますね。
いわゆる"インスタ映え"の世界でした。


まぁそれにしても。
1600万年前の噴火で火山灰が海底に降り積もり →500万年前にその地層にマグマが入り込んで岩ができ → 今度はそれが冷やされた時にギューっと体積が収縮して「柱状節理」という多角形の柱状の岩になり → 海底が隆起して陸地になり → 山になり → 川に削られて谷になり → 谷底がV字型へと深くなってこれらの岩が顔を出し → 今の清津峡谷になった・・・・という気が遠くなるような地球の歴史の"一部"をこうやって観られるなんて、ちょっと贅沢ですねぇ。



斧でガツンと縦にかち割ったような柱状節理を見ていると、その不思議な形状からこれらが形作られてきた長~い年月へのロマンを感じると共に、そんな荒々しい岩肌も激しい水の流れによってスベスベになるところもできるんだなぁ、ずっとずっと変化していくんだなぁという"自然の力"にも圧倒されます。
 
太古の昔、ここは海の底で「カルカロドン」というサメの仲間の化石が出たというから地球ってすごい。ここを谷にした水の力もすごい。そしてそれら全部を引っくるめて、観賞用のトンネルを"アート"に変えて大勢の観光客を呼び込める地元の実行力と発信力も、すごい!







また、ベルナティオの敷地内には自然学校 “あてま 森と水辺の教室ポポラ”という施設があって、ここでは年間を通じて様々な自然体験プログラムも行われています。



今年は【森のピザづくり体験】に参加してみました。

美味しい新潟産の米粉も入れた生地づくりは屋内で。生地を発酵させている間にハーブ園でバジルなどを摘み、そのあといよいよ森の中へ。400度近くになった石窯の中で3分ほどで焼くと・・・・外はカリカリ、中はもっちもちの手作りピザの出来上がり!!

ベーコン&トッピングの野菜は、総て地場産です。ナス、ピーマン、ズッキーニ、トマトはすごーく新鮮で、このまま生で食べても美味しそう。しかも、じゃがいもは甘くて美味しい"インカの目覚め"を使っているのでピザが黄金色です。最初、カボチャかと思ったくらい綺麗な色でした。さらに、野菜もチーズもこれでもかー!というくらいの量を上へ上へとテンコ盛り。モリモリピザ状態。私はチビハナさんと二人で一枚食べましたが、もう大満腹。衝撃的な美味しさでした。


そうそう、ピザ作り最中のこと。
ふとテントの外に目を向けたら、何やら明るい茶色をしたしっぽの長い動物が森の中をトコトコ歩いているのを目にしたのです。スタッフの方に報告した時には残念ながら見えなくなってしまっていたのですが、昼間これほど近くで野生動物を見かけるのは珍しいことなんだそう。で、その後「あれは何の動物だったのだろう?」と気になってポポラへ行き、自然観察指導員(インタープリター)の方と一緒に図鑑や剥製などを見て調べてみたところ、あれは野生のテンだったことが判明。わいわいピザ作りをしていて夜行性のテンを起こしちゃったかな。テンちゃん、森をお借りしました、ゴメンナサイね。





夜は【NIGHT ADVENTURE CRUISE】にも参加。

真っ暗闇のベルナティオのゴルフコースをゴルフカートに乗りながら移動し、インタープリターの方の案内で夜の自然を探検する!というものです。


美しいブナ林をはじめ、多種多様な動植物や生態系の調査・研究を行っている環境のもとにあるベルナティオのゴルフコースは、芝の管理にほとんど薬剤を使用しない方法をとっているとのこと。そのため、時期は過ぎていたにもかかわらず、小さな小さなホタルの光を目することもできました。私もチビハナさんも、野生のホタルを見るのは初めて!

しかも、私たちが滞在した間は星空が本当に美しくて、十日町方面やホテルからの人工的な光が見えなくなった、ただただ暗闇の中で見た天の川。流れ星。数えきれないほどの星々、星座本当に感激でした。スタッフの方からの星空解説を聞きながらのコーヒーや紅茶、ココアのサービスも。



なんてなんて、贅沢な時間なんだ・・・・




コース途中の林の中では、セミが羽化する姿も発見!
一生懸命脱ぎ脱ぎしているまだ真っ白な姿セミを見てからは、それまで「暑苦しいなー」くらいにしか思っていなかったセミの鳴き声が急に愛おしくなり、それ以来セミを見つけると「セミさん頑張って!」と思うようになりました。


19時半からスタートしたこのイベントも、21時半まで行われ、その後煌々と明るい光に包まれたホテルへ戻ってきたら「あら、人間の世界に戻ってきたんだわ・・・・・」という不思議な感覚に陥りました。いつも夜、携帯やパソコンやテレビを見ていたあの時間はなんだったんだろう、外にはもっとスゴイ世界があるのに!って。私たちが知らぬ間に、生き物たちが活動している夜の世界。大人でもドキドキワクワク!しちゃいますね。






建築家・安藤忠雄氏が設計した、洗練されたデザインの【ポポラ 森のホール】はチビハナさん大のお気に入りの場所です。

※画像はBELNATIO MICEよりお借りしたものです。
summer_belnatio.jpg
夕涼み時にはガラスの壁がスライドして開放され、ヒグラシの「カナカナカナ・・・」という鳴き声が遠くから響いてくる館内に、夏の自然風が通り抜けていくという、この心地よさ。穏やかさ。静けさ。


癒されること、この上なしです。




滞在中、私たち親子はちょっとした時間ができるとここへ寄って、工作したり、木のおもちゃで遊んだり、展示物を見たり、触ったり、リクライニングチェアで横になって風を感じたり。最終日、ホテルをチェックアアウトした後も、最後までここで好きなことをしてゆったりと時間を過ごしました。

【森のホール】は、自然科学系の絵本から図鑑、写真集など図書に関してもたくさん揃えられていて、自由に手に取って読むことができます。夏休みの自由研究などの調べものをしたりするのにも最適ですし、専門知識のあるスタッフの方がいるのがこれまた最強に心強い!私もチビハナさんを待っている間に北野武さんの書かれた「ほしのはなし」(どんどん紙を広げるように捲っていく仕掛けがステキ)という絵本に出会うこともできました。今度は【水辺のホール】にも行ってみたいなー






それから、前回はすべて回れなかったサイクリングコース
今年は1時間ほどのコースを回ってスタンプラリーを制覇して戻ってきたら、スタッフの方にキンキンに冷えたジュースとお茶を頂けてチビハナさんと「乾杯!」できました。いやっほーい!

summer2019j.jpg
このコース、林や森の小路やビオトープなどを巡る中でけっこうなハードな坂道やカーブもあって、これは電動アシスト自転車でなければ無理だなぁということが今回判明いたしました。以前にチビハナさんが乗った子供用自転車では、全コース回るのはかなり無謀です。なので、今年チビハナさんが大きくなっていてよかったー、なんか私より脚が長くなっていてよかったー、と思いました。

というか、チビハナさんやたら体力がついていて、プール終わった後にサイクリング行こう!と言われた時は「これはトライアスロンかぁ!」というくらい、逆に私がついていくのが大変になってしまったと気が付いた今日この頃・・・

でも、チビハナさん曰く「最高の夏休みだった!」とのこと。そうでしょう、そうでしょう。

私は夜、チビハナさんが寝てから、こっそり窓辺にソファとクッションを持って行って星空を観ながら眠りましたよ。流れ星が夜空をスーッと滑っていく姿を見たり、夜中に目が覚めて星座が移動しているのを目にしたり。何度訪れても一体どこからどこまでが敷地なのか未だに全くわかりませんが(笑)、リピーターとして訪れながら毎回いろいろな体験を重ねていけたらいいなぁと思います。


さぁ、夏休みもあとちょっと。また頑張ろうっと!


関連記事
Posted byはなまるこ

Comment 2

There are no comments yet.

宵乃  

誰もが憧れる完ぺきな夏休み!

どこを切り取ってもキラキラ輝く夏休みですね。
アートなトンネルに美しい大自然、そして美味しいピザ!!
チビハナさんの豊かな感性をさらに磨き上げたんじゃないでしょうか。「最高の夏休みだった!」なんて言ってもらえたら、ママ冥利に尽きますね。
すくすくと成長しているチビハナさんに私も嬉しくなりました。
残りの夏休みも思いっきり楽しんでくださいね~。

2019/08/20 (Tue) 13:53 | EDIT | REPLY |   
はなまるこ

はなまるこ  

★宵乃さんへ★

宵乃さん、こんにちは。コメントありがとうございました。

今もちょうどセミが鳴いているのが聞こえてきています。今年の夏休みは私も目一杯楽しんでしまいました^^

いつのころからか旅行に行くと「如何にして元を取るか!?」と打算的になり(笑)、「さぁ癒されるぞー!」と意気込んでしまったりとか、何だかゆったり休むこと自体がヘタになっていた気がするんですが、今回は思い切って日程をとったこともあって私も「はぁぁぁぁぁ~・・・・・・」と気が抜けるくらい自然の中でゆっくり過ごすことができました。

チビハナさんも色々な発見があったようで、今年は絵とか図工とか宿題もはかどったようです^^あ、そういえば、チビハナさんはもう私の背を追い越してしまって、もう"チビハナ"ではなくなってしまいました。私の方がチビという・・・。こどもはどんどん成長するのに、私ときたらもう・・・ダメダメです(笑)。

2019/08/21 (Wed) 09:20 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply